2021年9月号 特集:介護老人保健施設創春館通所リハビリテーション納涼祭!

もくじ

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介護老人保健施設創春館通所リハビリテーション納涼祭!

屋台風焼きそば

厳しい暑さが続く中、今年も納涼祭の季節がやってまいりました。コロナ感染状況も心配しながら感染対策を含め、1カ月前から念入りな準備をしました。
模擬店では、毎年ところてん、かき氷とその他もう1店を考えるのですが、デイケアでは昼食に麺類が出ることがないので、『屋台風焼きそば』にしよう!と決まりました。
利用者様の中には、普通の形態の食品では、喉詰まりを起こしやすい方や、カロリー制限がある方、食べてはいけない食品がある方がいらっしゃいます。そこで、食形態や嚥下に詳しい言語聴覚士と相談をし、利用者様1人1人に合わせた形態で提供することが出来ました。
専門職のスタッフや、ご家族と相談することが出来たおかげで、模擬店は大好評でした。おかわりされる方もたくさんおり、「美味しくて食べすぎちゃった!」との声も聞かれていました。お腹も膨れてきた頃、皆様お待ちかねのビンゴ大会&くじ引きの始まりです‼

介護老人保健施設創春館通所リハビリテーション 屋台風焼きそば1

介護老人保健施設創春館通所リハビリテーション 屋台風焼きそば2

介護老人保健施設創春館通所リハビリテーション 屋台風焼きそば3

ビンゴ&くじ引き大会

なかなかビンゴが出ない中、「㊷番出して!」「⑯番出して!」と、あと一つでビンゴになる方の声が飛んできます。
ルーレットを回すスタッフも気合が入ります。希望の番号が出ないと、「あ~」と残念がる声が聞こえてきます。次こそは「○番!」「ビンゴー‼」と大きく嬉しそうな声が聞こえました。たくさんある景品を選び、写真撮影です。
「欲しい番号出してくれてありがとうね!」と、その言葉がスタッフの力となります。

景品の贈呈

ビンゴ大会も終え、くじ引きの結果&景品の贈呈です。今年は日頃レクリエーションで行っているゲームで一位をたくさんとっている方、各曜日1名の“ゲーム王賞”もありました。
景品は、可愛いマスコットのついた肩たたき器です。これで肩をほぐして、これからも沢山優勝を勝ち取って頂けますように…! 
楽しい時間は、あっという間に過ぎ去り、最後は炭坑節で締めくくりました。3日間、事故なく、笑顔溢れる納涼祭となりました。

介護老人保健施設創春館通所リハビリテーション 景品の贈呈

介護老人保健施設創春館通所リハビリテーション 景品の贈呈

 

今月の事業所便り

春らんらん 納涼祭

今年の納涼祭は密を避け、八月十八・十九・二十日の三日間で行いました。
納涼祭初日の目玉は金魚すくいです。手作りの金魚を無心ですくって頂きました。
「大漁だあぁ」。おやつは焼きそばとかき氷です。二日目は、点数パネルにお手玉を乗せるゲームです。
「もう少しで百点だったのに!」と悔しがる声も聞こえてきました。おやつはところてんとチョコバナナです。
最終日は射的です。
「子供の頃によくやった。懐かしいな。」と夢中です。手作りのお神輿を代表の利用者様が担ぎ歩き、おやつはベビーカステラとフルーツカクテルです。
三日間とも上位三名に豪華?賞品をお渡しし、拍手で健闘を称え、楽しく美味しい納涼祭を過して頂きました。

春らんらん 納涼祭1

春らんらん 納涼祭2

 

ケアセンター星辰の家 納涼祭

八月二十五日に納涼祭が行われました。星辰の家十三周年、日頃の感謝を込め、内々で夏祭りを開催致しました。昼食は、職員手作りのいなり寿司、そうめん、焼き鳥など季節を味わって頂き、「そうめん、食べたかったんだよ」「珍しい物が出てきたね」と笑顔で召し上がって下さいました。

