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創春館新聞 「さんぽみち」

 平成28年12月号

 

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・編集後記

 

笑顔の絶えない涼風の家! 地域の皆様に支えられて

 

 グループホーム涼風の家の基本理念は、『地域の方々と支え合い、個々が生き生きと生活できる、笑顔の絶えない明るいホーム』です。十一月は地域の皆さんと触れ合うイベントがたくさんありました。

 一つ目は十二日の「道の駅くらぶち小栗の里外食ツアー」です。涼風の家から車で五~六分の「道の駅くらぶち小栗の里」の、秋の感謝祭で、先着順で、きのこ汁のサービスがあると聞きつけ、入居者様全員で出かけることになりました。もし、きのこ汁がゲットできないと悲しいので、この際だから小栗の里で外食をしようという事になり、意気揚々と出かけました。当日は天気も良く、久しぶりの全員そろっての外出に皆さんも大変喜ばれました。到着するとなかなかの盛況ぶりでしたが、無事にきのこ汁をゲットすることが出来ました。そしてそのあと道の駅の食堂で昼食となりました。メニューは、倉渕産の野菜をふんだんに使ったおきりこみ鍋や、こだわりカレーなど皆さんにお好きなものを選んでいただき、注文するとペロリと平らげてしまいました。もともと地元に住んでいた入居者様が多いので、顔見知りとの久しぶりの対面もでき、皆さん楽しまれたようです。

 二つ目は、以前にこの紙面で紹介したことのある「認知症カフェ」改め「オレンジカフェ」です。二十一日に涼風の家で近隣の皆様に開放し、お茶を飲みながら、体操やお茶菓子を召し上がって、楽しいひと時を過ごしていただきました。二ヶ月に一回のペースで開催していましたが、おかげさまで四回目を開くことが出来、回を増すごとにお客様も人数が増えてきています。今回は入居者様に挽いていただいた豆でコーヒーを淹れ、手作りおやつを召し上がっていただきながら、リハビリ体操や歓談をしていただきました。始めた当初はぎこちなかった、お客様と入居者様の間もだいぶ打ち解けたものになってきています。今後は月一回のペースで開催していけるようにして、地域の皆様との交流を深めていきたいと思います。

 そして三つ目は、「くらぶちやまなみ祭見学」でした。毎年恒例のやまなみ祭ですが、今年は地域防災訓練が同日に開催され、防災ヘリコプターの離着陸や防災訓練の様子を見学することが出来ました。普段ヘリコプターが離着陸するところを間近で見ることはないので、近くを飛ぶヘリコプターの迫力あるローター音や光景に、見学に行かれた入居者様は貴重な体験をされたと喜ばれていました。

 今回地域の皆様との関わりが深いイベントが続き、改めて皆様に支えられて涼風の家が成り立っていることを感じることが出来ました。今後も基本理念にあるような明るい施設を目指していきたいと思います。

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今月の事業所便り

わきあいあい 感動の紅葉狩り

 十一月十日、わきあいあいでは、紅葉狩りに出掛けて来ました。赤城の木の家に行き、色とりどりの紅葉を見ていると木の家から施設の方が出て来て、山の詳しい説明をして頂き、利用者様も熱心に聞いておられました。その後、散歩コースを一周して来ました。当日は、少し肌寒かったのですが、この時期でしか見られない景色を見られ「来て良かった。」「綺麗だね。」と感動されておりました。そして十五日と十八日にパンバイキングを久々に行い、色々な種類のパンを美味しく召し上がりました。今後もご利用者様に喜んで頂けるような行事を考えたいと思います。

