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創春館新聞 「さんぽみち」

 平成27年8月号

 

・涼風の家特集

・各事業所便り

・行事予定

・院長先生の豆知識

・文芸作品

・編集後記

涼風の家はこれからも頑張ります

 おかげさまでグループホーム涼風の家は八周年を迎えることが出来ました。私たちは『地域の方々と支え合い、個々が生き生きと生活できる、笑顔の絶えない明るいホーム』を基本理念に定め、どのようにしたら入居者様お一人お一人に満足いただける介護ができるのか、家族の皆様に信頼していただける介護ができるのか、また地域の皆様から協力いただけるのかを、職員一同で考え、知恵を出し合い、工夫しながら日々の実践に取り組んでいます。至らないところも多々あるとは思いますが、これからも多くのご理解と、ご支援、並びにご協力をよろしくお願いいたします。
  グループホーム涼風の家管理者  淡島 雅俊

大盛り上がりの涼風祭 

 涼風の家では、二十五日に涼風祭を行いました。日頃お世話になっている地元の市議会議員さんや社協倉渕支所長さん、利用者のご家族などを招待し、数日前から食材や調理方法を考えながら、準備を進めてすべて手作りの料理でおもてなしをしました。食事の間、涼風の家では初めての試みとして、この一年間のイベントでの利用者様の写真をスライドにしてDVDで流し、楽しんでいただきました。利用者の皆さんも、画面を見ながらご家族と楽しそうに話をされていました。
食事の後は、職員によるのこぎり音楽の演奏と、カラオケやフララの会の皆さんによるフラダンスで盛り上がりました。のこぎり音楽の演奏は、ほとんどの方が初めて聞くものだったので、皆さん興味深そうに聞かれていました。カラオケでは、ご家族の方が熱唱してくださったあと、全員で「北国の春」の大合唱を行い、楽しまれていました。またフラダンスでは華やかな衣装をまとった会の皆さんの踊りに、一同熱心にご覧になっていました。アンコール曲では、一部のご家族のかたや、怪しげな衣装を身にまとった職員も乱入(?)して、一緒にステージで踊り、一同爆笑していました。そして最後に区長さんの音頭によって、三三七拍子で〆を行い、無事に涼風祭の幕をとじました。
 今後も地元の皆さんのご協力をいただきながら、より良い施設づくりを目指していきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。

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園児たちから元気を貰いました
 七月九日、涼風の家でくらぶちこども園の園児たちとの交流会が行われました。午前中、引率の先生以下二十数名の園児たちが来訪し、いつもは九名の利用者様しかいないフロアが、あっという間に元気な園児たちで一杯となり、大賑わいとなりました。
 園児たちといっしょに歌をうたい、手遊びを教えて貰ったりして楽しまれました。また、こちらで用意したお菓子とお金で“お店屋さんごっこ“をしてもらい、園児たちとお買い物をしていただきました。日頃お買い物や、子供たちと触れ合う機会が少ないので、皆さんいつも以上に楽しそうにされていました。
 最後にお土産として、創春館通所リハビリの利用者様からたくさんいただいた毛笛(よく縁日なんかである、風船を膨らますと音の鳴るおなじみのやつですね)を園児たちにプレゼントすると、みんな大喜びで、違う意味でもスゲーにぎやかになったようです。くらぶちこども園の皆さん、また来てね!!

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今月の事業所便り

わきあいあい

想い出多い七夕祭り

 わきあいあいでは、七月九日(木)と十日(金)の二日間で、前橋七夕祭りに出掛けて来ました。皆さん、前橋の街中は思い出が有り、中央アーケードを通り、昔からある店々を見て、とても懐かしそうな様子でした。また、アーケード内に飾られ七夕飾りも美しく、色とりどりで、短歌で飾られた物や、紐を引くと動く仕掛け飾りなど、様々で「ずっと見ていても見飽きないないね」と皆さん、とても喜んでいらっしゃいました。「また、来年も元気に来られますように」と、七夕様に願いを掛けて来ました。

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明月
笑顔の多い流しそうめん

 伊香保ケアセンター明月では、七月二十二日、二十三日の二日間で流しそうめんを行いました。玄関の前に流しそうめん用の竹をセットし、お昼頃に何人かで分かれて流しそうめんを行い、召し上がっていただきました。利用者様は水と共に流れてくるそうめんを「なかなかお箸で取るのは難しいね」「普通に食べるよりも美味しいね」と笑顔でとても喜んでいらっしゃいました。今後も明月では利用者様が喜んで楽しんでいただくようなイベントを行なっていきたいと思います。

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DSゆめさき

イベント盛りだくさん!!!