午後の余興では、「フラガール」が登場。利用者様の歓声と拍手で迎えられ、温かい雰囲気の中フラダンスを披露。アンコールでは利用者様も一緒に踊られ、笑顔溢れる余興となりました。

その後は盛り上がっている中のカラオケ大会。普段マイクを持たれない利用者様も一緒に歌って下さり納涼祭を楽しまれている様子でした。利用者様の笑い声と歌声が響き渡る一日となりました。
今後も笑顔の見れるイベントを考えていきます。

ケアセンター星辰の家 納涼祭

 

ケアセンター朱咲 うちわ作り

朱咲祭りに向けて、皆さんに自分だけのオリジナルうちわを作成してもらいました。事前に用意しておいた折り紙(これもみんなで作ったもの!)や切り絵などを自由に貼ってもらい、皆さんそれぞれ個性あふれる素敵なうちわが完成しました。
裏面には、疫病退散を祈願した職員お手製の凧の写真と朱咲の文字を入れ、コロナも吹き飛ばす仕様になっています(笑)

ケアセンター朱咲 うちわ作り1

ケアセンター朱咲 うちわ作り2

 

デイサービスわきあいあい おやつ作り

デイサービスわきあいあいでは、コロナ禍でも、皆で何か楽しい事がないかと考えおやつ作りをしました。
八月十三日、十四日はお盆という事もあり、おはぎ作りをし季節感を味わってもらっています。
「こんな時代でもお盆はやってくるんだね。」と言う声も聞かれました。また、別の日には手作りケーキ作りをしました。簡単に出来ていくケーキをみて、「美味しそうだね。」「いつたべられるの?。」と楽しみにしてくださる声が聞こえ大変な時を、乗り越える一つの楽しみかたと私たちも考えています。
これからも毎日を楽しく過ごして頂けるように考えていきたいと思います。

デイサービスわきあいあい おやつ作り1

デイサービスわきあいあい おやつ作り2

 

あかしあの里Ⅲ 力を会わせてスイカ割り!

あかしあの里Ⅲでは、八月二十二日スイカ割りを行いました。大きなスイカを目の前にすると「すごいねえ、大きいね」と、とても驚かれた様子でした。
スイカ割りの棒をお渡しすると、一生懸命に叩いて下さいますがビクともせず、「なかなか割れないね」と苦戦され、最後は皆さんで一斉に叩かれると、割れはしないものの楽しそうに笑って下さいました。

切ったスイカをおやつに提供すると「甘くて美味しいねえ」と嬉しそうに召し上がって下さいました。
夏の終わりに夏らしい思い出が皆さんの中に残ったのではないかと思います。

あかしあの里Ⅲ 力を会わせてスイカ割り!1

あかしあの里Ⅲ 力を会わせてスイカ割り!2

 

あかしあの里Ⅱ夏の風物詩!

あかしあの里Ⅱでは、八月三日に、夏の風物詩で季節感を味わって楽しんで頂くために納涼祭を行いました。
当日はヨーヨーすくいとスイカ割りを行い、イベントに参加して頂いた入居者様からは「子供の頃やったけど今はやらないねー。」と楽しそうな言葉が聞かれました。
おやつの時間にスイカを提供すると皆さんぺろっと食べてしまう程でした。
今回のように皆さんに楽しんでもらえるように次回も企画できたらと思います。

あかしあの里Ⅱ おやつを楽しく作りました‼1

あかしあの里Ⅱ おやつを楽しく作りました‼2

 

グループホームゆめさき大納涼祭!

