平成19年11月号

11月号もくじ
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あかしあ☆便り
各部署より
名倉院長の健康豆知識
・・・・・『Oさん百歳記念の褌(ふんどし)』・・・・・
文芸作品
編集後記
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あかしあ☆便り

あかしあの里Ⅰでは、十月の行事として九日に入居者の方のお誕生日会、二十三日に十三夜のお団子作り、
三十日に紅葉狩りドライブを行いました。
紅葉狩りのドライブでは、いつものドライブよりもちょっと足を伸ばして、伊香保のグループホーム「明月」まで行ってきました。天気は快晴、
ドライブにはもってこいのお天気で、車の中はちょっと汗ばむほどでしたが、
グリーン牧場の少し西に位置する明月までは約四十五分ほどで行く事ができ、
入居者の方も疲れることなくドライブを楽しむ事が出来たようでした。明月では当日デイサービスを利用されていた方々が歓迎してくださり、
一緒に歌を唄ったり写真を撮ったりと、短い時間ではありましたが大変楽しいひとときを過ごす事が出来ました。また、明月ならではの「足湯」
を体験する事ができ、入居者の皆さんは大満足だったようでした。
残念ながら紅葉のほうはやっと始まったところといった感じではありましたが、入居者の皆さんはよい気分転換が出来たようでした。
また機会があれば行きたいと思います

さんぽみち写真0017

 

 

 

 

 

 

 

あかしあの里Ⅱでは、十月三十一日にかっぱ寿司に外食に行ってきました。
入居者の方々は、久しぶりの外食とあってあれを食べようこれを食べようと話したり行く前からお腹がすいたと言う人で楽しみに出かけました。
かっぱ寿司に着くと色々なお寿司がありどれを食べようかと悩んでました。
スタッフが入居者の代わりに取ってあげると美味しいね美味しいねと喜びの声がでてきました。
次回も入居者の方々に喜ばれるイベントを企画して行きたいと思います。
十一月のイベントは、九日に誕生日会と未定ですが紅葉狩りを予定してます。

 

 

 

各部署より

《通所リハビリ》
 通所リハビリでは、10月10日、
11日と秋の大運動会を開催しました。選手宣誓に始まり、玉入れ・ボール送り・リハビリを兼ねた足踏みリレー、
そして職員による三輪車競争といずれも真剣勝負!両日とも引き分けに終わり、通所リハビリの皆様の仲の良さを改めて実感しました。

11月のイベント
1日~6日 紅葉ドライブ
7日    さくら筝発表会
12日 コールポプリコンサート
14・15・18・19日 お誕生日会

 

《療養棟2階》
2階療養棟では24日に運動会を行いました。
当日は3チームに分かれ様々な競技を真剣なまなざしで取り組み、特に団体競技の玉入れでは大変な賑わいでした。参加者、
職員とで笑顔のたえない楽しいひとときを過しました。

11月のイベント
8日  買い物ツアー
11日 感謝祭
21日 ドライブツアー(紅葉狩り)
28日 お誕生日会

《療養棟3階》
 10月17日、療養棟3階では秋の大運動会を行いました。競技が始まると、
普段は静かな利用者様も大きな声を出して応援したり、積極的に競技に参加されるなどして大変盛り上がりました。

11月のイベント
7日 音楽教室
8日 買い物ツアー
22日 おやつ作り(白玉ぜんざい)
29日 お誕生日会

《 わきあいあい》
 デーサービスでは、10月30日(火)に大運動会を行いました。
玉入れ・輪投げ・パン取り競争を行いました。特にパン取り競争は皆さん真剣にパンを取り合いとても楽しかったです。

11月のイベント
6・20日 ブッチーライブ
10日 芋煮会
14日 パンバイキング
19日 お誕生日会
28日 ギョウザパーティー

《涼風の家》
 涼風の家では10月13日にボーリング大会、
10月31日にゲートボール大会を行いました。利用者様の皆様が積極的に参加して下さり大変盛り上がりました。又、
近隣散策やおやつ作りも好評で、大変喜んで頂きました。

11月のイベント
1日  輪投げ競争
9日  魚釣りゲーム
下旬 紅葉狩り・園芸
おやつ作り

《あかしあの里Ⅲ》
10月9日に手作りおやつでジャンボどら焼きを作りました。大きなどら焼きを切り分けると皆さん「美味しそうだねえ」「大きいねえ」
とビックリされました。口に運ぶと「甘いわねえ」「おいしい」と二度ビックリされて笑顔がこぼれ大満足の一日でした。

