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創春館新聞 「さんぽみち」

 平成28年9月号

・春らんらん特集

・各事業所便り

・行事予定

・院長先生の健康豆知識

・文芸作品

・リハビリコラム

・編集後記

春らんらん特集

毎年恒例おはぎづくり

春らんらんでは毎年恒例、八月十五日にはお盆にちなんで「おはぎ」を作ります。一人二個ずつ利用者様と職員でわいわい、がやがや楽しく作ります。ただし、あんこともち米を人数分に分ける作業には悪戦苦闘! 多くなったり、少なくなったり…皆の視線が真剣です。「昔はよく作ったよ。」とおっしゃる利用者様も多く、あんこで包んだりきな粉をまぶしたりする作業はとても手際が良く、スムーズにおはぎを作り上げることが出来ました。またその昔ながらのおはぎの味は最高で、「おいしい!」「作りたてはやわらかいね。」「おかわり欲しいなぁ。」と幸せそうに召し上がっていました。季節感のある楽しく美味しいイベントは、皆様には好評です。

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ハワイアン慰問&八月お誕生日会

八月三十一日の午後、斎藤アロハラブリーズ七名の電子ピアノ・ギター・ウクレレ・リコーダー・ドラムの演奏と歌が響き渡り、利用者様もハワイアンレイを首にかけ曲に合わせて歌を唄い、手拍子をとり、春らんらんは一気に常夏ムードになりました。『月の夜は』のフラダンス披露では、利用者様、職員も一緒に見よう見まねで腕を上げたり手を波のように動かして照れながらも楽しく踊りました。盛り上がってきたところで、八月のお誕生日者三名をアロハラブリーズの演奏でハッピーバースデーの歌と春らんらんからの真心込めたお誕生日カードのプレゼントです。「ありがとうございます。」「わぁうれしい!」と涙ぐみ喜ばれていまいた。アロハラブリーズの歌や踊りと飽きさせない楽しいお話しで、あっという間の一時間でしたが利用者様は終始、「いいね!最高!」と笑顔で大きく拍手をしていました。アンコールでは、アロハラブリーズと春らんらん一同が一つとなって「青い山脈」を歌って最高の締めくくりとなりました。こんなに楽しい時間を、来年も、また、一緒にお祝いさせてくださいね!

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今月の事業所便り

涼風の家

素敵なプレゼントいただきました

 十七日グループホーム涼風の家に、よもぎの会の皆さんの慰問がありました。当日は総勢十八名の皆さんがお見えになり、日頃の活動で作成された造花を涼風の家の入居者様全員にプレゼントとしていただきました。会の皆さんをお迎えした後、まずは高崎市の社協広報誌の表紙撮影を行うという事で、全員整列してみんなニッコリ・・・のはずなのですが、何しろ入居者様と合わせて三十名近い人数のため、カメラアングルに収まりきらず、何度も並び替えをして、ようやくハイッ!チーズ!!となりました。そのあとテーブルについて、いただいたお花との作り方等聞いたりしながら、いろいろと話に花が咲きました。もともと入居者様も地元の倉渕出身の方が多いので、会の皆さんと顔見知りが大勢いらして、とても楽しそうにお話しされ、あっという間のひと時でした。よもぎの会の皆さん、素敵なお花をありがとうございました。

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わきあいあい

赤城山へ散策

 デイサービスわきあいあいでは、八月のイベントで八日~十三日の六日間に分けて、赤城山へ散策に出掛けて来ました。山頂は、涼しく赤城神社でお参りしながら散策を楽しむことが出来ました。赤城山へ向かっている途中に向日葵の花が咲いていて、あまりの綺麗さに車から降りて、記念写真を撮り、向日葵に負けないくらいの利用者様の笑顔が見られました。「綺麗だね。」「沢山の向日葵を見たのは初めてだよ。」と喜びの声が聞かれました。山の涼しさと向日葵の綺麗さを満喫して頂けたようです。これからも、ご利用者様に楽しんで頂けるイベントを企画していけたらと考えています。

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明月

伊香保ハワイアンフェスティバル

 明月の利用者様が楽しみにしているイベントの一つ、伊香保ハワイアンフェスティバルIN明月が八月十八日の木曜日に実施されました。デイサービスのご利用者様は、午前中より地域のボランティアの方々が来所され、地域のお話をされ、昼食のメニューはハンバーグと目玉焼きをプレートに乗せたハワイの食べ物、ロコモコを作りました。ロコモコを食べた後は合同イベントのフラダンスです。赤いドレスを身にまとい、ハワイアンの曲に乗せ素敵な踊りを見せていただきました。中でも、ハワイと姉妹都市の伊香保をイメージした歌と踊りを披露して頂き、とても素晴らしかったです。今後も「楽しい」「おいしい」の声が聴けるようなイベントを企画していきたいと思います。

