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創春館新聞 「さんぽみち」

 さんぽみち5月号

さんぽみち5月号もくじ
・最優秀賞・優秀賞発表!
・各事業所便り
・吾輩はジータである
・健康豆知識
・文芸作品
・行事予定
・編集後記
 
 
 
最優秀賞・優秀賞発表!
 先月号のさんぽみちでお知らせいたしました、院長先生からの宿題である、「春」をテーマにした和歌。職員の作品が出そろい、最優秀賞、優秀賞が決定しましたので発表させて頂きます。 
 
◎最優秀賞
 
春来る 桜咲き咲き 咲き乱れ 
     花見の宴で 花に酔いしれ
                       グループホーム涼風の家  金井明菜
 
春の日は あなたをそばに感じます 
      決して忘れぬ 想いを胸に
                       創春館通所リハビリ  中澤順代
優秀賞
 
桃色や 若草色に衣替え 
     野や山を見て 心浮きたつ
                      グループホーム涼風の家  原田有希子
 
春の宵 散りゆく姿 打ちさわぐ 
     まだ見ぬ人に 恋しかりけれ
                          専門棟三階  小島とも美
 
そよぐ風 舞う花びらに はしゃぐ君   
      小さな手 春つかまえた
                        創春館通所リハビリ  平内悦子
 
公園の いつもの路に吹く風の 
        中にひとひら春の訪れ
                        あかしあの里Ⅲ  谷澤雅代  
 
背を伸ばし 春の日ざしをたくさんに   
     つくしんぼうは 深呼吸する
                         春らんらん  野城久仁子
 
ヨモギ草 陽ざしほころぶ 友の声    
     福を丸めて 三時のおやつ         
       デイサービスゆめさき  清水いずみ
 
春の日の 和歌を楽しむ足湯にて 
        ほんのり赤く桜色の足
                        デイサービス明月  干川みさ子
 
 風かわり 同じ景色も 華やいで 
     寒さ超えての うれしき陽かな
                     介護支援センター創春館  杉山佐緒理
 
今月の事業所便り
あかしあの里Ⅱ
満開の桜ドライブ
あかしあの里2 お花見ドライブ.JPG
 あかしあの里Ⅱでは、四月四日、五日でお花見ドライブへ行きました。桜はちょうど満開で、とても綺麗な桜が見れました。天候も心配されましたが、風もなくとても晴れていて、春を感じながらお花見ドライブに行く事が出来ました。
 今回は、普段外出が難しい入居者の方にも参加していただいて、笑顔もたくさん見られました。こういった季節の行事は、一年に一回くらいしか経験出来ないので、出来るだけ多くの入居者の方に参加していただけるように今後も考えて行きたいと思います。
 
 
 クリニック通所リハビリ
クリニック南の庭、大改造計画!
クリニック通所H25.5月号.JPG
 クリニック通所リハビリの南側には、もともと花壇があったのですが、今までは無秩序にいろいろな花が咲いている状態でした。そこで、クリニックのスタッフが送迎課の皆様の協力を得て、花壇大改造計画をスタートしました。
もちろん、仕事の合間をぬって行いますのですぐに完成とはなりませんが、今まで植えてあった球根をぬき、土をおこして球根を並べ替え…と、少しずつ整備しています。一~二ヶ月後には、きれいな庭を目指してゆきたいと思います。
 
