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創春館新聞 「さんぽみち」

 平成20年2月号

2月号もくじ
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春はそこまで!!
3階療養棟★便り
各部署より
名倉院長の健康豆知識
2階療養棟★便り
文芸作品
編集後記
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春はそこまで!!



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春は名のみの風の寒さよ‥‥
これはある利用者様が10年間ご自分の1月のお誕生会で歌いつづけて下さっている唱歌の一節です。
雪国では根雪がとけてふきのとうが顔を出す日を、
空っ風の吹くお国ではいつか東風に替わる日を、
それぞれの思いで待ちこがれています。寒さの中であたたかい春を待つ、
春がきっと何かを運んでくるというワクワク感はどなたの胸にもあるように思います。

通所リハビリの年明け、レクリエーションの時間です。
梅の花の咲くのを待ってるわけにはゆかない、私たちの手で作ってみましょうというテーブルでの話し合いがまとまりました。 白い粘土で小さなだんごを作り、2本の指でやさし
く5回つぶすとはなびらの出来上がり、色をつけニスを塗ると本物とまちがえてしまいそうな梅の花の完成です。

ひと足はやい創春館の梅の花を是非ごらん下さい。           
玄関のテーブルでやさしく皆様をお迎えしています。     

      
                                                                            -通所リハビリ-   諸田 春代





 

3階療養棟★便り



 療養棟三階では、六日に新年会を行いました。初めに子年で年男となる利用者様に代表として新年のご挨拶を頂きました。
 新年の幕開けに相応しい堂々とした決意表明に、皆様感心されていました。
そして、皆様の今年の目標を伺うと、「今年も一年健康でいられるといいね。」、「まだまだ頑張らなきゃだね。」 との声が四方から聞かれました。
そのあと、皆様で福笑いを楽しみ、出来上がった顔に大笑いをして新年会を終える事ができました。


三階写真































 

各部署より


《療養棟 2月のイベント》
☆ 二 階   ☆
 3日 節分
14日 買物ツアー
20日 おやつ作り(太巻き)
27日 誕生日会

★ 三 階 ★
 3日 節分
14日 買い物ツア-
21日 おやつ作り(太巻き)
28日 誕生日会


 《通所リハビリ》
3日の新年会で、今年1年元気で過ごせるよう願いを込めて、餅つき大会を行いました。 12日には富士見ハーモニカクラブの皆さんによる慰問があり、懐かしの曲を演奏して頂きました。
 2月のイベント
4日   節分
7日   南橘ハーモニカクラブ
8日   晃峰会
18~20日 お誕生日会
22日 下小出フォークダンスクラブ
25日 南橘婦人クラブ   
26日 ふれあいコーラス

《わきあいあい》
1月のイベントとして日輪寺まで
散歩を兼ねて初詣に行きました。外は1月らしい寒さでしたが、出かけた利用者様方は、お堂の前でかしわ手を打ち、 真剣に拝んでいる姿がとても印象的でした。

 2月のイベント
2日、4日 節分
14日   バレンタインデー
18日   お誕生日会

《涼風の家》
 涼風の家も、元旦におせち料理で新年をお祝いすることができ、利用者様方とても嬉しそうでした。  13日には倉渕町恒例行事のどんどん焼きのため、まゆ玉作りをし、手馴れた手つきで沢山まるめられました。
 皆様とても積極的に取り組まれ、楽しまれていました。

 2月のイベント
3日    節分
8日、25日 お誕生日会

《 あかしあの里Ⅰ》
 13日にお誕生日会を行ないました。誕生日者の方にプレゼントを渡し、皆さんでケーキを食べました。 これからもずっとお誕生日会が出来るように、長生きして欲しいと思いました。

 2月のイベント
3日  節分
13日 お誕生日会 
下旬 外食

《あかしあの里Ⅱ》
 あかしあの里Ⅱでは16、18、19日と3日間に分けて青柳大師へ初詣に行って来ました。
お賽銭を投げて、手を合わせそれぞれお参りをしてきました。皆さんの願い事が叶いますようにお祈りします。

 2月のイベント
3日     節分
16日以降 お誕生日会
月末   梅見ドライブ


《あかしあの里Ⅲ》
 1月13日に新年会を行ないました。皆さんに今年はどんな年にしたいのですかとお聞きした所、 健康で元気に過ごしたいとのお話しを頂きスタッフ共々健康に留意した1年にしたいと思います。今年も宜しくお願いします。