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明月 今が旬!干し柿&柿の焼酎漬け作り

 グループホーム明月では、十一月十五日に干し柿作り、十八日に利用者様からリクエストのあった柿の焼酎漬け作りを行いました。干し柿作りでは、大きな蜂屋柿に「うわぁ!大きいねぇ!!」と驚かれていましたが、包丁や皮むき器で丁寧に皮を剥いて下さり、剥いた皮も袋に片付けて下さってくれました。全て剥いた後はみんなでビニールひもに括り付け、外に干しました。出来上がりが楽しみです。そして柿の焼酎漬け作りは、職員がやり方が分からず男性利用者様に教えて頂き、洗った柿のヘタを焼酎に漬け、袋に入れ空気を抜き保存…というやり方はとても簡単でした。一週間後、出来上がりを食べてみたら多少渋みが残っている部分もありましたが、大部分が甘く出来ており、作って下さった利用者様も大変喜んでいました。これからも、季節に合ったイベントを考えていきたいと思います。

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通所リハビリ 祝・お誕生日会&卒業式

毎月開催する恒例のお誕生日会ですが十一月は新たな試みとしてスクリーンを用いたお誕生者様の紹介をする一幕を設けました。お誕生者様のリハビリやレクリエーション活動など日頃のご様子を軽快な音楽と共に紹介させて頂き、大変盛り上がりました。また二十九日にはO様のお誕生日会&デイケア卒業式を企画し、これまでのリハビリの成果を皆で称え、送り出すことが出来ました。今回、卒業式を実現できたことにスタッフは勿論、他のご利用者様も心から感激し、また良い刺激を受けたことと思います。これからも日々のリハビリの成果を目に見える形で皆様にお伝え出来るような楽しい企画を提供したいと考えています。

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GHゆめさき 紅葉狩りへ

 グループホームゆめさきでは、十一月六日に赤城木の家へ紅葉狩りに行って来ました。天候には恵まれましたが、風が強く、予定していた外での食事は出来ませんでした。その為、赤城木の家の中で食事をさせて頂き、温かい豚汁やおにぎりをいつもとは違った雰囲気の中で、美味しく楽しい時間を過ごすことが出来ました。食後には木の家の中の木工作品の見学をしたり、寒さにも負けず紅葉を散策したりし秋を満喫することが出来ました。季節を感じ、日常生活のメリハリを持てる企画を今後も計画していきたいと思います。

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星辰の家 紅葉ドライブツアー

 星辰の家では、十一月七日から十一日の五日間に紅葉ドライブツアーに行きました。ケヤキウォークで、利用者様の好きな昼食を選んで頂き「美味しいね。初めてきたね。」など、大変喜ばれていました。昼食を食べた後、赤城ふれあいの家に行きました。最終日は生憎の雨でしたがそれ以外の日は天気に恵まれ車内でおやつを食べながら紅葉を見て楽しんで頂けました。十一月十八日は、今月が誕生日の利用者様とかっぱ寿司へ外食に行きました。自分で食べたいお寿司を取って頂き、専用のボードを借りて記念写真を撮りました。その後はベイシアにて欲しいものを選んで頂き、誕生日プレゼントとして贈呈しました。来年も同じメンバーで誕生日を迎えられたらいいなと思いました。

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あかしあの里Ⅲ レトロなプリンアラモード

 手作りおやつで、プリンアラモードに挑戦して頂きました。お皿の上に乗せたプリンに、ホイップクリームを絞り、周りに桃やキウイ、みかんをお好きなだけ飾って頂きました。慣れない作業に「どうすればいいの?」「これでいいの?」と戸惑ったり、上手に出来ない方もいらっしゃいました。遠慮したのか、少ししかフルーツを乗せなかった方に「もっと乗せても良いんですよ。」と声を掛け、スタッフも手伝い沢山のフルーツを乗せると、嬉しそうに笑っていらっしゃいました。ご自分でデコレーションしたプリンアラモードを召し上がって頂くと、皆さんあっという間に完食され「美味しかったよ。」と、喜んでくださいました。次回も皆さんが楽しく参加できる、おやつ作りを考えたいです。

