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創春館新聞 「さんぽみち」

 平成28年5月号

 

療養棟イベント特集!!

・各事業所便り

・行事予定

・院長先生の豆知識

・文芸作品

・リハビリコラム

・編集後記

2階炭酸まんじゅう作り

 四月のイベントとして、ボランティアの方と来館されての方と二階・三階合同で「炭酸まんじゅう」のおやつを作りました。午後からボランティアの方が準備をされ、利用者の方は、何が始まるのかわくわくしながら、徐々におまんじゅうの皮が練り上がり、また、あんこが丸まっていくのを真剣な眼差しで、また懐かしそうに見ている方がいました。生地とあんこで、利用者の方は包む作業をしましたが、包むのがまた難しく、生地が手についてしまう方やあんこがはみ出してしまう方がいる一方、昔やった事のある方は周りの方に粉を多く付けながら包むとやりやすいことを話しながら上手に包まれていました。代わる代わる出来るだけ多くの方に、包んでもらい皆さん真剣な顔でもくもくとおこなわれていました。蒸し上がったおまんじゅうをほおばると、昔を思い出された様で「昔は良く作って食べたよね。」「おやつと言えば、これしかなかった時代だったね。」など。それぞれのテーブルから話しが聞かれていました。今後も、利用者の方に楽しんでもらえるおやつ作りを計画できるようおこなっていきたいと思います。

2階 5月.JPG

お花見ドライブ

 

 療養棟では三月三十日に二階と合同で前橋公園付近にお花見に出かけました。三月中旬からの好天で開花予想が早まってくれたおかげで、絶好の花見日和となりました。朝食を済ませ颯爽とリハビリこなし、外出に向けて身支度をしている姿を見ると、待ちわびていたようでした。二台の車に乗り込みいよいよ出発です。創春館を出て、右手に見える菜の花畑を眺め、川沿いの桜に感銘を受けて、国体道路のソメイヨシノと河津桜を二つ同時に鑑賞する贅沢なお花見でした。前橋公園の桜も鑑賞したかったのですが、来客が多く、車を止められなくて泣く泣く戻ることになってしまいました。敷島公園の駐車場で桜との写真を撮って戻ることにしました。群大の桜を眺めてお花見は終わりとなってしまいました。これからは天候良く、体調に問題ないようなら外出の機会を増やして皆様に楽しんでもらえるようにしたいです。とてもいいお花見でした。

 

今月の事業所便り

涼風の家

五つ葉からの七つ葉!?

 グループホーム涼風の家では、四月十四日に倉渕せせらぎ公園に花見ピクニックに出かけました。当日朝は雨が降っていましたが、日ごろの行いが良いのか?予定時間が近づくにつれ、うす曇りから晴れ間が見えるくらいに天気が回復しました。おかげで、普段は子供たちが遊んでいたりすることもあるのですが、貸し切り状態で満開の桜を満喫することができました。満開の桜の下で食べるお弁当は格別で、皆さんたくさん召し上がっていました。食事のあと、公園内で四つ葉のクローバーを探し始めた入居者様がいて、「私、四葉のクローバー見つけるの得意なのよ。」と普段から、よく見つけられるそうで、探し始めて十分くらいで、なんと五つ葉のクローバーを見つけました!さすがに得意とおっしゃるだけのことはあります。後日、近くを散歩の途中、今度は七つ葉のクローバーを見つけたのには、職員一同びっくり!でした。もしかして、ものすごい幸運の持ち主なのでしょうか?

涼風5月2.JPG

わきあいあい

毎年恒例 花見ドライブ

 デイサービスわきあいあいでは、毎年恒例四月の桜の花見散策に行ってきました。四月八日は、相馬原駐屯地の桜の花を車中から見ながら、箕郷町の「みさと芝桜公園」に、利用者様六人とスタッフで行き、見事に咲いた芝桜の庭園を散策して回りました。今年は、気温が高く天気の良い日が続いたので、満開に近い状態での花見が出来、利用者様に喜んでいただけました。芝桜を見学に来ていた、他の団体のお客様やご家族連れの方々に、元気に「こんにちは。」と挨拶を交わしたり、休憩所で和菓子とお茶を召し上がって、楽しく談話も弾んでいました。別の日では、桃川沿いの桜の花も綺麗に咲いていたので、歩行訓練や外気浴をしながら行って来ました。毎年、見てもまた見たい桜の花!来年も皆様と花見に行きましょうと約束をして、帰路に着きました。

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明月

新年”度”会で餅つき!