 
 通所リハビリ
群馬県警察音楽隊OB「ひまわり楽団」演奏会
創春館通リハH25.5⑦.JPG
 桜の樹木もすっかり緑に衣替えが済んだ四月二十日、創春館通所リハビリフロアーにて、群馬県警察音楽隊OB、十名の方々から編成された「ひまわり楽団」の演奏会が行われました。楽器はサクスホン、トランペット、トロンボーン、キーボード+ボーカル。ちなみにトロンボーンの演奏者は、我が通所リハビリ職員の手塚さんです。
在職中は、悪いことをした人にとっては、きっと怖かっただろうな、と思われる雰囲気の司会の方は、マイクを持って話はじめると、満面の笑顔で、いつの間にか私たちを、楽しい演奏会に、招き入れて下さっていました。馴染みのある曲から始まった演奏会は途中、四月生まれの利用者様にハッピバースデーを奏でて下さり、会場は温かい雰囲気につつまれました。誕生者さまの独唱、デュエットにつづき、突然、職員を指名し、演奏に合わせて歌わせるなど、手を変え品を変え、利用者を楽しませてくださいました。普段、カラオケで唄うことはあっても、生演奏に合わせて唄う機会はめったにありません。貴重な体験をさせていただきました。慰問をはじめて、もうすぐ百回を迎えるという「ひまわり楽団」の演奏会は、笑いと拍手のなかで終了しました。
 
 
わきあいあい
綺麗な梅と美味しいきゃらぶき
わきあいH25、5.JPG
 わきあいあいでは四月上旬に箕郷梅林へ出掛けました。職員の知り合いの梅林という事もあり、自家製のきゃらぶきやしそ巻きなどをご馳走になりました。「綺麗な梅の花が見られ、美味しい物も食べられ楽しかった」と利用者様よりお褒めの言葉を頂戴いたしました。天気にも恵まれ絶好のお出かけ日和でした。
 
 明月 
ブログも始めました
明月 五月号写真(2).JPG
 四月に入り桜の咲く季節がやって参りました。デイサービス明月では先月行なった箕郷梅林巡りに引き続き、四月十一日から十七日まで榛東村へ桜巡りと題してドライブへ行って参りました。桜の木の下で召し上がっていただくお茶菓子は一味違って最高でした。桜をバックに記念の一枚ハイ、ポーズ!!一足早く春を感じて頂くことが出来ました。
 また、明月ではブログを始めました。URLは、http://blog.livedoor.jp/ghmeigetsu/
皆さんのアクセスお待ちしております。
 
 療養棟二階
職員の新ネタも披露
療養棟2階 誕生会.JPG
 療養棟二階で二十四日にお誕生日会を行いました。今月は三名のお誕生者を職員と皆さんとでお祝いしました。上は九十七歳、下で八十八歳とご長寿の皆様に楽しんでもらおうと、余興として職員による今流行り?の歌手のダンスを披露し、「よくやった!」「俺じゃできねえなぁ」という声も聞かれていましたが、今年度初のお誕生会はとても盛り上がっていました。職員も新しい芸を身に付けて、より皆様に楽しんでいただけるように勤めていきますので、いつまでもお元気でいてくださいね。
 
しらさぎ
花を見ながらお庭で昼食
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 しらさぎでは四月の行事として、お庭での昼食会を行いました。当日は天候に恵まれ、芽吹いたばかりの木の葉を眺めながら春の日差しを感じていました。そして、ちょっと雰囲気を変えてテーブルにお花を添えてみたところ、目の前のお花を見て、「綺麗だね。」と話される入居者様もいて、皆さんとても明るい表情をされていました。春の空気もお花見御膳も美味しかったのか、あっという間に皆さん完食されていました。食後にはギターに合わせて、春の歌を全員で合唱、とても楽しいお花見会を過ごすことが出来ました。
 
 DSゆめさき
満開だったお花見ドライブ
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 デイサービスゆめさきでは四月の上旬の一週間、お花見ドライブへと出かけました。日頃の行いが良いのか、どの日も天候に恵まれ、満開の桜の下で食べるお弁当は格別で、一段とおいしく感じられました。お花見ドライブの前半は横室の古墳公園へ、後半は米野のふるさと公園へと行きました。また、ある日は大胡フラワー牧場へも足を伸ばし、どこも大変見ごろで、利用者様からは喜びの声を数多く頂き、職員も利用者様と一緒にお花見を十二分に満喫する事ができました。
また来年もみんなで綺麗な桜を見にいきましょうね♪
 