八月二十四日にグループホームゆめさきでは納涼祭を開催しました。
フロアの中心を屋台に見立てて、利用者の皆様に小銭をお渡しして久しぶりの買い物気分を味わって頂きました。
お祭りに付き物のかき氷は塊の氷を氷屋さんから取り寄せ、目の前で削ると普段と違うお祭りの雰囲気に皆様心から楽しまれており、自然と笑顔と会話が生まれていました。
ゆめさきの恒例となりつつあるチャンバラ劇も大好評!今後も皆様に楽しんで頂けるイベントをしていきたいです。

グループホームゆめさき 大納涼祭!1

グループホームゆめさき 大納涼祭!2

 

デイサービスセンターゆめさき 納涼祭で気分も上がれ

デイサービスセンターゆめさきでは八月二十五~二十七日の三日間、納涼祭を開催しました。
職員余興の「フラダンス」と「だんべえ踊り」は高い完成度で、自然と「アンコール!」の声が響き、一緒に踊って下さる利用者様もいらっしゃいました。
職員余興後の「くじ引き」では、〝大当たり″を楽しみに、何が出るかな?とドキドキわくわく。こちらも好評で鐘の音で臨場感もあり盛り上がりました。
最後に盆踊りを全員で踊り、今年の納涼祭は幕を閉じました。
新型コロナウイルスの影響で昨年同様規模を縮小しての開催でしたが、コロナに負けるな!でとても気分上々の三日間となりました。

デイサービスセンターゆめさき 納涼祭で気分も上がれ1

デイサービスセンターゆめさき 納涼祭で気分も上がれ2

 

介護老人保健施設 創春館 療養棟三階 夏祭り

療養棟三階では八月一八日に夏祭りを行いました。屋台は、魚釣りゲーム・焼きそば・かき氷を作り利用者様と一緒に楽しみました。
魚釣りでは「こんなに釣れたよ」「大きい魚が釣れた」など笑顔で話されていました。
焼きそばは事前に作り、利用者様に合った形態で誤嚥しないように提供しました。
かき氷は注文を受けてから作り「冷たくて美味しい」と話される利用者様が多く見られていましたが、冷たくてびっくりされる方もいました。
最後は浴衣を着て頂き記念撮影を行いました。

療養棟三階 夏祭り1

療養棟三階 夏祭り2

 

菜摘荘 スイカ割り大会

菜摘荘では、八月五日、室内でスイカ割り大会を行いました。
八百屋風の棚に、まるまる大きなスイカ、まるくて赤いたこボール、まるくて黄色いスイカサイズのボールを並べてスタート!
目隠しした利用者様は、本物のスイカを当てなくてはとヒヤヒヤ、「もっと右!一歩前!」などの声援に、神経を研ぎ澄ませて「エィ!!!」
スイカに一撃できた方、スイカの横を思いっきり叩いた方、全員でスイカに喝を入れました。
その後はおやつにスイカを食べながら、
「今年のスイカは甘いね〜」、
「冷たくて美しいね〜」など夏の涼を味わっていました。

菜摘荘 スイカ割り大会1

菜摘荘 スイカ割り大会2

 

涼風の家 スイカ割りで、夏の思い出

コロナ禍で夏らしいイベントがなかなか出来なかった今年の夏、涼風の家では二十一日に夏の思い出作り(?)という事で、スイカ割りを行いました。
今年の夏は涼風菜園のスイカの当たり年で一つの苗から、なんと九個のスイカが収穫出来ました(!)。
初めの頃に採れた五キロ越えの大玉は採れませんでしたが、それでも三キロ以上はある、なかなかの大物三個を使いました。
ひとつはおやつ用に冷蔵庫で冷やしておいて、残った二つのスイカを皆さんで割っていただきました。
「もっと前!、もう少し左!」等、皆さんからの声援を受けながらもなかなか割れませんでしたが、デイ利用者の方が見事にヒットし割る事ができました。
そのあと、車椅子の方にも棒を持って叩いていただいてスイカ割を楽しみました。
最後に皆さんでスイカを召し上がっていただき、夏の思い出?になりました。来年も沢山スイカができるといいなぁ。。

涼風の家 スイカ割りで、夏の思い出1

涼風の家 スイカ割りで、夏の思い出2

涼風の家 スイカ割りで、夏の思い出3

 

あかしあの里Ⅰ お盆と言えば・・・!