 伊香保ケアセンター明月では、四月十五日にグループホーム、デイサービス合同で新年度会イベントを行いました。午前中は、料理上手な職員が、腕によりをかけて作ったお弁当を、全員で召し上がっていただきました。いなりずしや、煮物の入った色とりどりのお弁当に、皆さま舌鼓を打っていらっしゃいました。午後はいよいよメインイベント、餅つきの始まりです。皆さま「昔取った杵柄」とばかりに、職員より威勢よく「よいしょ!よいしょ!」と、掛け声を掛けながら杵をふるって下さいました。その後、召し上がっていただいたお餅は、つきたてだけに柔らかく「こんなおいしいものが食べられるなんて幸せだねぇ。」と喜んでくださいました。

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通所リハビリ

春の訪れを感じに

 今年のお花見ドライブは敷島公園の枝垂れ桜に合わせて三月下旬よりスタート。移り行く桜の開花に、職員間でルートを検討しながらのドライブとなりました。桃木川へせり出るソメイヨシノと菜の花の色のコントラスト、国体道路のソメイヨシノのトンネル、悠然と咲き誇る敷島の枝垂れ桜は創春館にとって欠かせないお花見ポイントです。それぞれの桜を満喫した後は関根公園へ。車から降りておやつの時間。皆さま口々に「桜はいいねぇ。」「桜を見ると生きてて良かったと毎年思うよ。」と感動されたご様子。気分も高まりブランコに乗る方もいらっしゃいました。これからの季節は色々な花が咲きます。送迎車から眺めるお花を楽しみの一つとしてこれからも創春館へ元気に通っていただきたいと思います。

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GHゆめさき

ふれあい公園でひなたぼっこ

GHゆめさきでは五月一日に子持ふれあい公園にいってきました。朝から職員と入居者様とで一緒にお弁当を準備し、暖かい太陽の下、皆でいただきました。開放感あふれる昼食に「外で食べると格別ね。」と皆様笑顔あふれていました。昼食後は思い思いに公園を散策しました。暖かい陽気の中、芝生の上に寝転がり、ひなたぼっこをしたりと、皆でのんびりと過ごし「暖かくて気持ちいいね。」と満面の笑みをみせていただけました。これからも楽しい外出の機会作っていきたいと思います。

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星辰の家

合同お花見会

前日の雨が嘘のような晴天に恵まれ、絶好のお花見日和となった四月六日、星辰の家では初の試みとして、グループホーム入居者様・小規模多機能利用者様合同でのお花見会を、時沢地区愛宕公園をお借りして開催しました。満開の桜の下を散歩していると、風にのってはらはらと桜の花びらが落ち風情も感じられ、皆様の表情も和み、お弁当を食べている時もそこから「おいしい。」「きれい。」「嬉しい。」との声が聞かれ、本当に楽しい一時を過ごす事が出来ました。

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あかしあの里Ⅲ

桜満開 お花見ドライブ

 四月七日、前日の雨がすっかりあがり、絶好のお花見日和となりました。毎年行っている日輪寺の境内の桜を見に出かけましたが、今年は残念なことに工事のため行くことができず桃の木川沿いの桜並木見学になりました。それでも皆さん車中から「菜の花がきれいねぇ。」「桜並木がすごいね。」と盛り上がり、満開の桜の下でお花見をすることができました。帰りにはお花見団子ならぬお花見まんじゅうを買い、「おやつが楽しみだ。」とにんまりし、「お花もいいけど、やっぱり甘い物がいいね。」と大満足のお花見でした。

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しらさぎ

歌って食べて大満足?