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しらさぎ 楽しいイベント

 グループホームしらさぎでは十一月の第一週目を紅葉ドライブ週間とし、良い天候の日を選んで、五日に赤城山を目指しドライブをしました。皆様、楽しみに待っていたようで、お喋りが絶えず車中は賑やかに目的地へ向かって行きました。到着場所は木の家周辺で紅葉がとても綺麗でした。久々のお出掛けに写真をとるときはたくさんの笑顔が見られました。色鮮やかな紅葉を存分に目に焼き付け、楽しい時間を満喫したようです。又、中旬には九十五歳になる利用者様のお誕生日会を行ないました。いつもはホールのケーキでお祝いするのですが、今回はショートケーキを色とりどり購入し、お盆に盛り付けました。利用者様は「わあ~おいしそう!」「好きなの選んでいいの?」などと歓声をあげ目を輝かせていました。皆様元気な声でバースデイソングを歌い、各々選んだケーキを全て平らげるほど、大いに盛り上がったお誕生日会でした。

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あかしあの里Ⅱ 最高の一日

 あかしあの里Ⅱでは十一月十三日に外食と紅葉ドライブを行いました。当日はポカポカ陽気で風もなくドライブにもってこいの日でした。外食ではお寿司を食べましたが、皆さん大好きなようで嬉しそうに黙々と何皿もたいらげておられました。お腹がいっぱいになったところで、次は楽しみにしていたドライブです。途中、吉岡温泉の足湯に浸かりアイスクリームを食べながら皆さんニコニコ笑顔で癒しのひと時を過ごしました。その後、一時間程のドライブで車窓からの紅葉を楽しみました。天候に恵まれた充実の一日となりました。次回も入居者様にとって幸せな一日になるようにしたいです。

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あかしあの里Ⅰ 長寿のお祝い

 あかしあの里Ⅰでは十一月二十一日で九十四歳になる、一番の長寿の方のお誕生日会を行いました。皆でハッピーバースーデーを歌い、一人ひとりお祝いの言葉を言っていただきました。おしゃれな方で誕生日プレゼントのリクエストは化粧水。そのリクエストされたものにプラスしてプレゼントをお渡しするととても喜んでくださいました。他の方も「私の時は、○○が欲しいな。」というお話も聞かれていました。皆でケーキも食べ、喜んでいただけたお誕生日会になりました。

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クリニック通所リハビリ 芸術の秋ですね

 先月号のさんぽみち、クリニック通所リハビリの記事で、九十一歳の方の手芸を紹介させて頂きました。その他にも、沢山の利用者様が作品作りに取り組まれていますので、今月も紹介させて頂きます。今回、写真に載せている作業風景は一部分になりますが、刺し子、ネット手芸、きめこみ、糸の絵、手まり作り、ビーズ手芸等、様々なものを作成しています。今、一番人気なものはきめこみです。それぞれ細かい工程も多いのですが、私たちスタッフがお手伝いするのは一部分で、ほとんどは利用者様が行っているんです。これを読まれている方もぜひ、いろいろな作品作りをしてみてくださいね。

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ゆめさきDS もみじドライブツアー

  DSゆめさきでは十一月一日より七日まで外食と紅葉狩りに行ってきました。昼食は源氏家族で、うな重、うどんセット、カモ汁そばなど皆様がお好きなものを召し上がりました。「みんなで食べると美味しいね。」「一人では、なかなか外食に行けないから嬉しいわぁ。」など喜びの声があがりました。「ご馳走さまー」の後は、伊香保方面へドライブです。伊香保にある紅葉の名所、河鹿橋に向かい「しゅっぱーつ!」車内では歌を歌ったり、おしゃべりを楽しんだり明るい声が聞かれました。河鹿橋に着くと大勢の観光客や県外ナンバーの車を見て、「こんなに沢山の人が来るの~。」「あまり広いところでもないのに、ずいぶん、あちこちから来てるんね~。」と驚いていました。河鹿橋を背に全員で記念撮影「はい!チーズ!」帰りの際には、懐かしい路面電車が常設されてあるところで、お茶にしました。お天気も良く、色とりどりの景色を眺め「いい時期に来ることができて良かったー!」と、嬉しそうなお顔を拝見できました。今年の紅葉狩りは、例年とは違った場所を企画し、事故なく無事に行って来られました。