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通所リハビリ

創春館夏祭り

 八月二日より三日間にわたり創春館通所リハビリによる納涼祭が開催されました。太鼓の音と「創春館小唄」で始まった納涼祭、模擬店では「たこ焼き」「ところてん」「かき氷」が振る舞われ、ゲームコーナーでは「射的」「スカットお手玉」「くじ引き」が行われました。日頃ゲームに参加されない方もこの日ばかりは童心に返り、的に向かって集中されていました。的に当てたり、穴に入った時は、鐘が鳴り響き、自分の好きな景品を笑顔で手にされていました。毎年恒例の女性職員による浴衣姿も披露され、花を添えていました。最後は「百歳音頭」です。皆さんと一丸となり、楽しいひと時を過ごせました。三日間無事に幕を下ろすことができました。

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GHゆめさき

納涼祭、第二回Yー1グランプリ同時開催!

 GHゆめさきでは八月二十八日に納涼祭を行いました。同時開催で『第二回Yー1グランプリ』を行い、職員全員が四十七都道府県からくじ引きで当たったご当地グルメを模擬店としました。利用者様、ご家族様、地域の方々からも「美味しい、初めて食べた」などの言葉が頂け、食を通して楽しい納涼祭を行う事ができました。参加された全員に、どれが美味しかったかを投票してもらいました。最後の結果発表では、盛り上がりとても熱い納涼祭になりました。『全員参加型』のお祭りをコンセプトとし行った、今年の納涼祭も楽しく行えたと思います。来年も楽しい納涼祭にしたいと思います。

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星辰の家

第八回星辰納涼祭!

 星辰の家では、八月二十八日に第八回星辰納涼祭を行いました。納涼祭の日近くから台風の予報もあり天候の心配もありましたが当日は小雨程度ですみ納涼祭を行う事が出来ました。納涼祭では利用者様やそのご家族と焼きそば・ジャガバタ・焼きとうもろこしを食べたり、射的、西瓜割りに参加したり、恒例の上州赤城太鼓の演奏を観たり、とても楽しんで頂けたと思います。また来年も九周年に向けて利用者様と一緒に頑張って行きたいと思います。

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あかしあの里Ⅲ

夏といえば流しそうめん!

 八月十日、すっかり夏の定番となった流しそうめんを行いました。準備をしている間は何が始まるのかと、不思議そうに見て居た方も、いざそうめんが流れてくると目を輝かせていらっしゃいました。流れるそうめんを上手に箸ですくえる方もいれば、取り損なったそうめんを思わず手で取ろうとされる方もいたりと、いつもとは違う賑やかな昼食になりました。普段、お箸を使わない方もこの日ばかりは、お箸を使ってそうめんを召し上がり、その巧みな箸使いに驚かされたりもしました。来年も皆さんに「美味しかった!」「楽しかった!」と言って頂けるよう盛り上げていきたいです。

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しらさぎ

お祭りに参加してきました

 グループホームしらさぎでは、八月のイベントとして、「お誕生日会」・「おやつ作り」・「地元の祭り」への参加を行ないました八十一歳になられた「お誕生日会」では、大きなケーキと色紙を前に皆様からお祝いされ嬉しそうでした。おやつ作りでは、八月と言う事で、「おはぎ作り」を行ないました。出来上がったおはぎには、あんこが沢山ついていて、皆様は「美味しい」と召し上がり喜ばれていました。八月二十一日には、地元の「小坂市町地蔵尊祭り」に参加しました。夕方からの参加になりましたが、歌や踊りが舞台上で繰り広げられ、参加された入居者様は手拍子をしたりとても楽しそうでした。初めての参加でしたが、自治会の方々からもお声掛け頂くなどホームでは味わえない一時を皆さん楽しまれた様子でした。来年も地蔵尊祭りに参加出来たらと思います。