八月十四日(土)あかしあの里Ⅰではおやつ作りイベントを行いました。
お盆に食べるお菓子と言ったら…、そう、ぼた餅ですね!あかしあの里の入居者の皆さんはぼた餅が大好きです。あんこと蒸したお米を使って、皆さん思い思いのぼた餅を作って頂きました。
丸い形や歪な形、小さいものから大きいものまで、個性あふれるぼた餅を皆さん美味しそうに召し上がっていらっしゃいました。
今後も季節感を味わって頂けるようなおやつ作りイベントを企画していきたいと思います。

あかしあの里Ⅰ お盆と言えば・・・!1

あかしあの里Ⅰ お盆と言えば・・・!2

 

グループホームしらさぎ 誕生日会&スイカと写真撮影

グループホームしらさぎでは、八月はお誕生日会&スイカと写真撮影を行いました。
九十歳と八十六歳になられた男性利用者様二名のお誕生日会では、大きなケーキと共に皆さんにお祝いされ、とても喜ばれていました。
ご本人もお祝いされた皆さんにしっかりと挨拶され、大きなケーキは皆さんあっという間に召し上がり
「美味しかった・・・」
「お腹いっぱい・・・」
と満面の笑顔で話されていました。
また、下旬には、コロナの中、外出がままならず、室内でスイカを前に写真撮影を行い、夏を感じていただきました。大きなスイカに棒を振りかざされ、良い写真が撮れました。
今後も良いイベントを考えて行きたいと思います。

グループホームしらさぎ 誕生日会&スイカと写真撮影

 

富士たちばなクリニック 通所リハビリテーション 納涼祭~ビンゴ大会~

富士たちばなクリニック 通所リハビリテーションでは、毎年恒例であるビンゴ大会が行われました。ビンゴでは、始めてからすぐにリーチになった人や、なかなか数字が揃わない人、二日間の利用で二回商品をゲットできた人など様々でしたが、皆様生き生きとした表情で納涼祭を楽しまれていました。お楽しみの景品は、手作りの可愛らしい巾着袋やカラフルなキーホルダーなど、普段使いできるものとなっています。新型コロナウイルスの感染拡大により、外出する機会も限られてきていますが、このイベントを通じて少しでも夏を感じることができたらなと思います。これからも心と身体の健康を心掛けながら楽しみを見つけ、張りのある生活を目指していきたいと思います。

富士たちばなクリニック 通所リハビリテーション リハビリ経過報告

 

明月 みんな大好きおはぎ作り

八月十三日はお盆という事で、グループホームでは利用者様と共におはぎ作りを楽しみました。おはぎはあんこときな粉の二種類です。あんこの方は、サランラップにあんこを伸ばし、その上に食べやすい大きさのもち米をのせ、ラップでキュキュッと捻って完成です。きな粉の方は、なんと嬉しいあんこ入りです。一生懸命に作った二色のおはぎは格別の美味しさです。いつも寡黙な利用者様のA様もこれにはとても喜び、何度も「良かった」と口にされ、満面の笑みで召し上がって下さいました。皆さんとても喜んでくださり、楽しい夏のひと時となりました。

伊香保ケアセンター明月 みんな大好きおはぎ作り1

伊香保ケアセンター明月 みんな大好きおはぎ作り2

 

介護老人保健施設 創春館 療養棟二階納涼祭

療養棟二階では、七月七日に七夕を行いました。利用者様は思い思いに短冊に願い事を書かれ、「コロナ退散」・「無病息災」等健康の事を書かれる利用者様や「ウナギが食べたい」「外出したい」等願望を書かれていた利用者様もいらっしゃいました。
七夕の笹に飾りつけをした後に利用者様が集まり、記念撮影を行いました。皆様の願いが叶えば幸いと思います。

