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創春館新聞 「さんぽみち」

 平成28年4月号

 

・星 辰 の 家 特 集!!

・各事業所便り

・行事予定

・院長先生の豆知識

・文芸作品

・リハビリコラム

・編集後記

星 辰 の 家 特 集!!

三月イベント盛りだくさん

 星辰の家では、毎月イベントを行い利用者様に楽しんで頂けるように、職員が知恵を絞り考えています。今回は三月に行われたイベントの紹介をします。三月三日におやつ作り(三色ゼリー作り)、四日に雛祭り会、十日にお誕生会、二十二日におやつ作り(あんこ入りたこ焼き)、二十九日に米ぬか石鹸作りを行いました。三日のおやつ作りではカルピスとゼラチンを使用して白いゼリーとメロンとイチゴの緑と赤の三色のゼリーを作り、四日の雛祭り会にて綺麗に飾りつけをして皆で食べました。見た目も鮮やかで皆さん「美味しかったよ」と好評でした。雛祭り会では、雛祭りの歌や春の歌を唄い、雛人形のボードを使用し、お雛様やお内裏様に扮していただき、記念撮影を行いました。とても良い記念になりました。十日のお誕生日会では、職員から歌のプレゼントをして、ケーキを召し上がって頂きました。写真撮影をして、その写真を額に入れ、飾りつけた物を誕生日プレゼントとさせていただきました。ケーキも食べて皆さん素敵な笑顔で、とても記念になる物が出来ました。二十二日のおやつ作りでは、たこ焼き器を使用し、あんこ入りの丸いホットケーキを作りました。うまく丸くならず苦戦しましたが、だんだんコツが掴め上手に作れるようになりました。皆さんには好評で、あんこの苦手な方も、美味しいと召し上がって下さいました。二十九日には米ぬかと重曹を使って、米ぬか石鹸を作りました。頑張って手伝っていただき作りましたが、乾燥させて完成のため、皆さんどんな物が出来るか想像出来ない様子でした。そして完成すると見た目は茶色く泡は立ちませんが、洗うとお肌がすべすべになります。今後も季節感が味わえる様に利用者様に楽しんでいただけるイベントを考え行っていきたいと思っております。

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今月の事業所便り

涼風の家

認知症カフェオープン

三月二十三日、グループホーム涼風の家では高齢者あんしんセンターくらぶちと共催で認知症カフェを開催しました。認知症カフェとは、認知症の人やその家族、各専門家や地域住民が集う場として提供され、お互いに交流をしたり、情報交換したりすることを目的として、最近注目されています。今回初めての試みとして、高崎市長寿社会課との会議のなか、認知症カフェの趣旨に賛同して、涼風の家が立候補し、会場提供するという形で開催しました。なにぶん初めてのことなので、全て手探りの状態で準備をはじめましたが、カフェ当日は十名前後のお客様が見え、認知症についてのかかわり方や、来場者様同士のフリーディスカッションも行われ、和気あいあいとしたなか進みました。最後はこの日のために急遽結成(前日!)された、クラリネット、キーボード、のこぎりの三ユニットのバンドのミニ演奏会が開かれ、皆様に楽しんで(?)いただきました。たくさんの方からの貴重な意見も伺え、有意義な話し合いが出来ました。今後も定期的に開催していければと思います。また、十七日には地区の公民館で開催された「いきいきサロン」で行われた紙芝居に、職員と入居者様の計四名で参加してきました。入居者様も久しぶりの外出と紙芝居を満喫されたようです。これからも、地域とのつながりを大切に活かして、皆様楽しく過ごしていただきたいと思います。

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わきあいあい

箕郷梅林お花見ドライブ

 デイサービスわきあいあいでは、三月三~四日と二日間にわたり、箕郷梅林へお花見散策に行って来ました。少し肌寒さが残る春の日でしたが、見事に咲いた梅の花は、利用者の方々にとても好評でした。梅の花の中でおやつに持って行った桜餅も美味しく食べていただき、利用者様からは「外で食べる、おやつも良いものだ。」という声も聞かれました。「今度は、桜の花見だね。」と笑顔で話す利用者の方もいらっしゃり、また皆様の楽しみの一つになるように、私達も頑張って、新しい企画をこれからも考えていきたいと思います。