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療養棟二階 美味しい!じゃがいも餅

 療養棟二階では十一月十六日におやつ作りで『じゃがいも餅』を作りました。作り方はとっても簡単で、ふかしたじゃがいもを潰し、片栗粉と混ぜ形を作り焼くだけです。焼いているときには、「もうちょっと焼いた方がいいよ。」、「あ~おいしそう。それくらいの色がいいね。」と焼きあがるのを楽しみにされていました。味付けに、マヨネーズと醤油と砂糖醤油を用意し、「これが一番合う。」との事で、砂糖醤油が一番人気でした。きつね色に焼けたじゃがいももちは、とても熱かったですが、おいしそうに食べている姿や鼻歌を歌って上機嫌な様子にとても癒されました。

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療養棟三階 皆でお祝い

 療養棟三階では今月のお誕生日会で、利用者様参加型の紙芝居を行いました。あらかじめ役を決め利用者様と楽しく練習し本番ではとても上手に行えました。もともと歌なども得意な方だった為、快く引き受けてもらえ、終わった後も満足そうに話してくれました。お誕生日の利用者様も嬉しそうに聞いていました。その後は職員と利用者様でカラオケを行いました。日頃から歌が大好きな皆様と昔の歌や秋の歌などを歌い最後まで笑いの絶えないお誕生日会でした。普段は職員で行うお誕生日会ですが今回のように利用者様と一緒にやるお誕生日会もまた皆さんと祝えているという一体感もあり、またやっていけたらと思います。

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春らんらん 秋の風物詩 紅葉ドライブ

 十月から十一月にかけての六日間に紅葉ドライブに行きました。目的地は名所の「河鹿橋」。移り行く車窓に目をやり「昔はよく行っていたから懐かしいなぁ。」と、皆様からの昔話に花が咲き、あっという間に目的地に到着。木々の葉が彩るグラデーションに「わぁ!きれいねぇ。」「河鹿橋は知っていたけど渡るのは初めてだわ。」と喜ばれ、紅葉を背に「はいチーズ!」と記念写真を撮りました。そしてもう一つの楽しみは、おやつです。伊香保温泉名物、湯の花饅頭と温かいお茶をすすり「やっぱり美味しいねぇ。」と笑顔で召し上がり、秋のドライブを大いに楽しむことが出来ました。

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朱咲の家 一日遅れのパーティー

 十一月一日にハロウィンパーティーを開催致しました。ハロウィンといえば『コスプレ』ということで、仮装大会を企画し、職員に参加を呼びかけました。出場する職員はそれぞれのコスチュームを用意し、登場!利用者様からは驚きの声や笑い声がたくさん聞かれました。また、利用者様に投票していただき、一番似合っていた職員を選びました。一位に輝いたのは最も笑いの起こった金太郎コスチュームをした職員でした。高齢者にはあまり馴染みのないハロウィンでしたが、利用者様・職員ともに楽しめた企画となりました。また、同日に管理者によるサプライズ企画として十一月二十六日に結婚式を迎えた職員のサプライズ結婚式を朱咲施設内で行いました。利用者様からのお祝いの言葉やブーケトスなどもある本格的な式となり、普段なかなか見る事の無い光景で、皆様に感動を与えました!  