 あかしあの里Ⅲ
やっぱり花より団子ですよね
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 四月四日にお花見ドライブに行きました。最初に日輪寺の境内に行き、満開の桜を堪能して写真撮影をしました。みなさん口を揃えて、「きれいだね。」「持って帰りたいね。」とおっしゃって見とれていました。
その後は桃の木川沿いをドライブして、お楽しみのお花見団子を買いに行きました。三時のおやつにお出ししたところ、「花見もいいけど、やっぱり花より団子だな。」と言う方がいて、大きな笑い声のうちに今年のお花見が終わりました。
 
 療養棟三階
抹茶でお茶会
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 専門棟三階では四月十四日にお茶会を行いました。最初に職員がダンボールで作った桜の絵画を披露し、皆様で春の歌を歌いました。その後、着物を着た職員が抹茶をたて季節感を演出し、数名の参加者にも抹茶をたてて頂き、最後に渋みの効いた抹茶に水羊羹を提供し花見風を楽しみました。着物や飾り和傘を見て「綺麗だね~」「懐かしいね~」等の喜びの声を聞く事が出来て良い気分転換にもなれました。
 
 ケアセンター朱咲
お花見ドライブ
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ケアセンター朱咲では、お花見ドライブに行ってきました。
車内から桜が見えるとテンションが上がる利用者様や「春だねー」と春を感じている方もいました。公園に到着し外に降りて桜を見ると、「きれいだね。ぽかぽかして暖かい。」と、どの利用者様も春を感じていただいているようでした。
 
 あかしあの里Ⅰ
皆様の大好物です
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 あかしあの里Ⅰでは外出が出来る方が少ないので、今回は外食の代わりに昼食で寿司パーティーをしました。数多くの種類のお寿司をお皿に並べてみました。手で持って寿司屋気分を味わいつつ、自分の好みのネタは「後のお楽しみにとっておくの」とにこやかに話されていました。外食に行けなくても美味しいものをゆっくり食べられた事を喜ばれていました。食べることの楽しみを今後も違う形でまた考えて提供していきたいと思います。
 
 GHゆめさき
満開の八重桜を見ながら・・
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 グループホームゆめさきでは、四月二十五日に白井宿へ恒例の手作り弁当を持ち、八重桜を見に行きました。公園で、花見をしながらお弁当を食べている光景は、グループホームというよりどこかの敬老会の集まりのようでした。普段食の細い方もどんどん箸が進み、笑顔を余り見せなくなった方も文句の多い方も、いつもと違う穏やかな表情を沢山見せてくれました。職員もリフレッシュすることができました。外出は大変ですが、また次の機会が楽しみになりました。これからも、楽しい行事を考えていきたいです。
 
 涼風の家
い~っぱい食べました
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 待ちに待った春です。今月はお庭でバーベキューを行いました。涼風の家の周りもすっかり春らしく暖かくなってきたとはいえ、前日までの天気予報は雨…、お天気が心配されましたが、当日は雲が出たものの雨も降らず、無事に実施することができました。
これから暖かい日が続くので、お外でのレクリエーションを増やしていきたいと思います。
 
 春らんらん
おいしい、おいしい、おいなりさん
春らんらん 写真(2).jpg
 春らんらんでは四月十五日のお花見のあと、おいなりさん作りのイベントを行いました。「今まで作ったことがないからなあ…。」「手際が悪いと申し訳ない。」と話されていた男性利用者様は、いざ始まってみたら真剣そのもの。少し甘めにおいしく味付けした油揚げに酢飯がうまく収まると、周りを見渡しながら何とも言えない表情を見せてくれました。他の利用者様も、「昔はごちそうだったんだよ。」
「お祝い事には欠かせなかった。」「運動会には重箱三段ぶん作ったよ。」などの会話を楽しみながら、それぞれに個性豊かなおいなりさんを作り上げ、「おいしい、おいしい。」と笑顔で召し上がっていらっしゃいました。春の日の、お腹一杯、幸せ一杯の午後でした。
 
