平成24年2月号

さんぽみち 2月号もくじ

・創春館長寿特集
・事業所便り
・吾輩はジータである
・院長先生の健康豆知識
・行事予定
・文芸作品
・編集後記

 

創春館長寿特集 リハビリで元気いっぱいです!

第一位!

療養棟2階  最高齢の103歳を迎えられた

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小川 参二様

 

第二位

療養棟3階の100歳

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新井 すみ様

 

第三位

  

通所リハビリの99歳

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渋川 きくよ様 (渋川様は、お誕生日を迎えると百歳になられます。)

 

第四位

ケアセンター朱咲の98歳

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吉田 ふみ様

 

第四位(同年)

療養棟3階の98歳

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本間 スイ様

 

第五位

療養棟2階の96歳

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大門 義昌様

 

第五位(同年)

あかしあの里Ⅰの96歳

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篠田 五(いつ)様

 

創春館におられる利用者様のリハビリの成果を長寿番付で、調べてみました。

今回掲載されていない方もいらっしゃいますが、96歳以上の方が、9名いらっしゃいます。そして94歳、95歳の方が10名後に続いています。このように、多くの利用者の皆様が元気でいるのは、リハビリ担当者を初め多くのスタッフの協力とご家族様の協力がこのような素晴らしい成果を生むのだと言うことを感じました。

 

今月の事業所便り

創春館通所リハビリ フォルクローレの演奏会

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1月27日(金)クリニック通所リハビリ御利用中の遠山様の紹介により、今回初めてケーナサークル『鳥と風』九名の皆様による、南米アンデスの民族音楽(フォルクローレ)の演奏会が行われました。(ケーナとは南米、ペルー・ボリビアなどが発祥の縦笛です)

『鳥と風』は、桂萱地区在住の方々のサークルで、近隣のイベントや介護施設などで演奏活動を行ない、また全国フォルクローレフェスティバルにも参加されています。民族衣装のポンチョと帽子を身にまとい、管楽器のケーナ・サンポーニャ、弦楽器のチャランゴ・ロンロコ・ギター、打楽器のボンボやリズムを奏でるチャフチャスといった様々な楽器で、コーヒールンバや名曲“コンドルは飛んでゆく”などアンデスの音楽六曲と、皆さん馴染みの深い日本の歌謡曲など計10曲演奏して下さいました。ケーナの演奏は、日本の雅楽や民謡に通じる調べで、哀愁ある響きは、どこか懐かしささえ感じられました。自然と風を感じ、目をつぶって聞いていると遠いアンデスの情景が浮かんでくるようでした。次回また来ていただけるのを、利用者様と一緒に楽しみにしています。

 

涼風の家 お寿司バイキングでお誕生日会

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涼風の家ではお誕生日会を行いました。昼食は、お寿司バイキングを行い、とても手作り!?とは思えないお寿司が並びました。お寿司の種類がいろいろあるため、利用者様も選ぶのが大変そうでした。手作りのお寿司のお味は(おいしい)(うまい)などの感想があり、満足していただけたようです。この日、外では大雪が降りました。まだまだ寒い時期が続きますが、寒さに負けず体に気をつけ、がんばっていきましょう!!

 

明 月 ペッタン ペッタン お餅つき

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明月では、毎年恒例の「新年会」を開催いたしました。新年も無事に迎え、初めての大イベントで、臼と杵を用いてのお餅を「ペッタン ペッタン」とリズムに合わせ、利用者様・伊香保の地域の皆様・職員と力を合わせて「ヨイショ!ヨイショ!」と歓声が上がるたびに、明月が揺れる程の活気に溢れていました。その後は、職員の獅子舞を披露し、皆様へ今年も良い事があるようにと、一人一人の頭をかじらせて頂きました。去年よりより一層盛り上がった新年会をおくることができ、良いスタートダッシュがきれたと思います。

 

デイサービスゆめさき 元気いっぱい!!楽しかった交流会

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デイサービスセンターゆめさきでは、ぽらりす保育園のそら組園児との交流会を行いました。当日は晴れて陽も出ていましたが、前々日の降雪の影響もあるせいか、とても寒く感じられる日でした。そんな中、園児達は寒さ知らずで、散歩がてら保育園からゆめさきまで歩いてくる程とても元気いっぱいでした。また、館内においてもその元気は変わる事はなく、おやつ作りとして「手巻き寿司」を一緒に作っている時も大変積極的な様子で、最後にはとてもおいしい手巻き寿司を賑やかな雰囲気の中で一緒に食べました。また、おやつ作りの後には利用者様が売り子を務める「駄菓子屋さんごっこ」も行いました。園児達には本物そっくりのお金を渡し、数多くある駄菓子の中から数種類を自分で選んで買ってもらいました。利用者様も売り子として園児達に負けないくらいの大きな声で呼び込みをしており、駄菓子は見事に全て完売しました。風邪が流行る中、園児達から病にも打つ勝つパワーをもらった素晴らしい交流会になりました。

