2025年8月号「グループホームゆめさき」特集!  

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「グループホームゆめさき」特集!

 「グループホームゆめさき」特集!

笑顔溢れる誕生日会&音楽祭

七月中旬、グループホームゆめさきでは入居者様の誕生日会が開催されました。
誕生日を迎えた入居者様が、歌がお好きということもあり音楽祭と銘打ち職員による仮装カラオケの披露に加え、インドネシア出身の職員が伝統舞踊「ジャイポン」を踊るなど国際色豊かな催しとなり大いに盛り上がりました。
フロアにみんなで集まり主役である入居者様がメイクをして口上に合わせて登場するとフロアは拍手と共に温かい雰囲気で満たされました。
お祝いの言葉をそれぞれが述べている際には涙ぐむ姿も見られました。
その後は職員、利用者様一体となり、昔懐かしの名曲を楽しみながら終始和やかな笑顔が絶えない一時となりました。
フロアの中心にある小上がりをステージに見立てみんなで拍手をしながら盛り上がる様子はさながらコンサートのようでした。
中でも注目を集めたのはインドネシア出身職員による伝統舞踊「ジャイポン」の披露。優雅な手の動きとリズミカルな足さばきが特徴的です。
日本人職員も一緒になって見よう見まねで踊りました。
利用者様からも「異国の文化に触れることができ楽しかった」と好評でした。
その後の昼食では出前の寿司が振舞われ、会に参加した皆さんが満足の楽しいひと時を送れたかと思います。
職員全員の協力のもとにこのような会が開催できたと思います。
記録的な暑さの今夏ですが誰一人体調を崩すことなく健康第一にこのような楽しいイベントをまた開催できるように日々の業務に取り組んでいきたいと思います。

 

今月の事業所便り

CL通所リハビリ リハビリと栄養について

 先日、当通所リハビリにて「リハビリと栄養の関係」をテーマに講話を行いました。
日々の食事が体力、筋力の維持に直結し、適切な栄養摂取がリハビリの効果を高めることを中心にお伝えしました。
特に、タンパク質をはじめとした必要な栄養素の摂り方や、無理なく取り入れられる食事のポイントなどを具体的に紹介しました。
リハビリと栄養の両面から健康を支えることで、日常生活の自立や元気な身体づくりにつながることを改めて確認する機会となりました。
今後もクリニックデイケアでは、リハビリとあわせて栄養面からのサポートにも力を入れ、利用者の皆様の健康づくりを支えてまいります。

CL通所リハビリ リハビリと栄養について

 

あかしあの里Ⅱ  七夕&手作りおやつ

あかしあの里Ⅱでは、七月七日に七夕を七月二十八日に手作りおやつを行いました。
七夕では、事前に入居者様に七夕飾りを作って頂き、食堂の壁に飾り付けました。
入居者様の書いた願いの短冊の中には、くすっと笑えるようなものもありました。
皆さんの願いが天に届くようにお手伝いさせて頂きますね。
二十八日には手作りおやつであんみつを作りました。
入居者様に材料を混ぜるのを手伝って頂くと、楽しそうに行う姿が見られました。
おやつの時間に作ったものを提供すると「おいしいね!」などの声が聞かれていました。
次回も皆様に喜んでもらえるように行いたいと思いました。

あかしあの里Ⅱ 七夕&手作りおやつ

あかしあの里Ⅱ 七夕&手作りおやつ

 

DS明月 流しそうめん

 明月は七月二十八日から一週間に亘り流しそうめんイベントを行いました。
準備段階で流しそうめんの土台を職人として働いていた利用者様と共に作成しました。
出来上がった長さは、なんと十メートル以上もあり、長い流しそうめんの台が完成し、それを見た他の方たちは「すごいよくできたね。流しそうめんいつやるの」と驚きと楽しみの声が多く聞かれました。
イベント当日は天候にも恵まれ、無事に外に出て流しそうめんを流すことができました。
大変暑い中でしたが、流しそうめんを前に暑さを忘れ、皆さん真剣な表情で待ち構えていました。
いよいよそうめんが流れました。皆さん箸を上手く使い、そうめんを取ることができ、美味しくいただいていました。
まだまだ暑い日が続きますが、夏らしい良いイベントが行えました。

DS明月 流しそうめん

DS明月 流しそうめん

 

療養棟三階 七夕紙芝居&クイズ!