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明月

ひな祭りイベント

 DS明月では三月三日に、ひなまつりイベントを行いました。昼食は職員の手作りのお弁当で、ちらし寿司、から揚げ、だし巻き卵、煮物、お吸い物を召し上がっていただきました。利用者様からは「すごく美味しいよ。」「お弁当作ってくれてありがとうね。」と、とても喜ばれていました。午後は景品付きの輪投げゲームを行い、景品の内容に一喜一憂されたりと、盛り上がりました。おやつでひなあられを召し上がっていただき「プレゼントも貰えて、ひなあられやお弁当も食べられて、とてもいい日だったよ。」と、利用者様全員が、笑顔で喜ばれていらっしゃいました。これからも利用者様に楽しんで喜ばれていただけるようなイベントを行っていきたいと思います。

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通所リハビリ

楽しい楽しいひな祭り

 

 三月三日は、桃の節句。女の子の健やかな成長を願うひな祭り。通所リハビリでは一日早い三月二日に、ひな祭りのイベントを利用者様の皆様と行いました。まず、司会者の二人が、ひな祭りのいわれについてお話させていただきました。三色のひし餅は「赤は桃の花(魔除け)」「白は雪(清浄)」「緑には若草(健康)」の願いが込められているそうです。次は、創春館の芸人‼おなじみ上ちゃん・杉ちゃんの登場です。その後にひな祭りの主役のお内裏様が登場しましたが、きちんとした衣装を着ていません。上ちゃん・杉ちゃんは大慌てでお色直しを行いました。二人に痛い位に帯を締められ、衣装は乱れながらも完成。その後、綺麗に着飾ったお雛様が登場し、二人揃ったところで二人羽織りを行いました。出されたケーキは、なぜか息が合わず口の左へ右へ。そして、鼻へ顔へと・・・。生クリームたっぷりなケーキは、なかなか口に入りません。美味しそうないちごも、顔の周りを右往左往。そんな光景が笑いを誘いました。最後に全員で「楽しいひな祭り」を歌って、おやつには甘酒で乾杯し終了しました。ひし餅に込められた願いのように、皆さまに健康と幸せが訪れますように・・・。

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GHゆめさき

歌って楽しい誕生日会

 GHゆめさきでは三月に利用者様の誕生日会を行いました。まずは、皆でハッピーバースデーの唄を歌いながら御本人をお出迎えし、誕生日会の開始です。そして、お誕生日の豪華!お祝い膳の昼食後には、御家族様の歌声に合わせダンスパーティーを行いました。それぞれが手を取り、体を寄せあい大人のムード漂う中、「なんだか恥ずかしいわぁ。」といいつつも皆様満更でもない様子。普段味わえないような刺激的で楽しい一時となりました。これからもGHゆめさきでは楽しい御誕生日会になるようしていきたいと思います。

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あかしあの里Ⅲ

今日は楽しいひな祭り

 三月三日、ひな祭りのお祝いをしました。ひな祭りの思い出を伺うと、七段飾りのお雛様を飾って、近所の人が見に来たという話をして下さったり、記念写真を撮ろうとしたら、いつもはされないピースサインをして盛り上げてくれる方もいらっしゃいました。飾ってある小さなお雛様とお内裏様をご覧になり、「可愛いねぇ可愛いねぇ。」と嬉しそうに顔をほころばせていました。お歳を重ねても「女の子のお祝い」は特別なものなのかもしれません。昼食にはちらし寿司を召し上がっていただきましたが、おやつのケーキのほうが嬉しかったようで、喜んで召し上がっていらっしゃいました。皆さんにとって楽しいひな祭りになったと思います。

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しらさぎ

こちらは美味しいひな祭り?