 

あかしあの里Ⅱ 毎年恒例の餅つき

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毎年恒例の餅つきをあかしあの里Ⅱで行いました。あかしあⅠ・Ⅲの入居者の方も見学にこられ、スタッフと一緒に餅つきをされた入居者の方もいらっしゃり、杵で臼を打つ「ドスン・ドスン」と大きな音に驚かれて、大いに盛り上がり楽しまれていました。ついたおもちは、お昼に雑煮にしたりおやつに召し上がって頂きました。その時々の季節を味わっていただけるよう、今後もイベントを考えて行きたいと思います。

 

療養棟三階 創春館神社?に初詣

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療養棟3階では5日に新年会を行ないました。まずはじめに事前に用意していた、今年の抱負を書いた絵馬を、この日のために3階に特設した創春館神社(鳥居、賽銭箱、職員の扮するお地蔵様(神社なのに?)の3点セットです。)に奉納です。何人かの利用者様に新年の決意を発表していただいてから、お地蔵さまと記念撮影を行ないました。皆さんとても素敵な笑顔で写真を撮っていました。その次にビールとカクテル(ノンアルコールですが)と甘酒で乾杯して、新年会を楽しんでいただきました。「なんだか酔っぱらっちゃったみたいだよ。」(だから、ノンアルコールですって!!)と話される方もいて、大いに盛り上がりました。今年一年皆さん元気でお過ごし下さい。

 

クリニック通所リハビリ ペグ積み上げ競技会?

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クリニック通所リハビリでは、おやつ前の時間にミニレクリエーションを行っています。頭を使ったもの、体を使ったもの等内容は日により様々ですが、先日はペグというリハビリ器具を使い行いました。円柱の積み木のようなもので、普段から手先のリハビリに使用しています。

ミニレクではそのペグを机上で何段積み上げることができるか利用者様同士で競いました。写真の方が最高記録の13段を積み上げ、周りの方から拍手喝采を浴びました。単純な内容ですが、どの方も真剣な眼差しでそーっと積み上げていました。それだけに、静まりかえったところでの積み木の崩れる瞬間や音に、皆様の表情が一気に変わり、その慌てふためく姿にスタッフ一同大笑いさせてもらいました。帰宅前の楽しいひと時でした。

 

GHしらさぎ こちらは本物の神社に初詣

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しらさぎでは、町内にある小坂子神社へ利用者様全員で初詣に行ってきました。天候にも恵まれ気持ちも新たに、楽しい時間を過ごす事ができました。職員が、手作りでお賽銭袋を作り、首から下げた姿はとても可愛らしく、職員のアイデアに感動を覚えました。神社に着き、一人ずつお参りを済ませ、お願い事を伺うと「健康で過ごせます様に」また「美味しいご飯がもっと食べられます様に」など沢山のお願い事をお聞きすることができました。本当に良い時間を過ごすことができ、今年最初の思い出作りになりました。来年も来られる様にと、気持ちを新たに帰って来ました。

 

デイサービスわきあいあい  寒さも吹き飛ばす初詣ドライブ

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デイサービスわきあいあいでは、初詣ドライブに出掛けました。12日は箕郷から白岩観音へ行き、13日は総社神社へお参りに行きました。2日間天気は良かったものの、外の空気は冷たく凍てつくような陽気でしたが、利用者様から満面の笑みを頂き、そんな寒さも吹き飛ばしてしまいました。初詣ドライブから戻り、皆で温かい甘酒を飲みながら、利用者様の今年の抱負を聞かせていただいたり、お正月の歌や遊びをしながら楽しい一時を過ごしました。

 

あかしあの里Ⅲ 大きなケーキでお誕生日会

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誕生会をしました。ご家族が買ってきてくださった大きなケーキを前にして、皆さんから歌と祝福の言葉をかけていただき、満面の笑みでうなずかれていました。3時のおやつの時に切り分けたケーキを召し上がり、食欲も旺盛でまだまだお元気なご様子に、今年一年しっかりとお世話して来年の誕生日を迎えたいと思います。

 

療養棟二階  小川参二様 103賀 お祝い会

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明治42年生まれ、今年のお誕生日で103歳を元気に迎えられた小川参二様の百三賀のお祝いを行ないました。皆さんからの「長生きの秘訣は?」という質問に「何事もくよくよせず前向きに生きること!!」とマイクを片手に力強い口調で挨拶をされている姿はとても立派なもので、その元気な姿に「創春館の宝だね」「私も見習って長生きしなくちゃね」という声があちこちから聞かれていました。