創春館三階では、七月九日に七夕のイベントを開催。
七夕や夏にちなんだ紙芝居を行いました。
利用者様には紙芝居の途中にクイズが出題され回答していただいたり、歌をうたったり、掛け声をいただいたりと、コミュニケーションをとりながらすすめることが出来ました。
ユーモア溢れる内容の際はクスッと笑顔が見られたり、花火やスイカなどの絵が登場すると「花火は好きだよ。きれいだね。」「美味しそうだね。食べたいね」といった声があがりました。
紙芝居終了後には「楽しかったよ。ありがとね。」「上手だったよ」と声をかけて下さる利用者様もいらっしゃり、職員も嬉しくなってしまいました。
最後は前日から準備していた七夕ゼリーを召し上がっていただきました。
皆様からは「おいしいよ」という声が多くあがり、手がすすんでいる様子も見られ、とても良いイベントになりました。

療養棟三階 七夕紙芝居&クイズ!

 

星辰の家 イベント盛りだくさん!

星辰の家では、三つのイベントが開催されました。
一つ目は七月七日にポラリスこども園を訪ね、七夕交流会に参加させて頂きました。
園児たちの可愛らしい歌やお遊戯に「かわいいね」「元気をもらえるね」と利用者様の優しい笑顔が沢山見られました。
園児たちと一緒に歌を歌ったり、握手をしたり、感動で涙を流す利用者様もおられ、とても素敵な時間を過ごすことができました。
二つ目は前橋七夕祭りに行ってきました。
利用者様と作り上げた作品が「NHK前橋放送局長賞」に輝き「よかったね~。すごいね~」ととても喜んで頂けました。
三つ目は「星祭りコンサート」を開催しました。
バイオリン等の生演奏に合わせて歌う高校三年生はとても盛り上がり、七月のお誕生日の方へバースデーソングも演奏して下さり、最高に素晴らしい演奏会でした。
誕生日の方に103歳を迎える方もおられ、良いプレゼントになりました。
これからも季節を感じられるイベントを行っていきたいと思います。

星辰の家 イベント盛りだくさん!

星辰の家 イベント盛りだくさん!

 

名倉理事長の健康豆知識

血液循環シリーズ(3)