 2月のイベント
3日  節分
19日  手作りおやつ
28日 パンバイキング

《デイサービスゆめさき》
 3~5日に初詣、10~12日に映画
上映会(月光仮面、ノンちゃん雲
に乗る、)14~16日におやつ作り
(豆腐きなこケーキ)、21~23日に誕生会と多くの催しを行ないました。利用者様が元気に来ていただいて今年もいい年になりそうです。
  2月のイベント
2日    節分
11~13日 おやつ作り
21~23日 上映会
25~27日 お誕生日会

《グループホームゆめさき》
 3日に原神社に初詣に出掛けました。お賽銭に願いを込めて一年の無事と健康を祈って来ました。
27日には誕生会を行い、手作りケーキと握り鮨でお祝いをし、ハンドベル演奏を行いました。 ハンドベルは日頃の練習の成果が上がって来ており、伊香保明月への遠征を計画中です。

  2月のイベント
3日  節分・太巻き作り
10日 お誕生日会
未定 ハンドベル演奏会


《明月》
 19日新年会を行い、利用者様、その他大勢の方に来所して頂き、ボランティアの慰問で、普段では聞けない尺八、エレキギターを聞き、 踊り出す利用者様もいて皆様楽しまれていました。今後も地域の方々との交流を大事にケアセンター明月を盛り上げていきたいと思います。
 2月のイベント
GH  3日節分   DS  2日 節分
25日 誕生日会 11,20日 押花教室
15,23日 誕生日会









 

名倉院長の健康豆知識


「てんかんについて」
 夜間叩き起こされる病気の一つにてんかんがあります。今回は、 一般の人にとって日常的には余り遭遇する事のないてんかんについて話してみましょう。
 あれは二十年以上前のことになりますが、医学生時代同級生の友人に誘われ一週間聖路加病院小児科へ研修に行きました。 三十代前半とおぼしき白髪先生
(黒々とした髪でしたが)という変った名前の医師が、親切に入院中の子供達の疾患を説明してくれました。ある日、 病院内に設けられた遊戯室の側を歩きながらガラス越しに子供達を見ていましたら、「見て見て今発作を起こしているよ」 とさりげない口調で注意を促したのです。突然の示唆が何を意味しているのか分からずぽかんとしていると、「てんかんの小発作だよ」…… と言われても散らかったおもちゃの中を動き回る数人の子供達のどの子の事を言っているのかキョロキョロしていると、 「ほらあそこで軽くあくびをして眠そうにぼんやりしている子がいるでしょう、あれが発作なんだよ」と教えてくれたのです。当時としては、 てんかんとはけいれんしてアワを吹く病気だとばかり思っていたものですから、 ほんの一瞬のあくび様の動作がてんかん発作だとは想像できなかったのです。しばらくして4、5才(?)位の女の子は、 いくらかうっとりした様な表情で遊びの手を休めていたのです。
 最初にアワを吹くのを見たのは小学五年生の時の授業中でした。四十年以上も前の事になりますが、あの時の担任が長谷川先生であり、 先生は二列目あたりの席で突然ガタガタと地震のように机が揺すられ、身を震わせながらうずくまった男子のもとへ駆け寄り、床に寝かせると、 突然机の横に立てかけてあった縦笛を抜き取り、ガチガチと歯軋りする口をこじ開け差し込んだのですから、 呼吸の度毎に笛がピーピー大きな音を立て、クラス全員が初めて見る一連の異様なドラマに声もなく呆然自失となった様は、 長谷川先生の名前とともに忘れようとて忘れられない記憶として、クラス全員に今でも刻印されているに違いありません。 しばらくして痙攣が治まり、深く大きな呼吸と共に安らかな眠りについたのですが、笛を抜き取って「もう大丈夫だよ」と宣告した、 自分でも二枚目だと自慢していた大空真弓の元夫(古い!思い出せない!)、にそっくりな先生の素早い対応は英雄的行動に映りました。 多分十年以上の教師経験の中で、てんかんについての十分な予備知識と訓練があったればこその行動であるに違いないと、 今では考えられるのです。
 てんかん発作は原因が分かっているものと分かっていないものがあり、小発作と大発作がある訳ですから、 大まかに言って四つのタイプに分けられる事になります。小児の明らかな原因(脳の器質的障害) が見つからないタイプでは大部分思春期になると治るようですが、腫瘍や事故、脳血管障害などで脳が傷ついたタイプは発作を起こした場合、 繰り返すことが多く、早期に適切な治療が必要となります。てんかん発作は神経から発生する異常放電により、 脳の電気的活動がパニックに陥り引き起こされる状態です。制御されない神経の興奮による筋肉のけいれんという意味では、 以外に思われるかも知れませんが、心臓の不整脈に似ています。心臓の場合、パニックに陥った不整脈は心室細動と呼ばれ、 のたうつ心臓はポンプの機能を果たせず、場合により死に至ることもあります。神経の異常発生部位を電気で焼いたり、 手術で処置したりするのも良く似ています。働きの悪い心臓にペースメーカーを入れますが、最近では脳にも電気刺激を埋め込んでいます。 治療方法も似ていますね。薬物療法も同じようにできれば便利なのですがそうはいきません。脳には血液脳関門という関所があり、 心臓に到達出来る薬物が脳に到達できるとは限らないのです。脳に傷がつき一度でも発作を起こされた方は、 二度三度と発作が起きないようにしなければいけません。繰り返される発作により、過剰興奮が広がる道筋がどんどん出来上がり、 神経の興奮が広がりやすくなると考えられるからです。脳血管障害の急性期には発作が起こりやすいとされており、 予防的に薬を服用する事が多いのですが、一度も発作を経験しない人にいつまで投薬が必要かというのは難題です。当然のことながら、 薬はたいていの場合副反応というものがあり、抗てんかん薬として有名な薬には「自殺企図が多くでる」と明記されています。発作は予防しても、 悲観的、うつ的気分になり、自殺してしまったのでは何の為の予防なのか分からなくなります。発作の原因となっている神経の興奮というのは、 心臓の拍動を刻むように、私達の意識の源、生きている証なのですから、 そうした活動を抑制する事により死にたくなる気持ちになるのは当然かもしれません。
 あの大発作を起こした同級生は、満足な治療とてなかったであろう当時、どの様にしていたのか聞いてみたいし、可愛らしい病院の女の子は齢 (よわい)三十を過ぎているのでしょう。てんかんに対する様々な社会的偏見や無理解にさらされる事なく、病気を克服し、 幸せをな人生であって欲しいと僭越ながら願っているのです。