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あかしあの里Ⅱ

スイカ割り

 あかしあの里Ⅱでは八月五日すいか割り大会を行いました。皆さんすいかを見て「わー大きくて、立派なすいかだねー」と大はしゃぎ。参加者の方は目隠しをして職員と共にテーブルの上に置いた、すいかに向かって行きました。すいか割り大会が始まると「もっと右!もっと右だよ!」「もう少し前だよ!」「わっはっはー」と笑いもあり、周りから声を掛けられながら、皆さん楽しまれました。先頭の方は周りからの誘導で勢いよく棒を一振りしますが、「バシッ」といい音がしただけで割れず。次の方は怖がっていましたが、周りの声援のおかげで「パシッ」と叩けました。そして、最後の女性入居者様の番です、「それじゃー私が割っちゃうよ!」と張り切って「バンッ!」といい音がし端の方が割れていました。周りからは「おー」や「女性は強いねー」と驚きの声がし拍手と共に大会は終了しました。そして、その後のおやつの時に甘いすいかを提供し、皆さん美味しそうにほうばっていらっしゃいました。

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あかしあの里Ⅰ

バーベキュー大会

 あかしあの里Ⅰでは、二十六日に納涼会と称しまして、昼にバーベキュー、夜に花火大会を行いました。バーベキューでは皆様が楽しみにされ代わる代わる様子を見に出てこられ、手伝って下さいました。焼きあがってくると「これもういいんじゃない?」「次のせて」など賑やかに行うことができました。夜の花火大会では、職員の子供も参加し、打ち上げ花火を上げたり線香花火で誰が一番長くできるかなど競い合いました。「これで夏も終わりだね」等の声も聞かれておりました。また、秋に向けイベントを考えていきたいと思います。

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クリニック通所リハビリ

~納涼祭~

 クリニック通所リハビリでは、今年もささやかながら、納涼祭を開催しました。プログラム内容はスイカ割り・射的・くじ引き・カラオケです。射的では成績上位者に景品があり、やはり賞品のかかるゲームになると、利用者皆様の目の色が変わり、いつもとは違った盛り上がりがありました。また、はっぴを着ていただくと、お祭りの雰囲気が出て、普段よりもさらに素敵な笑顔も見ることが出来ました。リハビリの合間の良い気分転換になりました。

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DSゆめさき

待ちに待った!ゆめさき納涼祭!!

 デイサービスセンターゆめさきでは、八月二十七日(土)に納涼祭を行いました。十三時の開会の挨拶の後に、ノンアルコールビールやジュースが利用者様に配られ、男女二名の利用者様に乾杯の音頭をとって頂き、全員で乾杯をしました。乾杯が終わったあとは、御神輿です。女神輿、男神輿、職員神輿の三組に分かれて行い、大変盛り上がりました。その後、ゆめさきに初めてお越し頂いたバンド「ビクトリー川田&ブルーサウンズ」とフラダンスの「いくこフラサークル」の皆様による慰問コンサートが行われました。昔懐かしのメロディーやハワイアンの曲にのせたフラダンスが披露され皆様大変喜ばれていました。最後に全員で、「東京音頭」と「炭坑節」を一緒に踊り、楽しい雰囲気の中、今年の納涼祭は幕を閉じました。

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療養棟二階

夏祭りでビール!?

 二階では十七日に夏祭りのイベントを行いました。今年は出店・ゲーム・盆踊り・お神輿があり、出店には見た目がビール?のゼリーがあり、数人の利用者は間違えて「これ飲めないの?」残念がる方もいました。ゲームでは輪投げを行い、景品には駄菓子と特賞として入浴一番券があり、皆さん一番券欲しさにいつになく真剣に行っていました。盆踊りの時は皆さん恥ずかしいのか消極的でなかなか踊ってはくれませんでしたが、お神輿を担ぐ時には積極的で参加された方全員が担ぎました。また、数人の利用者には出店の店番もお願いし、職員より手馴れた様子で商品を捌いていました。来年も利用者と一緒に楽しいお祭りが出来るようにしてきたいと思います。

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療養棟三階

夏の恒例!夏祭り!

 療養棟三階の夏祭りでは、職員だけでなく利用者の皆様にも浴衣や甚平を着て頂き、様々な色柄の浴衣に喜びの声が聞こえました。今年の出し物はスタンプラリーにて的当て・輪投げ・金魚釣りの出し物を回っていただき、獲得スタンプに応じて景品がゲットできるように企画し、各出し物で活き活きと的をねらう姿がみられました。金魚釣りでは、一ヶ月前から利用者の皆様と折り紙で金魚を制作し、百匹を超える金魚を囲みました。また、かき氷の屋台をかまえ、食べた方々の舌が色とりどりに染まっていました。短い時間の夏祭りでしたが、笑顔いっぱいで過ごされる姿がみられ、盆踊りでは終わってしまうのを残念がる方々の言葉も聞かれました。