 
心臓のエネルギー問題
ハーヴェーが血液循環論を発表した時、当時の医学関係者にとって、心臓が収縮と拡大を繰り返し、血液を排出する器官であるのは、既定の事実として受け止められていました。
また前回お話したように血液が肝臓で作られ、心臓で「生気」(後に話すことになります)と共に完成される物だという事も信じられていました。
こうした理論を構築したのは、ローマ帝国時代の医師ガレノスでした。
彼は闘牛場で傷ついた闘牛士を治療する医師でもありました。
闘牛士から吹き出す血しぶきを止めようと格闘した事もあったに違いありません。
遂には亡くなっていく沢山の闘牛士を見ていたかもしれません。
時には死んだばかりの戦士の身体を切り開いた事もあったでしょう。
出血により亡くなった闘牛士であれば、その動脈の血液はほとんどが失われていました。
空になった動脈から、彼は血液は消費されると考えたのかもしれません。
ガレノスの説が絶対的なものとされていた当時、(十七世紀)、人々の血液循環についての思考は、ガレノス以上には及びませんでした。
思考が及ばない程ガレノスは偉大な巨人でした。
彼はヘビやカエル、魚や鳥など沢山の動物を解剖した人でもありました。
人体解剖が簡単にはできない時代にあって、彼は動物と人間の身体を比較し、その相同と相違を考察したのです。
彼の偉業は、血液は肝臓で作られるとする説にくっきりと表現されています。
この説は、血液は骨髄で作られると分かっている現在では、昔の人はそんな風に考えていたんだなあ、と簡単に拒ぞけられる説です。
しかし、そんな彼の間違いは、必死に血液循環の源を探そうとした結果であり、その結果は、現代でも十分吟味に足る結果となっています。
彼は胃や腸で消化された血液の材料となるものがそれらの血管から肝臓に集められるという、現在では門脈系と呼ばれる血液の流れを見つけたのです。
この門脈系は動物の場合、栄養分が運ばれる生きているのに根幹となる部分です。
沢山の動物の解剖から得られた結果でもあったのです。
胃や腸から運ばれた血液が太い血管(門脈)で肝臓に入り、肝臓から心臓に継がる太い血管(肝静脈)を見て、肝臓で作られた血液が心臓で完成され、送り出されると考えるのは今でこそごく自然の発想と言えますが、くずれ、腐っていく死体を前にしての解剖を想像すると、その労苦と業績に感嘆せざるをえません。
そんな偉大なガレノスの影響下にあった医学者は、どれだけの血液が作り出され、排出されるかなどは考えない人でした。
医学者達の硬直した思考についてハーヴェーが述べている部分もあります。
しかし、ハーヴェーは疑問に思い考える人でした。
ハーヴェーは一回の心臓の収縮(拍出量)で排出される血液の量を推定し、一日ではどれだけの量の血液が必要か計算しました。
驚いた事に、現在の循環器病学でも、ハーヴェーの計算式でそっくりそのまま計算されます。
一回の平均拍出量は約七十MLとされています。
一分間の心拍数が七十と仮定して計算すると、一日で十万回の心拍数、七千Lの拍出量となります。
ハーヴェーは計算した血液の膨大な量からそれだけの量の血液が食物から作られる筈がないと考えたのでした。
そして、排出された血液が戻ってくれば、それ程の血液はいらないと考えつき、血液は循環すると発表したのです。
現在にあっては、ハーヴェーの計算結果は心臓のポンプ機能の優秀さを示すものとして使われています。
「ハーヴェー教」(私の命名)が厳然と生きているのです。
しかしです、心臓がポンプとすると拍出にはエネルギーが必要です。
一日に十万回、七千Lです。一カ月、一年、仮りに百年生きるとすると、その回数は、量は、と計算すると、その天文学的な数字に驚くと同時に、それを賄うエネルギー量というものに思いが及びます。
しかし、現在の循環器病学ではそんな疑問に答えてくれる事はありません。
自前で考えるしかありません。
基礎代謝量というものがあります。
これは生きていく為に必要最低限必要とされるエネルギー量です。
心臓に必要なエネルギー量も含まれているようですが、具体的な数字はありません。
経験的には、心臓に配分されるエネルギー量は少いものと感じられます。
膨大な数の心拍数と血液量についてエネルギーの面から見ると、心臓がポンプなら、そのエネルギー効率は想像を越えた優秀なものとならざるをえないのではないでしょうか。
心臓のエネルギー問題から「心臓はポンプである」とは別の血液循環システムについて考えているのです。
(つづく)

 

リハビリコラム

腰は体の要!!〜腰椎圧迫骨折にご注意を〜

腰椎圧迫骨折は、特に骨がもろくなる高齢者に多く、転倒や尻もちだけでなく、咳やくしゃみといったわずかな衝撃でも起こることがあります。
このことから「いつのまにか骨折」なんて呼ばれたりします。
一度骨折すると背中が丸くなったり、慢性的な腰痛が続いたりするだけでなく、動くことが億劫になり、筋力低下や寝たきり、さらには認知機能の低下につながることもあります。
予防には、骨密度を保つ食事や生活習慣に加え、正しい姿勢と体幹の筋力を維持することが大切です。
おすすめの自主トレは、椅子に座ったまま背すじをまっすぐに伸ばす姿勢保持運動や、お腹を意識した腹式呼吸です。
無理なく続けることで、背骨への負担を軽減し、再発の予防にもつながります。
腰を守ることは、元気な毎日を守ること。
日々の意識と運動で、健康寿命をのばしましょう!

 

理学療法士 須永貴博

 

文芸作品


涼風の家 樋口京子様

涼風の家 樋口京子様

 

頑張り屋職員紹介

ケビン フェルナンド

所属 ケアセンター朱咲
エピソード 就職しててから半年が経とうとしています。
笑顔がとても素敵な職員であり、利用者様からの人気も絶大です。
常に利用者様目線で仕事を行っており、これからの活躍も期待される所です。
ケアセンター朱咲に欠かせない存在であり続けて欲しいと思いますので応援よろしくお願いします。

 

編集後記

今月も創春館さんぽみちをご覧いただき、ありがとうございます。
連日厳しい暑さが続いております。
皆様、どうか水分補給を忘れず、無理の無いようにお過ごしください。
心温まる行事が、少しでも涼を届ける一助となれば幸いです。
次回さんぽみちもよろしくお願いいたします。

グループホームゆめさき 高山 祐太