 今月は、七日に七夕イベント、十・ 十一日七夕ドライブ、十七・ 二十九・三十日には慰問とイベントがたくさんありました。七日のイベントでは、七夕に因んだ紙芝居には利用者様は聞き入っている様子で浴衣に甚平姿の職員が登場すると「きれいだね」との声があがっていました。十・十一日のドライブでは、前橋の商店街まで行き、利用者様と力合わせて作った作品を見てきました。出来上がった作品を見て「よく頑張ったね」との声を聞くことが出来ました。十七・二十九・三十日には慰問がありました。十七日の慰問は、上州だんべえ会様の慰問で、赤い衣装でだんべえ踊りなどを披露してくれました。二十九日の慰問は、花柳流柳扇会様の慰問で、美しい着物を着て演舞されている方に利用者様は釘付けになっている様子でした。三十日の慰問は、高校生によるマジックショーで、一つひとつの動きが早く「もう一回やって」との声がたくさん聞けました。また盛り上がるようなイベントをたくさん取りいれていきたいと思います。

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通所リハビリ

健康長寿に願いを込めて

 七月のイベントといえば・・七夕。通所リハビリでは、六月下旬より、利用者様に折り紙などで七夕飾りの制作とお願い事を短冊に書いて頂き、七夕の日を心待ちにしていました。そして七月七日当日。織姫と彦星になりきった二名の職員の司会で、七夕を祝う会を行いました。
 まず、五節句の一つ、七夕の由来や、行事食についての説明のあと、皆様の短冊に書いた願い事を紹介させて頂きました。
「宝くじが当たりますように」と書いた職員。「夫婦で仲良く長生きできますように」という微笑ましいお願い事もありました。
 短冊の多くは「リハビリをして健康でいられますように」という健康長寿の願いでした。皆様が、いつまでも健康で楽しく過ごして頂けるよう、これからも様々なイベント等、企画していこうと思います。短冊の紹介のあとは、職員が仮装してゲームを行いました。学ランを着た女性職員や、タイガーマスク、ふなっしーなど登場し「あの正体は誰だ?」と思わせるほどに、なりきっていて、たくさんの笑い声と歓声に包まれました。
 最後に、職員の木琴演奏で、皆様と七夕の歌を唄って、会を終了させていただきました。皆様の夢、希望が叶いますように・・・。

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GHゆめさき
東京新聞賞!!

 七月十二日、前橋七夕祭り見学に行ってきました。ゆめさきでは、“花燃ゆ”にちなんだ作品を出展し、見事『東京新聞賞』を頂くことが出来ました。皆さん喜んで頂き「すごい」「バンザイ」という声が聞こえました。アーケード内には、他にも沢山の作品が出展されており『群馬ちゃん』『ころとん』をモチーフにした作品が多く、「かわいいね」と皆さん笑顔で見学を終えました。今年も無事七夕祭り見学を終えることが出来ました。また、来年も賞が貰えるように、利用者の皆さん・職員一同力を合わせ頑張りたいと思います。

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星辰の家
ポラリス保育園七夕交流会☆

 七月七日にポラリス保育園で七夕の交流会がありました。園児の元気の良さに利用者様も私達も圧倒されてしまいました。
 最初に園児の出し物を見たりして利用者様は喜ばれておりました。次に星辰の家とゆめさきの合同で“青い山脈体操”を曲に合わせて披露しました。日頃の練習の成果を発揮でき、一人一人がとても生き生きとしておりました。この日の為に利用者様と私達職員で短冊や折り紙で作成したものを園児に渡し、皆さんとても喜んでくれました。どうか皆様の願い事が叶いますように。

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あかしあの里Ⅲ
七夕と雨のあじさいドライブ

「七月七日は何の日ですか?」と尋ねると元気よく「七夕だぁ!」と答えて下さり、皆さんで短冊を書きました。字が書ける方はご自分で書いていただき『百歳まで生きたい』や『家族に会いたい』『美味しいお寿司が食べたい』など思い思いの願いを短冊に込めていました。午後はあいにくの雨となってしまいましたが、ドライブにお誘いし希望者のみ荻窪公園へあじさいを見に行きました。「たくさん咲いていて綺麗ね」と喜んで下さり、「紫色のアジサイが好き」と希望されたので紫色のアジサイの前で記念撮影しました。梅雨でなかなかお出かけできませんが、少し開放的な気分を味わっていただけたと思います。