 四月二十三日、日曜日、十五時より慰問で下田様が来て下さいました。懐メロは十二曲、披露して下さり、利用者様は歌詞カードを見ながら、中には歌詞カードを見ずに、どの曲も元気に歌っておりました。舞踊は三曲、踊って下さり、普段は見られない催しで、しなやかな動きをずっど目で追っており、踊り終わると大きな拍手を送っておりました。四十五分間の時間はアッと言う間に終わり、もっと歌いたいとおっしゃる利用者様もいて、下田様に又、宜しくお願いしますと利用者様と共にスタッフ一同、お願いしました。おひねりを渡していないと、気にしている利用者様もおりましたが、午前中に手作りおやつでドーナツを作り、下田様にお土産で渡したことを伝えると安心しておりました。今後、しらさぎでは慰問の数を増やして利用者様に楽しんで頂ける時間を提供していきたいです。

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あかしあの里Ⅱ

ぱっと咲いて、ぱっと散る桜の花の美しさ

 あかしあの里Ⅱでは、四月上旬お花見を行いました。当日は天気も良く、敷島公園周辺や公園に降りて眺めたり、車窓からお花見し、皆さん楽しんでいらっしゃいました。入居者様は、「きれいだね~。」 一般の方達を見て「たくさん人が見に来て賑やかだね~。」 など笑顔で鑑賞されていました。桜の花は開花したら一週間ほどでぱっと散って来年には見事に咲き誇ります。私達も桜の花のように潔く生きていきたいものですね。

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あかしあの里Ⅰ

満開のお花見

 今年も桜のきれいな季節となり、あかしあの里Ⅰでも四月五日、二十一日にお花見ツアーに出掛けてきました。五日は近所でも穴場スポット荒牧町公園で満開の大きなソメイヨシノをお花見。天気も良く、青空にピンク色の花びらが映え、利用者様からも「すごい桜だねぇー!」「近所にこんなきれいな所があったんだね!」と驚きの歓声がわいていました。また、二十一日には渋川市白井宿で八重桜のお花見を行い、満開の桜とにぎわう人の多さに「こんなきれいな桜が見れるんじゃ、一杯やりたくなっちゃうなー。」と仰られる方もいて、春のお花見ツアーを満喫して頂けたようでした。また来年も皆様に喜んでいただけるお花見ツアーを行っていきたいと思います。

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クリニック通所リハビリ

クリニック通所に『こいのぼり』が上がりました!

 季節ごとに取り組んでいる、フェルト作品の第二弾として、こいのぼりを作りました。パーツを選びながら切って貼り合わせていく作業でしたが、皆さん集中して参加されていて、それぞれの個性が出ている仕上がりとなっています♪

昔に比べると、近所でこいのぼりを見かける機会が減ってきているように感じますが、風に吹かれて元気よく泳いでいる景色は、やはりいいものですね。

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ゆめさきDS

やっぱり花より団子?

デイサービスゆめさきでは、一日~六日まで、お花見外食ツアーへ行ってきました。食事処は源氏家族で事前にメニューを決めていただき、食事を召し上がってから桜を見に行きました。いざ、ゆめさきを出発すると「楽しみだね。なに頼んだの?」と車中でお話している方も多く、源氏家族に到着して食事が出てくると「こんなに食べられるかな?」との声があがります。食事を目の前にすると利用者様は目を光らせながら黙々と召し上り、大満足の様子でした。食事が終わり、次はお待ちかねのお花見ドライブです。車中は賑やかになり、窓から桜を見ると「こんなにきれいな桜を見たのなんて久しぶり」と喜ばれる声が聞かれました。国体道路や前橋公園の桜をドライブしながら楽しんだ後、敷島公園で車から降り、お茶の時間となります。公園には大きな枝垂れ桜があり、それを眺めながら食べるおやつは格別でした。最後に枝垂れ桜をバックに、全員で記念撮影をしてツアー終了です。天候にも恵まれ、桜の開花状況も良かったため、皆さんに喜んでいただく事が出来、想い出に残るお花見ツアーとなりました。

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春らんらん

お花見ドライブツアー

 今年の桜の咲き具合は、開花宣言もいつ出たのかわからないまま一気に見頃になってしまった感じですが…、桜を満喫していただければと思い、今年も敷島公園、榛東、見原田に四月四~六、十一、十二日の五日間に分けてお花見ドライブに行ってきました。少し肌寒い日もありましたが、天気にも恵まれドライブ日よりになりました。桜見に散策し、雲の間からのぞく青空に桜の薄いピンクが映えてご利用者様も「わぁ~綺麗ねぇ。」「今年も綺麗な桜が見れてよかった。」と皆様ご満悦のご様子でした。やっぱり桜は日本人にとって特別なんだなと、しみじみ思う花見ドライブでした。