 
 吾輩はジータである
  そしてまた貴方に恋している   東郷 彦四郎
 
  第28章 
   ロマンチックな旅(四) 「美しい香り」
 
 一行が山口県立図書館を後にする頃には、辺りは夜の気配が漂い、冷んやりした十月初旬の風が、みんなの頬に気持よく感じられた。一行は五十年以上も前の真一の落書との邂逅という、信じがたい奇蹟に興奮していたのである。
 その日の夜は、山口市内にある湯田温泉に宿をとった。湯田温泉は白狐で有名な由緒ある温泉である。昔、傷ついた白狐が寺の小さな池に毎晩足をつけていた。その姿を見て、不思議に思った寺の和尚さんが、池の水をすくってみたところ、温かい。それで池を深く掘ってみると、湯が湧き出て、薬師如来の金像があらわれたという温泉である。宿の入口を入ると、受付前に、高さ一m程の白狐の木像が一行を待ちかまえていた。夕食では、群馬で豚肉をご馳走する風な感じで、大皿に同心円状にきれいに並べられたフグの刺身が出てきた。
「こんなの群馬では滅多に食べられませんよね。」と、常木氏が、湯上りで色っぽく、ほんのり赤く染まった頬を上気させながら叫んだ。
「フグ刺し、頼んだ覚えないけどなあ?」と、木暮氏。
「多分こちらでは安いんだよ。昔、あの長嶋さんが選手の頃、こうして出されたフグの刺身を、ズズズーッと一気に箸ですくい取ってしまい、一緒に食べようとしていた人は唖然としてしまった、というエピソードを聞いた事があるが、こんなに上手に薄く切られていたんじゃ、長嶋さんの行動も納得できますね。」と、上原が静かな口調で話した。すると、
「本当、この刺身を見ると長嶋さんの気持、分かります。長嶋さんらしい天真爛漫なほほえましい話ですね。」と珍しくリンさんが冗舌に応じた。
「リンさんは高校野球の寮のおばさんをしていたから、野球には詳しいんですね。ここにいる小林さんもソフトボールのピッチャーだったんですよ。」と諸田婦長が言えば、
「ピッチャーは一番大切で、疲れるポジションだから、それは、それは大変でしたね。」と応じた。そんな会話が続き、夕食も終ろうとする時、上原がリンさんに話しかけた。
「明日は、秋吉台へ行ってそれから萩の松下村塾、そして広島の呉へ向かう予定ですが、リンさん、真一さんの実家はご存知ですか?寄ってみますか」
一瞬の静寂が訪れた。上原も含めてスタッフみんなは、漠然と、真一氏の実家に立ち寄る事になるだろうと考えてはいたが、はっきりと予定には入れてなかったのである。重大な決定を待つ静寂であった。
「あの人の実家の住所は分からないんですの。」とリンさんはぽつりと笑いながらさり気なくこたえた。予想もしなかったあっけない返答に、わざわざ山口迄来ておきながら、どうして、とみんな思ったのでしょう。やはりしばらくの静寂があった。
「そうですか。いいじゃないですか。真一さんが生まれ育った山口を味わえば。それだけで十分ですよね。」と、上原がきっぱりと決着をつけた。
「秋吉台や萩は大学四年の時一人で来て感動した所なので、みんなに是非見て貰いたいのです。」と上原が話題を変え、湯田温泉での一夜は過ぎていった。
「昔、この洞窟は、確か上の方の駐車場から降りてきた気がするな。」と、昔の記憶をたどりながら、上原はリンさんの車椅子を押していた。巨大な洞窟の口から、幅七~八m程の清流が波しぶきを立て、川音を洞窟に反響させながら、「ドドドー」と勢いよく流れ出ていた。その口に向かって、川に沿って作られた歩道を一行は歩いていたのである。巨大なドームの中は、水と石灰岩によってつくられた、様々な造形物の展示室の様だった。
「ここから先は車椅子が通れませんが、リンさん少し歩いてみますか?」と、上原が声をかけた。
「ええ、大丈夫です。歩けます」上原がそおーっとリンさんを立たせ、手を握った。手を握りながら、二人そろって先を進んでいると、「後ろから見ると、まるで夫婦か恋人どうしみたい」と、常木氏が叫び、諸田、小林、木暮氏のにぎやかな笑い声が、川音をかき消すように洞窟内に谺(こだま)した。
「恋人だなんて、もおー・・・、いやね。」甘ったるい声で笑うリンさん。
「ちょっと先生、ツーショットの写真撮りますから、こっち向いて。」と、諸田氏の声に向き直った二人。気恥ずかしそうな表情で、上原氏思はず「シェーッ!」と右手を頭の上へ上げ、右足を交差させる、古いギャグのポーズでみんなを笑わせ、写真におさまる。こんな風に女性の手を引くのは何十年ぶりだろうか、と上原は思い出していた。リンさんは、しっかりと握られた力強い上原の手の感触を味わいながら、時々気付かれないようにぎゅっと手に力を込め、「恋人みたい。」という言葉を味わっていた。悠久の時が創りあげた、神秘的な空間の中で、二人は同時に手のひらを通して、名伏しがたい生温かいものを感じ、佇んでいた。
「ここが真一さんの手紙で書かれていた場所ですよ。」と、松下村塾の横に立てられた石碑を見ながら上原がみんなを呼んだ。
「真一さんが涙を流した吉田松陰の和歌もありますね。」と、木暮氏。石碑には吉田松陰が、死に臨んで書かれた和歌が刻まれていた。
 