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しらさぎ
しらさぎの七夕会

 グループホームしらさぎでは、少しでも七夕まつりの雰囲気を味わって頂きたいとの思いから、七月四日、たこ焼きパーティを行ないました。当日は、七夕飾りから始めました。自立されている入居者様にお手伝いをして頂き、ひとつひとつ丁寧に飾り、それぞれの願い事を書いた短冊を最後に掛け終わった時には「きれいな七夕ができたよー!」と、とても喜ばれて完成したての七夕を、ずーっと眺められておりました。その後、ホールの中心で、たこ焼きを職員と一緒に焼き始めました。なかなか、たこ焼きを上手にくるりと回せなくて苦戦をしていましたが、何回か焼いているうちに、コツを覚えて、上手に焼くことが出来ました。きれいに飾った七夕を見ながら、賑やかな雰囲気の中で焼きたてのたこ焼きを「屋台のたこ焼きみたいだね」と入居者様同士で感激しながら「美味しいよ」と完食されておりました。これからも、入居者様のみなさんに楽しんで頂ける行事を考えていきたいと思います。

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あかしあの里Ⅱ
楽しい美味しいスイカ割り

 あかしあの里Ⅱでは七月二十四日にスイカ割り大会としてイベントを実施しました。スタッフが用意した大きなスイカを見ると入居者様みんな驚かれていました。その後全員の方に目隠しをし、木の棒を持って大会に参加して頂きました。なかなか割れず苦労されていましたが、楽しそうでした。大会後にはスイカを食べやすい大きさに切って振る舞い、入居者様からは「美味しいね」という声が聞かれ、笑顔で召し上がっていました。

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あかしあの里Ⅰ 
夏の風物詩

 あかしあの里Ⅰでは七月二十日に流しそうめんを行いました。あかしあの里Ⅰの入居者の皆様はご飯(お米)が好きな方が多く、事前に流しそうめんをしますよと皆様に伝えると「そうめんなの?」と微妙な反応が返ってきたので心配していたのですが、いざ流しそうめんをスタートすると、流れてくるそうめんを次々にお箸でキャッチ。上手にそうめんをすくい上げ食べる食べる。天ぷらも召し上がり、時には流れてくるミニトマトまでナイスキャッチ!正直驚きました。その後も皆様は黙々と召し上がり「もうお腹一杯、食べられない」と満腹な様子で終えることが出来ました。今後も季節を感じて頂ける楽しいイベントを行っていきたいと思います。

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クリニック通所リハビリ
圧巻の腕前です!

 クリニック通所リハビリの利用者様の作品を紹介します。以前から趣味として水彩画を行われてきたというS様。猫や犬を描くことがお好きで、作品を多数見せてくださいましたが、その腕前は圧巻です。現在はクリニックの壁に飾らせていただいていますので、実物を見たい方は是非一度お越しください。
 趣味は私たちの生活を豊かにしてくれます。これからも利用者の皆様が好きなことを続けていけるように、私たちはリハビリのお手伝いをしていきたいと思います。

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ケアセンター朱咲
流れるそうめんと ○○○

 七月十六日に小規模・グループホーム合同で開催された流しそうめんで、そうめんと共に施設内のプランターで育てたミニトマトも流し、大盛況でした。
 連日真夏日が続く七月に、涼しげな水の音と共に流しそうめんを開催。職員が「流しまーす!」とかけ声をかけるとテーブル中央を通るそうめんを次々とすくいあげていました。中には六玉もそうめんをすくい上げている方がいました。そうめんの合間に、数量限定の自家製ミニトマトも現れ、勢いよくコロコロと転がりながら流れるミニトマトをすくい上げるのに悪戦苦闘する様子もありました。合わせて、席にはおにぎりときゅうりの浅漬けが用意されそれぞれの好みに合わせて食べていました。蒸し暑い日が続く中、少しでも涼しく感じられるひとときとなりました。

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療養棟三階
願いを夏の夜空へ!七夕会!