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朱雀の家

春の苺狩りイベント

 四月十一日~十六日にかけて、前橋市上佐鳥町にある松井農園へイチゴ狩りに行きました。利用者様・職員共に少人数で行き、数日に分けて行きました。ハウス内は暖かく、テーブルや椅子もあり、車椅子の方でも取りやすいように目の高さでイチゴ狩りを楽しめました。ハウス内は八種類ものイチゴを栽培しており、用意していただいた練乳の入ったカップを片手に歩き、食べ比べたりしました。利用者様の中には「イチゴ狩りなんか行ったことないよ。」「昔は行ったことあるけど、最近はないよ。」とおっしゃる方がいました。しかし、行ってみると何十個も食べる利用者様もいて「もぎたては美味しいね。」と大変喜ばれました。朱咲へ帰所されたあともイチゴ狩りの話題に持ちきりで「また来年も行きたいね。」と皆様に好評でした。旬の食べ物を皆さんと召し上がり、楽しいイチゴ狩りになりました。

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 菜摘荘

法人に新しい仲間が加わりました!

 平成二十八年五月より、医療法人富士たちばなクリニックに「住宅有料老人ホーム 菜摘荘」と「デイサービスセンター菜摘」が加わりました。住宅有料老人ホームとは、外部サービスと施設サービスを組み合わせ、その人らしい生活を送る高齢者向けサービスです。独自の特徴としては、二十四時間看護師が在中しており介護度の高い方も安心です。デイサービスセンターでは、年中無休にて日曜日、祭日も対応致します。市外の方も要相談にて送迎致します。お部屋代もとってもリーズナブルになっています、まずはお気軽にご相談下さい。

 

 前橋市青柳町八三三番地一

 電話027(255)7705

    担当 平林・津久井

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今月のイベント

☆涼風の家☆

5日 端午の節句

 8日 母の日

未定 おやつ作り

☆わきあいあい☆

13~15日 ポピー花見散策

☆明月☆

2日~5日 ゴールデンウィークおやつ作り週間

14日 母の日イベント

☆通所リハビリ☆

4日 プメハナ・メケ・アロハ

 5日 ヴィクトリー川田とブルーサウンズ・いくこフラスクール

12、13日 お誕生日会

14日 芙揺会

17~19日 老健作品展

24日 ローリング・グレース

☆GHゆめさき☆

5日 端午の節句

 8日 母の日

29日 家族会・小旅行

☆星辰の家☆

2、4~6日 せせらぎ公園 鯉のぼりツアー

12日 おやつ作り

☆あかしあの里Ⅲ☆

2、4~6日 せせらぎ公園 鯉のぼりツアー

12日 おやつ作り

☆しらさぎ☆

6日 お誕生日会

15日 母の日・端午の節句

下旬 おやつ作り

☆朱雀の家☆

4月下旬~5月5日 鯉のぼりドライブ(吉岡町)

18日 誕生日会・紙切り演芸

28日 マジックショー慰問

☆春らんらん☆

1日 開所日イベント

 8日 母の日

13日 笑いヨガ慰問

26日 お誕生日会

☆あかしあの里Ⅰ☆

5日 子供の日

6日 お誕生日会

8日 母の日

下旬 バラ園外出

☆あかしあの里Ⅱ☆

初旬 端午の節句 菖蒲湯母の日

下旬 外出

☆ゆめさきDS☆

5日 端午の節句

 6日~11日 つつじドライブ

13日 避難訓練

14、20日 お誕生日会

16日 母の日イベント

18日 富士敬子様 歌謡ショー

21日 田口町寿会

   ワックスがけ

23日~25日 おやつ作り

26、28日 上映会

27日 久保のぶゆき様

      カラオケショー

30日 花柳流 柳扇会様

☆療養棟二階☆

4日 買い物ツアー

11日 おやつ作り

18日 老健作品展見学

25日 お誕生日会

☆療養棟三階☆

4日 買い物ツアー

11日 おやつ作り

18日 老健作品展見学

25日 お誕生日会

院長先生の豆知識

 