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今月の行事予定

☆涼風の家☆

7日 こんにゃく作り

15日 屋敷祭り

25日 クリスマス会

未定 おやつ作り

 

☆わきあいあい☆

1日 お誕生日会

13、30日 お寿司パーティー

21~23日 クリスマス会

     忘年会

 

☆明月☆

合同 慰問

6日 伊香保保育園慰問

16日 たんぽぽ慰問

21日 宮本さんのボランティア

GH

中旬 クリスマス会予定

DS

31日 忘年会

 

☆通所リハビリ☆

5日 富士見ハーモニカ教室

 9日 たから幼稚園

15、19、21日 お誕生日会

24日 ヴィクトリー川田とブルーサウンズ・いくこフラスクール

29日 お疲れ様会

 

☆GHゆめさき☆

11日 家族会・忘年会

25日 クリスマス会

 

☆星辰の家☆

9日 鍋パーティー

未定 クリスマス会

未定 おやつ作り

 

☆あかしあの里Ⅲ☆

1日 大掃除

15日 忘年会

20日 手作りおやつ

25日 クリスマス会

31日 年越しそば

 

☆しらさぎ☆

20日クリスマス会とおやつ作り

 

☆朱咲の家☆

13日 季節のおやつ作り

14日 外食レクお誕生日会

25日 クリスマスパーティー

27日 年忘れダンスパーティー

 

☆春らんらん☆

10日 ハワイアン慰問

21日 そば打ち慰問

24日 クリスマス会

28日 餅つき大会

 

☆あかしあの里Ⅰ☆

中旬 おやつ作り

25日 クリスマス会

 

☆あかしあの里Ⅱ☆

11日 外食ドライブ

下旬 クリスマス会

 

☆ゆめさきDS☆

3日  お誕生日会

 8、9日 おやつ作り

12日  久保様カラオケショー

13、14日 上映会

15日 避難訓練

21日 お誕生日会

24日 クリスマス会

29日 忘年会

 

☆療養棟二階☆

15日 餅つき

28日 お誕生日会

31日 忘年会

 

☆療養棟三階☆

15日 もちつき

22日 お誕生日会

29日 忘年会

 

院長先生の健康豆知識

 

  『息子の結婚式』

 

 つらい事の多い世の中なのに、能天気にもウキウキした私事を書き重ねる失礼をお許し下さい。何せ一生に一度の事ですから。先月私の二男が結婚しました。待ち遠しかった結婚であると同時に、これで子供三人全て連れ合いが出来たので、親としての勤めが終わったという気持でしょうか、訳の分からないセンチメンタルな気分になりました。『彼女が出来、その方は小中学時代の同級生だ』と、聞いた時、よくもまあ身近にそんな素敵な女性が残っていてくれた、と夫婦共々、安堵と喜びの入り混じった感情にどっぷり、じっくり浸ったのでした。「早く家に連れて来なさいよ」と息子をせっ突いた女房は、当日、家の周りの草取り最中にて、汗をかきつつ、首にはタオルを巻いた状態で、二人を家に入れる始末。私はと言えば、軽く挨拶したのみで、ゴルフ番組を見ながら応接している始末。何とも様にならない不思議な応援に戸惑ってる風の清楚で可憐な女性でした。結婚の遅れた二男であれば、早く相手が見つかればの思いのみで、お相手の方に期待する事は余りなかったですが、思いもかけない素敵な女性に、ありがたいという気持が湧き上がってきました。椅子に座ったたたずまいの、その上品な姿に、よくぞ来てくれました、と、抱きしめたい程だったのですが、そんな事は出来る筈もなく、ボーッと感慨にふけっていたのでした。花婿の父というのは、花嫁の父と違って、そんな風に、無条件で嬉しい、と、想像するのですが、如何でしょうか。昔、大学時代の男友達の結婚式に招待され、高知迄、飛行機で出かけた事がありました。披露宴は、最初、型通りだったのですが、そのうち歌を歌う人が次々にあらわれ、飲めや歌えのドンチャン騒ぎとなりました。友人の父親も真っ赤な顔をして、「よくぞ遠く迄来てくれました」と、酒くさい息を吹きかけつつ、私の両手をしっかり握りしめていました。昼過ぎに始まった宴が、夕方になっても終る気配がないのです。帰りの飛行機の時間も迫っていた為、途中で抜け出しましたが、後日その友人に聞くと、昔、高知では、一昼夜宴会していたというのです。二男の結婚式では、その気持がよく分かりました。式場の都合は分かるのですが、楽しい時間がもっともっと続いて欲しいと思う、両家にとってそれ程楽しい宴でした。飲めない私でも、酔っぱらってみんなとずっとドンチャンやっていたい気分でした。花婿の父親という立場を忘れ、参列者への挨拶もそこそこに、息子の友人達の余興に加わり、ダイコン踊りを踊ったり、孫達のAKB48の踊りにも連なったのでした。あれで花嫁の父までドンチャンやっていたら、やり過ぎだったかも知れませんが、冷静な良識が私を救ってくれました。とにかくドンチャンしたい気分があふれていたのでした。ああ、自分の時もこんなに楽しい式を味わいたかったなと思いました。女房の家共々、不幸の影が漂い、無条件で式を喜び合えるような、そんな雰囲気の中での式ではありませんでした。自分の結婚式では、私は母親が買ってくれた三つ揃いのモーニングを着ていたのですが、そんな事はすっかり忘れていました。娘の式の時、「お母さんの買ってくれたモーニングがあるわよ」と言われ、思い出したのでした。私が二十五才の時着たモーニングですよ。結局、そのモーニングを着て、三人の子供達の式に出ることが出来ました。よくぞそんな物を保管していたもんだ、と、女房に驚くと共に、経済的な自分の体型の維持を自慢しました。二男の式の時、モーニングを着ながら、七年前に亭主を亡くし、裕福でもない中、モーニングを作ってくれた母親の愛情をしみじみ感じる事となりました。私もそんな風に感じる程年をとったのかも知れません。家族の歴史というものを振り返る時、思いもかけない不幸におそわれる事があるのが人生だと思います。そんな不幸を散々味わった余韻の残る中での私達の結婚式でした。そんなつらい思いを思い出しつつ、幸せ一杯の二男夫婦をながめていました。モーニングにこめられた親の愛情が、私を守ってくれたのかも知れません。若い二人だけでなく、皆様方に不幸が訪れませんように、もし不幸があっても乗り越えて下さいと心より願っています。どうかよいお年をお迎え下さい。