療養棟二階 納涼祭

今月の行事予定

 

 

 

☆グループホームあかしあの里Ⅱ☆

上旬 手作りおやつ
中旬 敬老会
16・20日 お誕生日会

 

☆グループホームあかしあの里Ⅲ☆

5日 手作りおやつ
11日 お誕生日会
21日 十五夜
27日 お誕生日会

 

☆デイサービスわきあいあい☆

20・21日 パンバイキング
未定 おやつ作り

 

☆グループホームゆめさき☆

10日 防災訓練
12日 お楽しみ会
20日 敬老会
28日 お誕生日会

 

☆デイサービスセンターゆめさき☆

6〜8日 上映会
14・24日 お誕生日会
16~18日 お楽しみおやつ
22日 敬老会

 

☆伊香保ケアセンター明月☆

グループホーム明月
未定 感謝祭 収穫祭 敬老の日
デイサービス明月
未定 感謝祭 敬老の日 コスモス見学

 

6日 お誕生日会
20日 敬老会

 

☆グループホームしらさぎ☆

未定 お誕生日会 敬老会

 

☆ケアセンター星辰の家☆

中旬 敬老会
未定 お誕生日会

 

☆春らんらん☆

8日 お誕生日会
20日 敬老会

 

☆菜摘荘☆

9日 納涼祭
中旬 お誕生日会

 

☆朱咲の家☆

ケアセンター朱咲
30日 すざく祭り
朱咲(六供)
13日 敬老会

 

院長先生の健康豆知識

記憶とワクチン

 
定期的にグループホーム往診を行なっていますが、往診のたびに私の顔をしげしげと眺め、「あなた、どこかで見た事がある人ね」と、不思議そうに話しかける、小柄な八十代前半の女性がいらっしゃいます。
ここ数年間そんな言葉を投げかけられていますが、運動機能は比較的保たれ、時には掃除や洗濯ものを畳むなど、手伝って下さっているようです。
先日、どうした拍子か関西流のボケとつっこみ的に、真面目な顔と口調で、「私は昔のあなたの彼氏じゃないですか、忘れてしまったのですか?激しく迫ったのを忘れられたんですか?」と、話してしまいました。返答は全く期待していなかったのですが、すぐに、「まあ!嫌!うそっ!覚えがないわねー」、と、立て続けに、身をよじり、顔を赤らめ、応じられました。とても激しく乙女ちっくな反応に驚きました。その後すぐ診察の為聴診器を当てようとすると、「嫌だあー」と言って、ケラケラ笑いながら、胸を両手でふさぎ、強い力で私の手をブロックされたのでした。思いもかけない彼女との交流にとても嬉しく感じました。数日してお会いすると、やはりすました顔で「どこかで見た事がある人ね」、と、仰るのでした。
物を覚える(記憶)という事には、脳の海馬というところが最も重要な働きをしています。彼女の場合、そこがやられているんですね。しかし、恋の話ができる為には、相当数の脳の機能が残っていなくてはなりません。彼女の場合、海馬が中心的にやられているようです。

アルツハイマー型認知症は、老化に伴う認知症と違って海馬がひどくやられていくのが特徴です。物を覚えられなくなり、覚えていたものを思い出せなくなります。私達の生活および人生というのは、積み重ねてきた記憶と共にあるのですから、記憶できない、思い出せないという事は、生活できないという事に繋がります。
しかし、私達人間がどうして記憶できるのか、というのは、未だに解明されていない謎です。文字という形で残せば読みとる事ができますが、人間の脳は紙でもなく、半導体でもありません。流れゆくもの、変化していくものでありながら、いつも同じ物がそこに存在するというのは、今だ解明されない量子論の世界と考えています。