   親思ふ こころにまさる 親ごころ
         けふのおとずれ 何と聞くらむ
 
 「自分が死んだら親はどんなに悲しむだろうか、と考えながらも、死んでいかざるをえない気持って、戦争で亡くなった兵隊さん達も同じ様な気持だったんでしょうね。」と小林氏が呟くと、「どんな思いで真一さんはこの和歌を詠んだのでしょうね。」と諸田婦長。
「こんなみすぼらしい小舎から、沢山の偉い人がうまれてきたんですね。」と木暮氏。そんな様々なスタッフの思いを聞きながら、小舎の前に立つ上原は、自分の横で手を握られながら、静かに石碑を見つめている、いくらか少し背中が曲がった華奢な身体と、おだやかでありながらも、少し潤んだ瞳と、凛とした横顔を眺めながら、隣から何とも言えない「美しい香り」のようなものが漂ってくるのを感じていた。一行が広島へ向かったのは午後四時を過ぎる頃であった。
 
小川参二百三賀大明神
 療養棟二階に入所されていた小川参二様の厚意を受けて、四月四日に参二百三賀大明神を祭る式典を執り行いました。神棚に納める御札を職員三人でリレー方式でケアセンター明月から歩き、十八キロ先の榛名神社で御札をいただき、院長先生と参二様の息子さん御夫婦の元、皆さんに披露しました。息子さんの例に習い、ニ礼、ニ拍手、一礼で神棚への儀礼をしました。とてもご利益がありますので、長寿を願っている方は二階の神棚で願掛けをしてみてはいかがでしょうか?
 