文芸作品

 

 千歳飴 引摺り歩く 七五三 

           工藤 香泉様

 

軒下や のれん大根 秋の風

           影山 きぬ子様

 

越後路は 家も植木も 冬支度

 

紅葉木 アプトの名残り めがね橋

 

みだれても 老いの一徹 賀状かく

            影山 えいじ様

 

有難や 視えし事のみ 雪景色

            小池 徳治様

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                                                               近藤 辰雄様

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                                                             影山 きぬ子様

リハビリコラム

 

  手のお話

 

 普段何気なく使っている手。これが驚きの機能を持った特別な物であることを、健康なうちはあまり自覚されることがないかと思います。持つ・つまむ・ちぎる・叩く・潰す・・・等々、あらゆる道具の代わりに使う事が出来ます。ロボットアームに比べ、熱や衝撃には弱いですが、これほど複雑な動きができる器官を持つ生き物は、地球上で人間しかいません。繋ぐ・合図するといったコミュニケーションにも使用できる素晴らしいものです。人類は二足歩行を手に入れた事で、手を移動手段以外に使用する事が出来るようになりました。手は二十七個もの小さい骨が繋ぎ合わさって形成されます。関節が多くある事で、細かい動きが可能になっています。必然的に、酷使される器官でもあります。自身で意識して、ハンドケアをしてあげたいものです。

 

          作業療法士 橋爪 国隆

編集後記

 さんぽみち十二月号を最後まで読んで頂きありがとうございます。天高く馬肥ゆる秋、私も美味しくご飯が進んでおりますが、皆様も食べ物がおいしく食べれているでしょうか、健康は食事、運動、睡眠のバランスだと思いますが、バランスのいい生活を心がけこの冬を乗り切りましょう。次号も楽しみにしていてくださいね。

 

   伊香保ケアセンター明月  霜田 芳之