11月のイベント
5日  お誕生日会
23日 朗読会
日程未定 外食

 

《デイサービスゆめさき》
 ゆめさきでは、22~25日に運動会を実施しました。
玉入れに紙相撲、応援合戦など、白熱し、盛り上がりました。動きのない人も立ち上がり、競技に参加するといった様子です。
フォークダンスでは交流も持て、怪我や事故なく、楽しくする事ができました。他に誕生会や、おやつ作り、
上映会などでも楽しんでいただいてます。
11月のイベント
5・6日   上映会
12~16日 紅葉ドライブ
22~24日 おやつ作り

 

《グループホームゆめさき》
 10月24日に運動会を行いました。
数日前から練習を重ね、当日は力一杯競技をされ、応援や笑い声の絶えない一日でした。
10月31日には、大室公園に紅葉狩りドライブに出掛けました。コスモスも満開に咲いており、記念写真を撮り良い思い出が出来ました。

その後大胡フラワー牧場で昼食を摂り、楽しい一日を過ごし気分転換が出来ました。
11月のイベント
3日 18日  お誕生日会
日にち未定 干し柿・乾燥芋作り

《明月》
 ケアセンター明月では、10月
23日、31日と二日間に分け運動会を行い「頑張れー」と声援の中皆さん真剣に取り組まれ、笑顔溢れる大会でした。又、
同日23日十三夜のお供え団子を作り。お団子を練る方、丸める方と分け行い皆様楽しまれていました。
11月のイベント
上旬  Ds,紅葉狩りドライブ
GH,河鹿橋、紅葉狩り
中旬 DS,GH押し花教室    下旬 DS,お楽しみ会

 

 

名倉院長の健康豆知識

「0さん百歳記念の褌(ふんどし)」

私の幼友達は、当時ではよくあった形態なのでしょうか、小学校に併設された自宅兼用の診療所に住んでいました。
その為放課後彼の家に立ち寄る事も多く、校庭の裏の池でレンコン堀をしたり、
冬には厚く張った氷の上でアイスホッケーもどきの事をしたものです。誰も居ない診療所をそーっと覗いた事もありました。
内科医の彼の父親と話をする機会も時々あり、今風の顔で言えば『キムタク』の様な目でいつも優しく微笑み掛けてくれました。
ソフトな人当りで、二枚目で頭脳明晰そして剣道の達人というのですから、酔っぱらうと大はしゃぎで、
はだけた寝巻から時々オチンチンを露出する私の父親と比べて、その端整な佇まいの彼の父親は、別世界の父親の様な存在でした。
ある日、どういういきさつでそういう話になったのか忘れましたが、母親があの先生は健康的だということで褌を愛用しているそうよ、
と楽しそうに私に告げたのです。母親にとっては何げないその一言が、男らしく清新な医者と褌のイメージを重ならせ私の心に刻印されたのです。
そうした深層心理によるものか、褌にまつわる話ではこんな思い出もずっと記憶に残っています。早稲田大学時代の友人の一人に詩人がいました。
青春時代という歌の一説に「青春時代が夢なんて後からしみじみ思うもの」という文句がありますが、
彼と過した日々はまさにそうした日々でした。
山の手線の電車の中で「君は同じテニスサークルの人だよね?」と話掛けられ、喫茶店に誘われ話していると、
突然私の顔をマジマジと見つめながら「君の額には旧約聖書のカインの印があるね」と言うのです。それが北海道小樽の大地から、
二浪という苦渋と大人の風をもたらした、舟木一夫を哲学者風にした彼との初めての邂逅でした。彼の語るヘルマンヘッセ、サルトル、カミュ、
埴谷雄高、吉本隆明、等の人名が呪文の様に響き、記憶した名前を本屋へ探しにいく日々が続きました。ある冬の夜には、
ご馳走するからとの事で彼の下宿に招かれました。一軒家の屋根裏部屋が彼の下宿でした。立てば頭が天井につっかえ、
寝転べば窓越しに満天の夜空が視野に広がる、そんな三角錘の二畳もない部屋が彼の下宿でした。
小さな電機コタツの上でグツグツ煮立った湯豆腐が唯一のおかずでしたが、それも貧乏詩人の心の豊かな手料理と、今となっては思い出されます。
(夕食前には近くの銭湯に行ったのですが、何せ一ヶ月近くも風呂に入っていないらしく背中を流すと、
垢が濡らしたティッシュをちぎる様にボロボロこぼれ出てくるのでした。)まるでドラマの様に、詩人ですから自作の詩を披露してくれましたが、
同時に詩の雑誌に掲載されていた一篇の詩を面白がって読んでくれました。それは「なが~い、なが~い、なが~い」
というフレーズがどれだけ続いたかも分らない程「なが~い」というフレーズが続いた後「フンドシが空から落ちてきた」
という内容の詩だったのです。奇妙な、どうってことはない戯れの詩でしたが、前述した様に、
褌に思い入れのある私には青春のデカダンスの思い出と共に記憶に残ったのです。
そんな深層心理からでしょうか、来年三月には百一歳になる通所リハビリの0さんに褌を作って貰おうと思ったのです。日本全国、
否世界中広しと言えど百歳の人が作った褌を履いている男など居やしない、貴重な一品に違いないと自慢したくてお願いしたのです。
十年前は比較的スンナリ作ってくれた0さんも今回はどういう訳か「嫌だよう、先生は…」と恥ずかしげになかなか作ってくれなかったのですが、
傍らで聞いていた同じ通所リハビリのⅠさんが「私がさらしを持ってくるから」と協力して下さり、実現したのです。私が「イノさん、
褌の真正面に赤い字でイノ命と書いて勝負褌として使わさせていただきます!」と力強く宣言すると「イヤーン、奥さんに叱られますよ」
と生涯目にゴミが入って困った事などない筈の可愛い小さな目を一層細くして、赤いホッペをより一層赤く染めながらにこやかに笑われたのです。