 
 
  院長先生の健康豆知識
   
    『肛門雑談』
 
 digital(ジギタール)(直腸指診)という検査があります。もう人間ドックなどで経験された方もいるでしょうが、肛門から指を挿入し、肛門部、直腸等を指で検査するものです。指が入る範囲での直腸粘膜や直腸を通しての前立腺などを調べる事ができます。大腸癌のうち直腸癌は三~四割を占めると言われています。指が入る範囲という制約にて、指診で直腸の半分も触る事はできませんが、簡単な割には有益な検査だと思います。中にはとても肛門が狭くなっている方がいて、入れると猛烈な抵抗に会い、「痛い痛い。」と叫ばれる事があります。専門じゃないので分かりませんが、痛いと言われる人は、内痔核が肛門を狭くしているのかも知れません。日頃息んで排便している方は、無症候性に内痔核ができている場合もあるようです。
 「オカマさんのお尻ってどうなんだろう?」と、最近テレビで「オカマ」を見る事が多いものですから、想像してしまいます。なかなか肛門専門の友人がいず、その辺の詳細についてはよく分かりません。
 二十歳の頃、こんな事がありました。当時時々ふらっと一人で、浅草へ出かけていました。色々な事がありそうでおもしろい街だったんです。「人魚の館」てのもありました。五~六m程の大きな看板に人魚の姿が描かれ、その館には人魚がいるというのです。初(うぶ)な頃ですから、半信半疑でその看板を眺めていた記憶があります。田舎から出てきた私には、浅草は異郷の地でもありました。六区座あたりの前の通りだったでしょうか。人だかりがしているのでのぞいてみたら、何人かの人が両手を広げ、手相を見て貰っていました。何げなく、ついでに私も手を出したんです。私の手を見ながら、「ここの線とこの線が離れているでしょう。これは裕次郎なんかもそうだが、父親と早く死に別れる相で。」と突き放すように無表情に言ったんです。びっくりしました。三年前に父親を亡くしていたからです。今から振り返ると、あの手相見は、既に私が父親を亡くしているのを察知していたのかも知れません。あの無慈悲な言い方は、これからの不幸を言っているようには聞こえませんでした。手相の輪から離れ、さてどこへ行こうかと悩んでいると、やせ型で、上下さっぱりした作業衣を着た、三十代前後の気の優しそうな男性が話しかけてきました。
 「競馬でお金が入ったから、食事でもご馳走しますよ。」と言うのです。何やら気持悪い申し出なので、「いやー、お腹いっぱいなので食事はいいですよ。」と断ったら、「それではそこの喫茶店でお茶でもどうですか。」としつこいのです。
 以前から、浅草はおもしろい街でいろんな人がいると思っていたものですから、それに目的もなくうろうろしていたものですから、お茶にお付き合いする事になりました。席についてしばらくすると、「あなたはお金を貰えば何でもするか?」と聞いてきました。何か犯罪でもするのかと驚きましたが、「お金の額とやる事による。」と答えましたが、何度も同じ質問をした後、話題は映画の話へ移りました。何せ二十歳の初な男です。男の言わんとする事が全く理解できません。そのうち、彼があこがれる様に話す映画の主人公が男優ばかりであるのに気付きました。そしてふとその男のまくれ上がった下腿を見ると、すべすべと白いのです。「オカマ」という文字が浮かびました。当時は、今とは違って、「オカマ」を見つけるのは大変だったんです。社会的偏見も強いものでした。「あんたオカマでしょ。」と彼に向かって言いました。突然彼の声が裏がえり「ええー♡」という女性への豹変がありました。びっくりしました。目の前の男性が突然女性になるのですから。何か気持悪いものに付き合ってる気がして、急いで席を立とうとしたら、「待って下さい。五万円で一緒にホテルへ行って下さい。一緒に行ってくれるだけでいいですから。」と女言葉で懇願されました。五万円と言えば、今でいえば二、三十万は優に超える額でしょう。「ホテルに入ってもこの男なら負けない。」と瞬間考えましたが、「もし、そっちの世界がよくなってしまったら親が悲しむだろう。」という恐怖心が勝ちました。急いで席を立とうとする私を「待って!」と呼び止める哀切な口調は今でも思い出されます。
後日、詩人の友人にその話をしたら、「俺だったら行ってるな。」とさり気なく言われ、拍子ぬけしたのもよくおぼえています。
 肛門の話から、とんでもない「オカマ」の話へと話が脱線してしまいました。よりよき肛門管理というのを見つけましたのでお伝え致します。
 