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朱咲の家

夏の流しそうめん

 朱咲では、夏恒例の流しそうめんを八月一日に行ないました。流しそうめん用にテーブルをセッティングして準備OK。そうめんが流れてくると、立ち上がり箸で一生懸命に取りおいしそうに召し上がっていました。次から次へと流れてくるそうめんを取る事に夢中になっていました。施設のプランターで育てたいんげんが流れてきてきた時は取るのに大変そうでした。二種類の混ぜご飯で作った三角おにぎりと大根、胡瓜、茄子の三色漬物も合わせて配りお腹いっぱいになり満足。「おいしかったね」と笑顔の花がたくさん咲きました。今年も利用者様と楽しく流しそうめんをいただくことができて、充実した時間を過ごせました。この食欲で今年の夏も元気に乗り越えられそうです。

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今月のイベント予定

☆涼風の家☆

3日 フルート演奏会

19日 敬老の日

21日 認知症カフェ

未定 おやつ作り

 

☆わきあいあい☆

14~17日 敬老会

17日 お誕生日会

26~30日 コスモス散策

 

☆明月☆

DS:19日 敬老イベント

GH:15日 十五夜イベント

   19日 敬老イベント

合同:10日 感謝祭

 

☆通所リハビリ☆

6~8日 鎌倉中職場体験

15,20,21,23日 お誕生日会

17日 長寿を祝う会

22日 AKO

29日 南橘リコーダーの会

 

☆GHゆめさき☆

3日 原東ふるさと祭り

15日 十五夜

19日 敬老会

22日 おはぎ作り

 

☆星辰の家☆

20日 敬老会

29日 お誕生日会

未定 おやつ作り

 

☆あかしあの里Ⅲ☆

11日 お誕生日会

15日 お月見

19日 敬老の日

23日 手作りおやつ

 

☆しらさぎ☆

6日 お誕生日会

19日 大月みやこ 北川大介

   チャリティーコンサート観覧

下旬 敬老会

 

☆朱咲の家☆

4日 朱咲祭り

22日 カラオケ大会

27日 お誕生日会

 

☆春らんらん☆

15日 十五夜

19日 敬老会&お誕生日会

23日 フォトフレーム作り

26~30日 コスモスドライブ

 

☆あかしあの里Ⅰ☆

23日 おはぎ作り

27日 合同お誕生日会

 

☆あかしあの里Ⅱ☆

7日 お誕生日会

20日 お誕生日会

 

☆DSゆめさき☆

12~14日 おやつ作り

15日 久保さんカラオケショー

16、17日 上映会

19日 敬老会

22日 富士見歌謡連盟会慰問

23日 お誕生日会

 

☆療養棟二階☆

日 買い物ツアー

14日 県庁ドライブ

21日 おやつ作り

28日 お誕生日会

 

☆療養棟三階☆

7日 買い物ツアー

14日 ドライブツアー

15日 おやつ作り(いももち)

   敬老会

22日 お誕生日会

 

 

院長先生の健康豆知識

 

私の「英雄」

  (通所リハビリ田子英雄さんを偲んで)

 

 現在の日本では、「男らしく」という言葉が死語になりつつあるようです。

「男だから泣いてはいけない」と散々言われてきましたが、今では男の涙を美しく感じる女性も多いようです。「男の美学」という言葉もありますが、そんな美学を見せてくれる男も少なくなりました。田子英雄さんという方は、若い人には分からないかも知れませんが、もう古い世代に属する私にはよく理解できる「男の美学」を貫いた方でした。

「妻には優しくする」「弱音を吐かない」「グチは言わない」「言葉数は少なく」「自分にできる事は精一杯努力する」とりあえず思い浮かぶ言葉はこんなところですが、言葉では言い尽くしきれない、「男の美学」がその生活態度にあらわれていました。娘さんにこんな冗談を言った事があります。

「英雄さんが、かいがいしくも優しく奥さんを介護する姿を見てきましたが、あんなに優しかったのは、若い頃奥さんに負い目を感じるような事でもあったからでしょうか?」

「父と母は若い頃とても苦労して、二人でその苦労を克服してきたようです。そんな事もあったせいでしょうか、父はずっと母に優しくしていました」

「失礼しました。奥さんへの介護が余りに献身的で感動したものですから、冗談を言ってしまいました。おっしゃる通りでしょうね。戦友を労わるような気持ちが、奥さんへの態度にあらわれていました。そして奥さんのとても満足そうな笑顔が印象的でした」