 グループホームしらさぎでは、三日にひな祭りイベントとして、皆さんと「祝い御膳」で祝いました。膳の上には、竹の子の煮物、ふきのとう・よもぎの天ぷらなどが配膳され、皆さんと楽しく、美味しく頂き、利用者様の一人が、「本日は、少し早い春を綺麗に食べたヨ。」と下膳され、笑みを浮かべていました。三時には記念撮影。入居者様の皆さんで、お内裏様とお雛様の着物らしき衣装を着て頂き記念撮影を行ない、おやつに桜餅を召し上がり、楽しいひとときを過ごしました。これからもイベントを利用者様とスタッフで楽しんでいきたいと思います。

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あかしあの里Ⅱ

家族もそろってお誕生日会

 あかしあの里Ⅱでは、三月十七日に涌澤さまの九十歳のお誕生日会を行いました。当日は、奥様と長女様に来居していただき、一緒にご参加されました。ご本人様、ご家族様にも大切な年に一度の誕生日、ご家族で楽しそうに、幸せなひとときを過ごされました。ご家族様も笑顔でお誕生日会に参加され、職員に感謝を伝えてくれました。その後は、あかしあの里Ⅱからプレゼントの贈呈、ホームの入居者様みんなで、ハッピーバースデイトゥーユーの合唱を贈り、そして、ケーキをプレゼントさせていただきました。幸せな新しい一年になりますようお祈り申し上げます

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あかしあの里Ⅰ

楽しいひな祭り

 あかしあの里Ⅰでは、三月三日にひなまつりを行いました。前日より食堂に雛人形や桜の花・雛あられ等を飾り準備万端。当日はおやつの時に利用者皆様と一緒にひなまつりを唄い、その後、おやつに桜餅と雛あられ、桃のドリンクを召し上がられました。「私は桜餅が大好き。」「桃の飲み物が美味しかった。」と笑顔で話されており、楽しい一時を過ごすことが出来ました。これからも利用者の皆様が楽しめるイベントを企画して行きたいと思います。

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クリニック通所リハビリ

半年間かけてついに完成!!念願が叶いました!

「指が良く動かない。眼がよく見えない。」「でも、好きな事に夢中になっていると、嫌なことも全部忘れられていいんだよ。」と真剣にビーズ手芸に取り組まれている姿がとても印象的でした。開始当初は間違うことが時々見られていましたが、今では八十×五十センチの大作をほぼ独りで間違うことなく仕上げることができています。好きなことを取り入れたリハビリの効果を実感させてもらいました。ご本人の表情を見ても感じられますよね。

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ゆめさきDS

ポラリス保育園との交流会

 三月二日、ぽらりす保育園のもうすぐ小学一年生に入学予定の園児達が、ゆめさきに来てくれました。天気のいい当日は、寒い中ですが全員歩いてゆめさきに来てくれ、次の日がひなまつりを控えていたので、折り紙で作るお雛様作りをしました。かわいい園児たちが利用者様の間に入り、名前を聞いたり、折り方を教え合ったりしながら、利用者様も園児たちも楽しそうに交流されていました。慣れてきたところで、園児からの大きな声で歌う歌とソーラン節の披露があり、一生懸命なその姿に、利用者様をはじめ職員も感動の涙が溢れました。大きなランドセルに夢や期待をつめて元気に学校に通って欲しいと思う交流会でした。

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療養棟二階

ひなまつり

 二階療養棟では季節行事を楽しんでいただくのを目的に、二日にひなまつりを行いました。ひなまつりクイズ大会と称し、ひなまつりの由来や意味をクイズ形式に出題して面白おかしく、ひなまつりを楽しんでいただこうと考えていました。四チームに分かれ、真剣に話し合っているチームもあれば、冗談を交えて話し合っているチームもあり、その姿がとても微笑ましかったです。「勉強になったよ。」「昔を思い出したよ。」など、いいお言葉をいただき嬉しかったです。クイズ大会の景品として全員に手作りのひなまつりカードを贈呈し、首にかけて集合写真を撮ったり、お内裏様とお雛様の顔出し看板を使って記念写真を撮りました。みんなと協力して出来たイベントだったので、とても楽しい時間が過ごせてよかったです。