   ハワイでの強烈な一夜(睡眠についての一考察)

 

 自分を襲ってくる心配はないが、野獣の様な人と一夜を共にした事はありますか?間違えました、野獣と言っても眠る時は静かなのですから、眠っている時に、激しく身体を動かし、咆哮の様ないびきをたてる人を何と形容すればいいのでしょう。

 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の人は、寝入ると野獣に豹変します。ハワイ・ホノルルでの強烈な一夜は、研修仲間四人の楽しい会話と宴会から幕が開きました。身長一八〇センチ近く、若くして体重一〇〇キロはあろうかという、メタボの典型のような青年が、同室で寝る事になっていました。宴もそろそろ終盤に差し掛かろうかという時、青年が恐縮したように、「私はいびきがうるさいようなので先に寝て下さい」と言ってくれました。未練が残るような会話もなく、明日はハワイを離れる日なので、隣の部屋へ移動し、ツインベッドの片方に横になりました。日本ではそんな時間にという時間に、外では深夜の道路工事中にて、ダッダッダッという音が少しうるさく感じられましたが、すぐに寝入りました。寝入ったのは0時半頃だったでしょうか。気をきかせて遅れて部屋に入った青年が寝たのは午前一時頃だったようです。そしてちょうど彼が熟睡に入った午前二時過ぎに、野獣があらわれたのです。突然の轟音に目が覚めました。多分二時間も眠らないうちに、私の安眠は破られました。初めて見るケイレンの様な身体のふるえと、いびきでした。しばらくするとその青年は静かになり、薄明かりの中で、うらめしげに隣をみると、青年は呼吸をしていません。穏やかな表情で気持良さそうでした。すると突然、水におぼれた人のように必死になって息をする為に暴れました。目は閉じたままです。その後もそのような不規則な呼吸が続き、ある時は、眠ったまま頭を垂れつつ、坐ったゴリラのように上体を起こし、大きないびきをかいているのです。いびきと言っても睡眠時無呼吸症の人のいびきは、経験したものでないと分からない、何とも耐えられないいびきです。外では相変わらず、ダダダッという音が、伴奏曲の様に響いています。外ではダダッ、中ではグアッ、グアッ、プー、フーと様々な音が反響しています。何とか枕で音を遮断して眠ろうと努力しましたが、とても眠れる状況ではありません。しばらくして、そんな状況に耐えられないのが分かってきました。部屋を脱出するしかないと思ったのですが、時間は午前三時です。そんな時間に部屋を出て何をすればいいのでしょう、と、途方に暮れました。隣のガガガーッ、プーッ、は止みそうもありません。気付いたら、隣の青年は上半身はだかで寝ていました。柄物の大きなトランクスとダブついたお腹の肉をうらめしげに見つめていました。あの頃は私も若かったのですね。この際だ、まだ行った事のないダイヤモンドヘッドに登ってみようと決断しました。多分片道六~七キロ以上はあるでしょう。否、もっとあるかも知れません。行くしかないと決断しました。短パンに運動靴をはき、部屋を出たのは、午前三時を少し回ったところでした。朝迄タップリの時間です。ワイキキ通りにはチラホラ人がいましたが、そこを離れると、人は勿論、車とて走っていませんでした。海岸辺りを走っていたら、通りすぎた一台の車が、五百メートル程先で止まり、一人の男がこちらの方をうかがうように見ているのに気付きました。多分、私が女だったら襲おうかという気配を感じました。それ程の暗がりの中を走っていたのです。数分こちらをうかがっていましたが、おっさんだと分ったのでしょう、立ち去りました。ダイヤモンドヘッドへは行った事がありませんでした。一時間以上走り、やっと入口を見つけましたが、入口は洞窟の入口のようであり、夜間は入れないようになっていました。それではと、壁になっている草の生えた数十メートルの高さの土手をよじ登ろうと登り始めましたが、ふと、ひょっとして夜中に私のやっている事は、スパイのような事ではないかと思い至ると、あたりに米軍の兵士がいるかも知れず、撃たれるかも知れないという恐怖が全身を走りました。大急ぎで土手を降りました。辺りは民家が立ち並ぶ閑静な住宅街で、人っ子一人歩いてはいません。警察官やパトカーに出会えばどうしよう?眠れなくてダイヤモンドヘッドに来たなんて信じて貰えない、と、ドキドキしながら海岸辺りの道へ逃げ出しました。あれ程夜明けが待ち遠しかった事はありません。ワイキキに着くと、海岸では日の出を見ようとする人が起き出していました。生涯忘れられない一夜となりました。あの睡眠時無呼吸症の青年と一夜を共にしたからこそできた経験です。同時にその経験は私の人生で何かが変った経験でもありました。長々と私的な経験を語ったのは、その変った事を伝えたかったからなのです。それは、あれ以来、少々のいびき、騒音が私の睡眠の妨げにはならなくなった事です。あのいびきに比べればどんないびきだってかわいいもんだと思えるようになったのです。あるボクサーは、試合前、試合で味わう数倍のボディーへの打撃を受けとめる練習をするそうです。そうすると、相手に打たれたボディーが何ともなくなるそうです。ちょうどそんな様なショック療法とでもいえるような経験を私はしたようです。今ではあの青年に感謝しています。