 その後、奥さんが亡くなられて、英雄さんの姿を見る事はなくなりましたが、もう数年前になるでしょうか、創春館リハビリに英雄さんの姿を見つけました。昨年には癌が見つかり、闘病とリハビリで頑張っていましたが、いよいよ自宅での生活が困難となり、創春館に入所となりました。癌の根治は難しいと、覚悟を決めての入所と推察していました。進行していく癌につらい事も沢山あったでしょうが、「何かつらい事があったら遠慮なく言って下さいね」と言っても、ついぞ身体の不調を訴える事はありませんでした。振り返ってみますと癌の進行に伴い、沢山の不調があったに違いないのですが、死を覚悟した瞬間から、弱音を吐かないと決めていたような気がします。「男の美学」以外の何者でもありません。男の心が美しいというのはこういう事かと思いました。

 亡くなる数日前には、病気のせいで呼びかけにも反応が弱い様子でしたが、耳元で「英雄さん、ずい分奥さんと頑張られたそうですね。冗談で、娘さんに、あんなに英雄さんが奥さんに優しかったのは、何か奥さんに負い目を感じるような悪い事をしたんじゃないですか、と、聞いたら、娘さんが、両親二人一生懸命苦労して頑張ったからだとおっしゃっていました。よく頑張りましたね」と言うと、目がぱっと開き、ニッコリ笑みがみられました。思いもかけない笑みに嬉しかったものですから「とても頑張った人生でしたね」とうっかり過去形の言葉を使ってしまいましたが、私の尊敬の気持ちが伝わればと願って発した言葉でした。英雄さんは満足そうに大きくうなずいてくれました。闘病中のご家族の献身的な介護も感動的でした。車椅子を娘さんに押されながら、思い出の沢山つまった日輪寺の空気を吸っていました。愛情が愛情を生むというのが実感できた、御家族との交流でした。英雄さんにはかけがえのないプレゼントを貰った気がします。田子英雄さんは私の「英雄」の一人です。

ありがとう 田子英雄さん。安らかに。

 

文芸作品

 

 

  朝顔が 咲くはずもなし 夕やみに

          田中 ウメヲ様

 

 

 人生の 一端を見る 甲子園

 

 祭り笛 昔の記憶 思い出し

 

 涼しさを 求めて木陰 一休み

 

          菅野 邦夫様

 

 

 遠き日の 闇を払ひて 捲る蚊帳

 

 空蝉の 意志を残して 塀にあり

 

 招待を 辞すほど老いぬ 敬老日

 

 生きている それだけでいい 月見草

 

 天長節 時代を生きて 昭和の日

 

          影山 えいじ様

 

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                                                                                               五十嵐 正雄様

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                                                                                                    町田 房枝様

 「月刊デイ十月号」に創春館から二点掲載されました。

   「介護のことわざコンテスト」

 ①全国からの応募約二百五十通の中から入選七点の内の一点として選ばれました。

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                                                                                                    鈴木 福一様

   「介護川柳」

 ②毎月募集している介護川柳にて佳作に選ばれました。

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                                                                                                髙橋 三佐男様

リハビリコラム

 

    筋トレって?

 

 「筋力トレーニング(筋トレ)って、どのくらいすれば良いの?」と良く聞かれます。確かに皆さんわからないですよね!

 まず筋トレを行うことで筋肉には何が起こっているでしょうか?筋肉は何千本もの細い繊維からできています。筋トレをすると、繊維の一部が破壊され、その後適切な栄養と休養により繊維が修復され、その過程で徐々に太くなり筋力アップにつながります。

 日常生活+αの活動を行う為の筋力をつけるには、筋肉の最大発揮できる筋力の六十~八十%の力で、回数は八~十回、二~三セットが適正と言われています。また休養も必要で、毎日ではなく週に二~三回が効果的と言われています!スポーツ選手や若い方では、最大筋力百%で負荷をかけることも多いですが、怪我をしやすいのも実際ですよね。

          理学療法士 狩野 和子

編集後記

 九月号「さんぽみち」最後まで読んでいただきありがとうございます。みなさん夏のイベントは楽しめましたか?夏祭りをはじめとするさまざまなイベントで夏を満喫していただけたのではないでしょうか。これから季節は秋へと移り変わっていきます。食欲の秋、スポーツの秋といった言葉もあります。みなさん、美味しいものをたくさん食べ、スポーツで気持ちの良い汗を流し秋を感じていただけたらと思います。

             療養棟三階 柳澤 妙公