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療養棟三階

おはぎづくり

 療養棟三階では、三月十七日におやつ作りを行い桜餅・おはぎを作りました。利用者様には職員と一緒にもち米とあんこをのばしたり、丸める作業をしていただきました。利用者様にあんこをお配りすると、形を作られる前に匂いに誘われ味見をしている姿が見られました。しかし、作業に移られると黙々と作られていて、その姿は真剣そのものでした。「うまく丸められたよ。」「少し大きかったかな?」などの声も聞かれ、みなさん楽しみながら作業されていました。完成するとご自身で作られたためか、いつものおやつより手が進むのが早く、たくさん召し上がっていました。「甘くておいしかった。」「また作ってみたい。」との声をいただけたので、次回のおやつ作りに生かしていきたいです。

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春らんらん

ひな祭りイベント

 三月三日に春らんらん利用者様と、ひな祭りのイベントを行いました。昼食には特別メニューとして、かにとろ丼・菜の花のお浸し・リンゴ・みそ汁をお出ししたところ、春らしい色合いで見た目も良く、丁度良い味付けに仕上がり、特にカニとろ丼は柔らかく食べやすい事もあって、皆様に大好評でした。

 午後のレクリエーションでは、お雛様を手作りしました。紙コップと折り紙で作る簡単な工作です。完成したお雛様に顔を描き入れ、かわいらしい仕上がりに皆様大変喜ばれていました。笑顔に励まされた私たちは、今後も、利用者様に季節感を味わっていただけるイベントを計画し、喜んでいただきたいと思いました。

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朱雀の家

ひな祭りと誕生日会

 三月三日に朱咲ではひな祭りを行ないました。職員が持ってきた大きな七段飾りの雛人形を飾り、利用者様と歌を歌い楽しいお祭りになりました。大きな雛飾りを見て「すごい立派だね。」「綺麗だね。」と感激の言葉が聞かれました。今年は、雛人形だけでなく紙皿に個人個人で作った折り紙の雛人形に表情を書きこんだ雛飾りを作り、お内裏様、お雛様の顔出しパネルに顔をはめて写真撮影をしました。皆様とても良い笑顔で撮影会を楽しまれていました。そして、この日は誕生日を当日迎えた利用者様がいらっしゃったので皆さん揃ってハッピーバースデーの歌を歌いお祝いをしました。最後に雛あられと好きなジュースをみんなで召し上がり、とても楽しいひな祭りイベントになりました。

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今月のイベント

☆涼風の家☆

日時未定 お花見ドライブ

上旬 おやつ作り

☆わきあいあい☆

7.8.9日 桜の花見散策

8日 お誕生日会

☆明月☆

15日 新年度会

☆通所リハビリ☆

1~7日 お花見

15日 AKO

18,19,21,23日 お誕生日会

27日 前橋アコーディオンサークル

☆GHゆめさき☆

3日 外出(県庁・前橋公園)

未定 花見(ゆめさき裏の桜)

☆星辰の家☆

6日 お花見

未定 お誕生日会

未定 おやつ作り

☆あかしあの里Ⅲ☆

上旬 お花見ドライブ

15日 手作りおやつ

26日 パンバイキング

☆しらさぎ☆

上旬 お花見ドライブ週間

中旬 おやつ作り

23日 慰問 ギター演奏会

☆朱雀の家☆

11~16日 イチゴ狩り

23日 尺八慰問

24日 お誕生日会

☆春らんらん☆

4~6、11、12日 お花見ドライブ

21日 荒牧町ハーモニカ慰問

27日 手作りおやつ

☆あかしあの里Ⅰ☆

上旬 花見(桜)

中旬 デッキでランチ

下旬 花見(八重桜)