 

2階療養棟★便り


 療養棟二階では、九日に新年会を行いました。今年初のイベントらしく、利用者の皆様、職員と共に大変盛り上がり、 楽しいひとときを過ごす事が出来ました。まずは、院長先生から新年の挨拶を頂き、盛り上がった所で、数名の利用者の方に「新年の抱負」 を発表して頂きました。
「今年もリハビリを頑張りたい」、「去年より長く歩けるようになりたい」、「食事を自分の力で食べたい」、 「今年も一年健康で元気に過ごしたい」等、様々な内容の抱負を聞く事が出来ました。
 また、職員からの抱負として「今年も一生懸命勉強し介護技術を高めたい」、「今年も笑顔で元気に皆様のお手伝いをさせて頂きたい」 等の声があがりました。
 イベントの最後には、正月らしく福笑いゲームを行ない、完成した福笑いの顔は目と眉毛が逆の位置になったり、 鼻が逆さまだったりとおもしろおかしく、多くの笑い声や拍手が会場から沸き起こりました。
 今年も皆様にとって、より一層健康で楽しく良い年になりますよう心より願っております。




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文芸作品



・嫁が君 コツンコツンと 風を打つ
・走枝(はしりえ)の 梅ほころんで お隣りへ  
                        小林 利衛

・新しき年 ふと目がさめて リハビリの 手動く
・ながき病の道づれに いつもやさしい孫娘 
                 成人の日の 美しきあさ
                        橋爪 慶子
  
・初雪や 春の訪れ 遠からじ
・初春を 雪で染めたる 白き峯                                   
                                                     剱持 章美

・大寒の 暦や 春を思う時   重たき雪や 春を呼びつつ
・春遠く 枯葉の落ちる 田舎道
               白きもの降り 傘を傾け 
                        高橋 三佐男

・正月の 飾り燃やせし 残り灰 
              魔よけになれよ 妻の手と足
・元朝に 今日ある命 思いをり 
              墨の香匂ふ 年賀よみつつ
                                           影山 えいじ





編集後記



さんぽみち二月号、いかがだったでしょうか?
 今年の冬も相変わらず、からっ風は身にしみます。たっぷりお腹に重りをつけたヘビー級の僕ですら飛ばされそうになってしまいそうです。 伊香保はさすが榛名山の麓だけあり、群馬の名物空っ風も吹き雪も降り、朝晩の冷え込みが身体に沁みます。朝の天気予報を聞き薄着でいると、 見事に鼻水がたれてくるようでちょっとした油断から風邪を引くと、こじれるものです。今年はインフルエンザが猛威を振るっています。 くれぐれも皆様お気をつけ下さいませ。
 暦の上では春。寒いと、身体の痛みが多く、動きにくい事もあり、気分もふさぎがちですが、明月名物の足湯で足を暖めながら、暖かい陽射し、 春の息吹など感じると、気分も明るくなってくるものです。早い春の訪れは、ところどころにある様子。それを探して、 日々楽しく過ごしましょうね。
                                                                                                                             広報委員   平林 徹