 周りの環境のせいで眠れないと考えている人には、参考になる話かとも思います。過酷な状況と比較して今の自分は、と、考えてみるのです。多分熊本で避難生活を送る人に比べれば、私達の夜は天国でしょう。睡眠を障害する自分の内面の問題についても、ひょっとしたら、そんな事で解決の糸口が見つかるかも知れません。例えば、愛する人を失うとか、自分にとって格別過酷な内面の問題と比較してみるのです。今の自分は存外恵まれていると考える事で、いい睡眠が得られるかも知れません。最近、いい睡眠とは何か素敵なプレゼントを貰うようなものではないかと考えています。どうしたら自分は素敵なプレゼントを貰えるのだろう、その為にする事は?と、考えています。プレゼントを貰う方法については、いつか話ができるよう努力してみたいと思います。

文芸作品

 なつメロに 思い出たどる 老いの夜

 

 いつの間に 年を取ったと 影法師

 

 デイ集う 老いそれぞれの リハビリを

            

           菅野 邦夫 様

 

 春の音 窓に触れたる 風に聞く

 

 頑固さも 昔のことよ ちゃんちゃんこ

 

 長靴の 泥をおとして 春近し

 

 枝垂れ桜 土をつかまん 風待てり

 

 浅間峰の 噴煙いそめて 春茜

           影山 えいじ様

 

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            青木 照幸様

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            寺崎 茂之様

リハビリコラム

  廃用症候群はとっても怖い!

 廃用症候群という言葉をご存知でしょうか?普段リハビリを行っていて、頻繁に関わることになる体の状態の一つです。

 例えば電子機器など、使わないで放っておくとサビつき、壊れる要因となります。この例を人間の身体で考えてみると・・・安静(身体を放っておくと)単に筋力の衰えや骨密度の低下をきたすのみならず、ひどい場合には、床ずれ(褥瘡)になったり、体力の低下や全身のむくみにもつながります。

 また、活動性の低下により便秘や食欲低下、認知障害など全身にわたりさまざまな症状が現れます。普段運動しない方が、いきなり全力疾走すると息切れと疲労でしばらく動けないでしょう?それに近い状態です。

 廃用症候群は、早期のリハビリ介入によって防ぎうるものです。病気や怪我の治療の為、必要な安静の期間が終われば、早い段階で身体を動かしていく事が大切です。

         作業療法士 大澤 章徳

編集後記

今月のさんぽみち、いかがでしたでしょうか。桜の花の季節は短いですが、どんな遠くからでも「あっ桜だ」とすぐにわかり、ひとときの美しさで私達に元気をくれる。桜を見るたび「ありがたいなぁ」と感じます。今、周りでは後に続けとばかりに様々な花が咲いています。利用者様もお花をとても喜ばれます。暖かい日には散歩に出掛け、その時々の季節を感じたいですね。

            朱咲 前山 道広