☆あかしあの里Ⅱ☆

上旬 お花見

下旬 外食

☆ゆめさきDS☆

1~6日 外食・花見ドライブツアー

11、12日 おやつ作り

14、26日 お誕生日会

20日 久保さんカラオケショー

21~23日 映画上映会

☆療養棟二階☆

6日 買い物ツアー

13日 おやつ作り

27日 お誕生日会

☆療養棟三階☆

6日 買い物ツアー

20日 おやつ作り

21日 お誕生日会

院長先生の豆知識

 

   「乙武さんは教祖様?」

 事件シリーズとして前号のシャラポワの話に続き、乙武さん愛人騒動について考えてみました。

 乙武さんの「五体不満足」で、誰もが鮮烈な印象を受けたのは、彼の母親が、彼を初めて見た時、「かわいい」と叫んだというエピソードでした。いつぞやこの欄で、私が産まれた時お産婆さんが、「おチンチンがついているよ」と叫び、みんなが大喜びした話をしました。そんな風に産まれ、後々までそんなエピソードを聞かされて育った子供と、「また女か」と、落胆のエピソードを背負って産まれた子供とは、大きな違いがあるとも話しました。「五体満足」に産まれても喜ばない親がいる事を知っている世間の人は、「五体不満足」に喜ぶ母親に驚き、同じ日本人として、こんな素晴らしい心の母親の存在に、誇らしい気持を抱いたのでした。障害をものともしない乙武さんのにこやかな笑顔に感動し、彼をここまで育んできた両親の苦労を思いやり、まわりの人々が施したであろう気配りや愛情を感じ、日本人ていいなあ、と、感じたのでした。それが今回の不倫、愛人騒動です。乙武さんを一人の男性として見ていなかった世間の人は、強力な「男の事件」に驚いたのでした。世の多くの男性は、「五体満足」の俺でもそんなにもてないのに、何で彼がそんなにもてるんだ、と、嘆いたに違いありません。社会人として華々しく活躍する彼に、男性としての魅力があるのは分かりますが、もしそんな事に魅かれる女性なら、「五体満足」の男性を選ぶでしょう。彼の何が女性との交友に至るのでしょうか?乙武さん夫婦は、同じ早稲田大学の先輩、後輩として、乙武さん二十一歳、奥さん十八歳の時知り合ったそうです。奥さんは、彼の障害は気にならず「なんか友達にいっぱい囲まれていて楽しそうに笑う人だなあって」思ったと言います。ずっと学業成績は優秀だったにもかかわらず、彼女は「楽しそうに笑う人」とは無縁の人生を送ってきたようです。結婚式を挙げなかったのも、「三時間も自分が主人公となって、人から注目を浴びるなんて耐えられない」「どうせ似合ってもいない私のウェディングドレス姿を見て、みんなが『きれい』とか『似合ってる』とか、歯の浮くようなお世辞を言うんでしょ、その場面を想像しただけで、絶対にやりたくないと思っちゃう」様な女性だった様です。多分乙武さんとは正反対の女性ですね。乙武さんが言うように「自己肯定感」(自分の存在をいつくしむ心)のない女性だったようです。そんな自分に自信を持てない女性が、自信に満ちあふれた乙武さんと付き合ううちに、魅かれるようになったというのです。