今はコロナワクチンで大騒ぎしていますが、記憶という事でいえば、ワクチンというのは、白血球やリンパ球などの免疫細胞に記憶させる作業です。ウイルスや細菌などの情報を前もって知らせ、その為の武器を作り、本物の外敵が身体に入ってきた時、迅速かつ強力にやっつけるという理屈です。ワクチンを打って抗体ができるというのは、免疫細胞が外敵を記憶したという事です。多分私達の記憶というものの物理的法則というのは、免疫細胞のそれと同じものでしょう。
とても悲しい思いや嬉しい思いをした出来事は記憶に残りやすいといいますが、ワクチンも免疫細胞の記憶に残りやすいよう細工を施しています。その細工のせいで、アナフィラキシーや熱などの副反応が出るのです。海馬の機能が損なわれ、記憶できない人がいるように、免疫細胞が記憶できず、抗体ができない人もいます。そして、免疫細胞の記憶についても、どうして記憶できるのか、記憶した細胞がどこにいるのかは、未だに分かってないのです。

今回のコロナワクチンはとても強力で有効性が高いという事です。この事は頭の記憶に例えれば、とても強烈な思い出作りという事になります。
心的外傷後症候群(PTSD)という病気があります。強烈な体験が記憶に残り、その記憶が自分の意志とは無関係に思い出され、心を蝕むという病気です。
今回のコロナワクチンンの副反応で本当に懸念すべき事は、アナフィラキシーや発熱などのすぐに起きる反応ではないと考えています。免疫細胞が強力に記憶すれば、それが脳のPTSDのような悪さをしないかが心配なのです。
副反応の見きわめには、一年以上数年間の期間が必要です。その事のリスクは誰も分かっていません。心配が杞憂に終わるよう願っています。
 

文芸作品

涼風の家デイサービス利用者 阿久津昌子様作品

涼風の家デイサービス 阿久津昌子様

 

介護老人保健施設創春館通所リハビリテーション利用者 関口サト様

介護老人保健施設創春館通所リハビリテーション 関口サト様

 

富士たちばなクリニック 通所リハビリテーション利用者 庭屋政子様作品

リハビリ室の ビンゴ賑わう 夏祭

笊一杯 とりたて貰う 秋茗荷

 

リハビリコラム

身体を動かして認知症予防‼

認知症予防と聞くと、多くの方が脳トレをイメージするかと思います。
ですが、効果も大きく、もっと簡単に行えるものがあります。それは『散歩』です。

脳内物質の一つに『アセチルコリン』というものがあります。この物質は、脳の機能を守るタンパク質を増やしたり、脳内の血流量を増やしたりする効果があり、歩行により多く放出されることが分かっています。
速く歩く必要はありません。むしろ程よいスピードでの歩行が、最もアセチルコリンを放出させることが研究により分かっています。

つまり、『ウォーキング』ではなく、『散歩』程度が丁度良いという事ですね。
「脚が痛くて散歩は無理」という方、いやいや大丈夫ですよ。
歩行が出来なくても、血圧が上昇しない程度の関節や筋肉の無理のない動きは、アセチルコリンの放出を助けます。
洗濯や拭き掃除、食器洗いのような家事動作も効果的ですね。

「動かなくなると認知機能が落ちる」と耳にすることがあると思います。    

〔動かない〕
 ↓
〔アセチルコリンが放出されない〕
 ↓
〔筋力が落ちもっと動かなくなる〕
 ↓
〔更にアセチルコリンが…〕

といった負のスパイラルが、認知機能を低下させます。
脳を守る活動として、身体を動かすことを心がけましょう。
 

作業療法士 橋爪

 

編集後記

コロナ禍での東京オリンピック・パラリンピックが終わりを告げました。
三年後のパリ大会では、世界中の方々が安心して行き来できる時代であって欲しいと切に願って止みません。
今年度さんぽみちの編集に携わらせて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します。  

創春館 療養棟 庭田憲明