療養棟三階では、七月九日に少し遅れての七夕会を行いました。事前に利用者皆様には短冊に一人ひとり願い事を書いて頂きました。「いつまでも長く生きていたい」や「おいしい物をたくさん食べたい」など様々思いが短冊にのせられていました。短冊のほかにも七夕飾りを折り紙等を使い作成したものを飾ったりしました。七夕会当日は、七夕にまつわる紙芝居を職員が行ったり、願い事のインタビューをし利用者皆様が書いた短冊とともに写真撮影をしました。最後に「七夕さま」を合唱し願いがかなうようお祈りをしました。利用者皆様からは「願いがかなうといいな」「おもしろかったなあ」と言う声が聞かれ楽しんで頂く事が出来ました。今後も利用者皆様に楽しんで頂けるように職員一丸となり行事を盛り上げていきたいです 

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療養棟二階
創春館仮装歌謡ショー開催!

 二階では七月二十二日に誕生日会を行いました。職員の出し物として「創春館仮装歌謡ショー」をしました。普段はユニフォーム姿の職員がドレスや学生服を着て、奇抜なメイクを施し昔懐かしい歌を歌って踊りました。利用者様の中には泣いて感激する人もいたり、大笑いする人もいたりとにぎやかな時間でした。終わった後、利用者様から「皆芸達者だねえ」「楽しかったよ」とお声をいただき、楽しんで頂けたようでした。

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 今月のイベント

☆わきあいあい☆

8/19(水)・20(木)・21(金)
赤城山散策

 

☆療養棟三階☆ 

5日 買い物ツアー
20日 夏休み
27日 お誕生日会

 

☆あかしあの里Ⅲ☆ 

2日  流しそうめん
4日  スイカ割り
12日  お誕生日会
20日  花火大会
28日  手作りおやつ

 

☆GHゆめさき☆
 

8月上旬 おやつ作り
22日 しらさぎ納涼祭
6日 お誕生日会

☆星辰の家☆ 

5日 お誕生日会
17日 とうもろこし焼き
おやつ作り

 

☆通所リハビリ☆
 

 4、5、6日 納涼祭
11日 晃峰会
19、20、21日 お誕生日会
26日 AKO

 

☆DSゆめさき☆
 

5日 富士敬子 舞踊ショー
6日 流しそうめん
17日 上映会
18日 お誕生日会
19日 久保のぶゆき
      カラオケショー
22日 納涼祭
24~26日 おやつ作り 

☆あかしあの里Ⅱ☆
 

中旬  流しそうめん

下旬  外食&花火大会

☆明月☆
 

23日 九周年感謝祭 

☆朱咲の家☆
 

2日  歌声喫茶

14日 らく市らく座様 慰問

19日 お誕生日会

29日 スイカ割り

 

☆春らんらん☆
 

1日  荒牧納涼祭
14日 おはぎ作り
20日 マンドリン演奏慰問
       &お誕生日会
29日 春らんらん納涼祭

 

☆涼風の家☆

中旬 おやつ作り
30日 お誕生日会

 

☆GHしらさぎ☆

8月上旬 おやつ作り
22日 しらさぎ納涼祭
6日 お誕生日会

 

☆療養棟二階☆

 5日 買い物ツアー
20日 夏祭り&おやつ作り
26日 お誕生日会

 

☆あかしあの里Ⅰ☆

13日 おはぎ作り
20日 夕涼み会
 

 

院長先生の健康豆知識


 