 乙武さんは、手足がない事で親をうらんだ事はないし、生きている事が本当に楽しいと思える人生を送ってきた、そんな風に自分を育ててくれた両親に心から感謝していると言っています。親の愛情というのは、時には「あなたのためを思って」という形で、親の欲望や願望を愛情とすり替えて表現される事があります。乙武さんの御両親の愛情はそうした偽の愛情とは違って、乙武さんが一人の男性として、独立した人間として自ら幸福を作り出していける様、手助けする様な愛情でした。翻って乙武さんと付き合う女性達の愛情はどうでしょう。彼女達の前に、乙武さんは、身体的には、トイレは自分では行けない、食事も作れない、誰よりも無力な存在として、介護が必要な人として現れます。しかし、この身体的には無力な男が、精神的には、彼女達の心に、生きていくエネルギーを注ぎ込む様な強力な精神的パワーを持った存在として入り込むのです。私には容姿ではなく内面が大切なんです、という人は沢山います。しかし、乙武さん程の障害の人を男として愛する人はそんなにはいないだろう、と、思っていたら、今回の騒動です。現在の日本では、心にエネルギーが必要な女性が沢山いるという事でしょう。マスコミの事だから本当かどうか分かりませんが、ふと耳にしたところによると、今回の騒動で奥さんは、不倫した夫を非難せず、「自分に非があったからこうなったんだ」という主旨の発言をし、世間を驚かせました。確かに普通では考えにくい反応ですが、夫を、生身の一人の男性ではなく、自分の精神的なパワーの源泉と捉えている人と考えれば、彼女の反応も理解できるような気がするのです。乙武さんを侮ってはいけません。彼は修業によって手足を失くした達磨さんではなく、生まれつきの達磨さんなのですから。乙武さんの世話をする女性達にとって乙武さんは教祖様になっているかも知れません。そんな風に考えると、何かそうした女性との関係は、目が見えないとしたオウム真理教の麻原と似た様な構図だと思いませんか?乙武さんの騒動は、肉体的な問題がおもしろおかしくとりあげられますが、実は、決して語られる事のない、当事者間の内面的な問題だと思います。乙武さんの事を考えながら、仏様の前に全てを委ね、ただただ「南無阿弥陀仏」を唱えればいい、と言った親鸞の事が思い浮かびました。絶対的に無力な存在として生を受けた乙武さんは、仏様の愛とも言える程の愛情を受け(他力)、徐々に自分の力(自力)で生きていく力をつけてきたのですが、どんなに力をつけても彼には誰よりも他力が必要なんです。いつでも彼の中には、私達の想像できない「自力」と「他力」の苦悩と葛藤があるに違いありません。そうした苦悩と葛藤が彼の内面を知らず知らず鍛え、教祖とも言える程の内なるパワーを作りあげ女性を、否、人々を魅きつけるのです。私達が想像できない程の人生を生きてきた乙武さんには今回の騒動にめげる事なく、更なる精神的な飛躍を期待しています

文芸作品

 

 人生の 旅路遥かに 辿り来て

    我登りゆく 八十路の坂道

 

 一日の 介護終えたる 窓見れば

     暮ゆく空に 半月浮ぶ

 

 余生あと 三年とみて なすことの

    欲多けれど 吾はあわてし

 

 病みて知る 人の情けに 支へられ

      生ある喜び 泌々覚ゆ 

         影山 えいじ様

 芝桜 通う道端 咲き競う

 

 水仙を 沢山取って 墓参り 

 

 菜の花を夕べのおかずに採りに行く

           菅野 邦夫様

 

 桜花の候 花見に思ふ

 

 昭和二十八年四月四日、大阪に住んでいた頃、家主のおばさんの案内で私と妻、結婚して初めての外出をしました。話に聞いていたあの有名な大阪造幣局の通り抜けです。

 こんもりと真っ白な桜のトンネル、まさに桜花爛漫!其の中を通り抜けるのはバージンロードを歩くような感激でした。今思へば写真が欲しかったが当時は未だカメラを知りませんでした.残念なことでした。

 帰り途、京橋の千両でお好み焼き食べました。その後店の人に聞いた珍しいさくら餅・くづ餅・よもぎ餅を千林商店街に出向いて求めました。その夜みんなでお茶うけに戴きました。当主のおっちゃんから静岡のお茶とさくら餅が非常に合うとほめてもらい、妻と喜び合いました。桜が咲くと毎年・・・たまらなく懐かしくなる若い日の妻との想い出です。              小澤 道治様

編集後記

今月号はいかがでしたでしょうか?三月は二十四節気の中で、私が大好きな「啓蟄」が三月五日にありました。冬ごもりしていた虫たちが、春の暖かさを感じて、外に這い出てくるのです。この日を迎えると、「もうすぐ春だ!」と自分の気持が昂ります。まもなく春が訪れます。皆さん、体調管理に気を付けて、日々をお過ごし下さい。

それでは来月号もよろしくお願い致します。

     グル―プホームしらさぎ 柳沢知恵