ここで精巣の話になりますが、男性の精巣(睾丸)は胎令が進むにつれてお腹の中から外へ(陰嚢)へ降りてきます。
精巣内の精子形成の適温が体温よりやや低い為、精巣が外へ出てきたんだと説明されますが、
何故精子形成の適温が体温より低いのかについては不明です。陰嚢には平滑筋があり、シワを伸ばしたり、
広げたりして一種のラジエター役として精巣の温度調節を行っています。いずれにせよ精巣は冷やされる必要があるのです。
金令法は間違っていない様です。
翻ってまたまた褌の話です。
そうした精巣と温度との関係から言うなら和服に褌はその通気性という面からすれば最良の組み合わせと言えるでしょうか。
最近精子の少ない男性が増えている様です。
パンツで圧迫された状態でずっと座っている生活が精巣にとって良くない状態である事は明らかでしょう。
精巣という観点から男子の一生を眺めてみる事はその生活習慣を見直す事にもつながるでしょう。0さんに作って頂いた褌を一生の宝とし、
これから何回かあるであろう勝負の時に着用し、0さんの長寿の恵にあずかりたいと思います。創春館は0さんの長寿世界一を目指します!!

 

 

文芸作品

稲刈りの 済みし田んぼと 赤とんぼ そぞろ吹き来る 秋の風音
霜降りの 冷気に冴える 十三夜 日毎色づく 秋の山々
高橋 美佐男

敵機かと 思えば鷲の 羽ばたきか
聖人と 仰ぎし方の 遠忌かな
小林 利衛

陽だまりは ハイビスカスの なわばりか
木がらしや じっと耐えてる 柿一つ
星野 勇

赤城山 紅葉の色で 過ぎ行く人の ほほを染め

吉田 清江

榛名富士 湖を鏡に 粧おへり
あゆを焼く 川のかたちに 串をさす
中村 ツル

久々の 赤城路ドライブ 若き日の 思い出なつかし 織りなす紅葉
紅葉の ドライブ車中 なんとまあ にぎわしきこと 子供らのように

近藤 きよじ

葉取り友が喜ぶ焼きいも

高橋あや

 

編集後記

 

秋も深まり冬の足音が聞えてくる日々皆様どのようにおすごしですか。
今月のさんぽみちは感謝祭の準備とかさなり普段より忙しいなかで作りました。
私事ですが友人が郵便局に勤めておりまして先日民営化になり以前の郵便局では考えられなかった事が色々発生しているようです。
その話しを聞き用意周到に行われて民営化をしたのではないと思いました。
これだけ大きな組織が新たな出発をする時に上下の考えが一致しないうちの航海に不安を覚えました。
私事をだらだらと書きましたがこれから冬が訪れ寒さがやってきますが健康に気をつけて頑張りたいと思います。

<広報委員 和田 昌美>