「悼む気持」

 前回この欄でテニスと認知症について書きましたが、先日、大学卒業後もずっとテニス仲間であった後輩の女性が亡くなりました。六十一歳でした。キラキラした瞳で、一心にボールを見つめ、一球一球、時にはエイッと声をあげながら、一生懸命ボールを打ち返してくる一途な女性でした。私も大好きだった後輩の男に一途に恋をし、結ばれ、一途に主婦生活を全うした女性でした。式場のロビーに飾られた若き頃のテニス姿は、美智子妃にそっくりでした。純白のウェアーがシルクのように輝き、そこから伸びた足は、ほっそりとしたものでしたが、しっかり腰を落とし、がっしりと踏み込まれた足先には、躍動する力が感じられました。天真爛漫、純粋、控え目、一途という言葉がぴったりで、誰からも愛された女性でした。仲間の連絡網で、通夜は四日後と聞いた時、都内の葬儀事情と、息子と二人きりの家では仕方がないか、と、思いつつも、すぐにでも駆けつけたいというのに、という、テニス仲間達のとまどいの思いが浮かんできました。通夜の前に、仲間うちだけで会いに行こうと、一時的に安置されている霊安所へ集まりました。無理を言って彼女に対面させて貰ったのです。四℃に管理された霊安室からストレッチャーに乗って運びこまれた遺体と、二十分間の時間制限の対面でした。きれいに化粧をほどこされた顔を見ながら、「生きているようだね」という言葉だけが続きました。みんなで彼女の前で思いを共有できれば嬉しい。こんなにみんなに愛されていたんだという事が、彼女に伝わって欲しい、という、それだけの思いで集まりました。
 通夜と葬儀の通知には、平服で来て下さい。香典の類は固くお断りしますと書かれていました。平服と言われてもポロシャツで行く訳にもいかないだろうし、困るなあ、でも喪主のアイツが言っている事だから、と、長い間親交のある後輩の顔が思い浮かびました。結局、黒のズボンと白の半袖シャツに黒いネクタイという格好ででかけましたが、危惧していたように、圧倒的大多数の人が、猛暑の中、きっちりとした喪服でした。多分喪主が願っている事とは違うだろうな、と、思いつつ、喪主の友人達の格好をみたら、私と同じ出で立ちだったので、「そうだよな」とつぶやいていました。
 初めて経験する無宗教の通夜と式でした。通夜では、最初に、彼女が好きだったという、「ざわわ、ざわわ」の「さとうきび畑」の歌が流され、彼女の足跡の紹介の後、喪主のあいさつが続き、最後に、沢山の花々に飾られた遺影の前に、献花する事で終了しました。告別式は、通夜に加えるに弔辞のみ加わっただけのものでした。通夜と告別式で三百人以上の人が集まった筈なのに、本当に静かな式でした。最初、お坊さんも、神主さんもいない式に、こんなにさっぱりした式でいいのか、と、違和感を覚えましたが、徐々に、多くの参列者全員の悲しみの思いと悼む気持が共有されたいい式だった、と、しみじみ思いました。後になって、あらためて式の事を考えてみましたが、この式には、生前の彼女の強い遺志と、それを尊重する家族のしっかりとした決断があったものと推察できました。だから平服でよかったんだ、とも、納得できました。生前、子供のように可愛がり、溺愛していたワンちゃんは式には出ていませんでした。ワンちゃんは彼女の死をどう受けとめるのでしょうか。ワンちゃんは一匹で、彼女の不在という不安を耐えつづけなければいけないのでしょうか。
 幸せを感じるには友達が必要だと言われています。自分には仲間がいる、今自分は仲間と過ごしているんだと感じる事が、幸せ感の大きな要素だというのです。どんなに年をとっても幸せを感じる時間が欲しいものです。創春館にかかわる全ての人が仲間でありますように、仲間といるんだと、そんな風に感じられますように、と、願っています。

 

文芸作品

 

 デデポーポ 山鳩鳴くや 太い声

 山古志に 棚田戻りて 初燕

 母の日や 裁ち枝にある 篦の跡

 母の日に 返せぬ恩を 墓で詫び

 五月晴 槍も穂高も 指呼のうち
                       私の本棚より


  地デジ化に 番組の数 増えたれど
    リモコン操作に 老いは戸惑ふ

  友からの 土の香れる 竹の子が
      いまだ届かず 除染のせいか
  
 思い出を 乘せて流れて くる演歌
   美声の歌手は 鬼簿に はいらぬ

 郵便夫の バイクが走る 過疎の村
     たった一通の ハガキ届けく
           影山 えいじ様

障害を 持っていながら 今の幸 

 親が云う いたわる心 身に沁みる

 日曜日 小遣いもらって 散髪に

 朝採りの キュウリもみにて 朝飯に

 田園の 緑の波に つつまれる
           菅野 邦夫 様

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 江原正夫様

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鈴木福一様

 編集後記

  さんぽみち八月号お楽しみいただけましたでしょうか。毎日暑い日が続きますがみなさん体調など崩されてはいませんか?私は冷却シートに扇風機(時にエアコン)で連日の暑さと戦っております。それでも夏はやっぱり良いもので、八月は花火やお祭りなどのイベントも盛りだくさん。そしてトマトにナス、きゅうりにトウモロコシ、季節の美味しい野菜をたくさん食べて夏を満喫しましょう!まだまだ厳しい暑さが続くと思われます。水分補給に栄養のとれる食事、そしてたっぷりの睡眠、夏バテ対策をしっかりして元気に夏を乗り切りましょう!
 広報委員 河野 栞