 1.便秘を避ける。
 2.下半身を冷やさない。
 3.肛門の出口はデリケートなので、   擦り過ぎない。
 4.肛門を洗い過ぎない。
  (水洗は三十秒以内)
 5.トイレは五分以内に切り上げる。
 (トイレで本を読もうなどと考えない)
 6.息みは極力避ける。
  (息みは痔を誘発しやすい)
 7.太っている人は肛門の通気性に気   を付ける。
 8.痔からの出血と言われても癌の疑   いをもつ。
 
 
文芸作品
春を呼ぶ 創春館に ひな人形
         菅野 邦夫様
 
ひばり立ち 霞を別けて 咲く花に
  つくしたんぽぽ 野辺に競いて
         高橋 三佐男様
 
寒きとぞ 嘆こうこの日の
       クロッカスの角芽
         今井 ミチエ様
 
ああ青春 オレがオレがの
         我を捨てた
           大島 晋様
 
さわやかな 笑顔の力 母となり
          鈴木 福一様
 
今月の行事予定
☆通所リハビリ☆
 7日 端午の節句
 8~10日 作品展ドライブ
11日 「母の日」のお祝い
14日 民謡踊り教室
21~23日 お誕生日会
31日 アンサンブルそよ風
       コンサート
 
☆療養棟二階☆
 9日 老健作品展見学ツアー
15日 母の日イベント
22日 おやつ作り
29日 お誕生日会
 
☆あかしあの里Ⅰ☆
 6日 お誕生日会
12日 母の日
未定 外食ドライブ
 
☆星辰の家☆
初旬 端午の節句イベント
中旬以降 誕生日会外食ツアー
 
☆GHしらさぎ☆
 6日 お誕生日会
11日 母の日イベント
下旬 おやつ作り
 
☆わきあいあい☆
 3日 端午の節句
 8日 お誕生日会
 9、10日 母の日のイベント
 
☆明月☆
母の日イベント
箕郷芝桜見学
吉岡町・高山村こいのぼり見学
お誕生日会
 
☆療養棟三階☆
16日 本間スイ様100歳お祝い会
   お誕生日会
23日 母の日&おやつ作り
 
☆涼風の家☆
14日 社協手芸部よもぎの会来所
19日 お茶会
日時未定 ドライブ
 
☆あかしあの里Ⅱ☆
 1日 ホームピクニック
 3~ 6日 菖蒲湯
12日 母の日
未定 おやつ作り
 
☆朱咲の家☆
 1~ 5日 鯉のぼりドライブ
15日 七宝焼き
21日 歌のボランティア
下旬 合同お誕生日会
 
☆春らんらん☆
中旬 お誕生日会
26日 イチゴ狩り
 
☆GHゆめさき☆
 5日 端午の節句
 9日 外出(バラ園)
10日 避難訓練
12日 母の日イベント
26日 家族会(倉渕方面へ)
 
☆DSゆめさき☆
 2、18日 お誕生日会
 6日 端午の節句イベント
 8、 9、11日 つつじドライブ
13日 母の日のイベント
14、15日 映画上映会
16日 久保さんのカラオケショー
23~25日 おやつ作り
 
☆あかしあの里Ⅲ☆
 8日 外食
12日 母の日
13日 外食
22日 手作りおやつ
 
編集後記
 今月のさんぽみちは如何だったでしょうか。新緑の季節になり、暖かい日が続き、過ごし易くなってきましたが、季節の変わり目でもあるので皆様お身体には十分お気をつけ下さい。これからも新しい特集を考えて、読む方々に楽しんで頂ける様日々精進していきたいと思います。来月号のさんぽみちを宜しくお願いします。
         広報委員 和田 昌美