小川様には、沢山のお祝いの言葉に花束・・・そして昔から大好きで毎日店に通って食べていたというアジアパンのコッペパンをプレゼントしました。自分の顔より大きなコッペパンを嬉しそうに食べている小川様を見て、来年の104歳のお祝い会が今から楽しみになってしまいました。これからも、元気に長生きしてくださいね。

 

あかしあの里Ⅰ 青柳大師へ初詣

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あかしあの里Ⅰでは青柳大師へ初詣に行ってきました。かなり外は寒かったのですが、一年の健康をしっかり祈願できました。去年は色んな事があって大変だったけど、今年はいい年になるといいね。と話しながらホームへ戻ってきました。また来年も初詣に行けるよう、一年間事故の無いよう過ごしていきたいと思います。

 

春らんらん 七草粥で健康祈願

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春らんらんでは、新年会・七草粥を行いました。新年会では職員が作った移動型の鳥居にお参りして、鈴を鳴らしながら新年のお祝いごとをしました。皆さん「いい鈴の音がするね~」とほめてくださいました。昼食に七草粥を食べて今年一年の健康を祈りおやつに甘酒を飲みました。「こんなに飲んだら酔っぱらっちゃう」と笑っていましたが、甘くて温かい甘酒はとても好評で皆さんおかわりされていました。今年も皆様が元気で楽しく過ごせるようにして行きたいと思います。

 

GHゆめさき 毎年恒例の繭玉作り

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グループホームゆめさきでは、毎年恒例の繭玉作りを行いました。ピンク・緑・黄色・白と四色の色を付けた米粉を入居者さん達が楽しく力をこめながら丸めていきます。男性の入居者さんもとても上手に丸めたり、枝に付けたり協力して下さり、とても和やかで穏やかな時間を過ごす事が出来ました。皆で協力して作った繭玉は枝に綺麗に飾られ皆さんの満足した笑顔が見られました。また、余った繭玉は甘辛く味付けしたみたらし団子にして健康を祈りながらおやつに頂きました。小正月の雰囲気を味わって頂ける有意義な行事となりました。

 

ケアセンター朱咲 手品で盛り上がった新年会

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朱咲の家では小規模・グループホーム合同で新年会を行ないました。ボランティアの方々による手品では、大変盛り上がり皆様とても楽しまれている様子でした。その後、何人かの利用者様に今年の抱負を発表して頂きました。味噌田楽風おでんと甘酒を飲みながら召し上がって頂き、「美味しい!」との声が沢山聞かれました。楽しい時間はあっ!と言う間に過ぎて行きました。今年も利用者様の皆様とその御家族の方々が健康で良い年でありますように

 

星辰の家 ビンゴゲームで新年会

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星辰の家では、新年会を行いました。管理者の新年の挨拶から始まり、ビンゴゲームをしたり甘酒を飲みながら利用者様と職員で楽しいひと時を過ごしました。ビンゴカードを配られると、興味津々にカードを見たりされている方も多くルール説明をし、いざスタート!。番号を読み上げると、歓声が聞こえました。次第にリーチの声やビンゴ?(りんご)の声があり利用者様のかわいらしい一面が伺えました。お菓子のプレゼントもあり、笑顔の新年会となりました。

 

吾輩はジータである  そしてまた貴方に恋している

東郷 彦四郎

第十三章 「確信」

昔の女の人はよく働いた。働くという文字が、人のために動くという意味なら、文字通り家族のためによく動いた。戦後すぐの時代、リンさんが間借りしていたおじさんの家では、電気はあったものの水道はなく、水は井戸から汲み上げ、真冬などは、今にも凍りそうな水で手を真っ赤にしながら米を研ぎ、洗濯物を手洗いした。冷蔵庫もないので料理の材料をあちこちの店へ毎日歩いて買い出しに行かねばならず、煮たり焼いたり料理するにしても、炊飯器は勿論なく、電子レンジなど想像すらできず、その頃出まわり始めた石油コンロ、電熱器そして炭のコンロや火鉢を使っていた。風呂は薪や石炭で焚くんじゃが、なかなか燃え上がらなくて苦労したもんじゃ。掃除も女性の仕事で、時代劇の長刀を持った女性のようなたすき掛けの出で立ちで、勇ましく立ち働いていたもんじゃ。

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リンさんもそんな女性の家事を手伝いながら裁縫学校に通っていた。学校は今の群馬県民会館の近くにあり、30分程歩いて通っていた。通学途中、あの真一との出会いを決定づけた龍蔵寺の修行僧樋熊朴念さんに会った事もあるが、彼もそろそろ修行があけ、実家のある吾妻へ帰るとの事であった。

裁縫学校洋裁科本科1年の同級生は40人近くいた。中には倉渕村や伊香保町から来ている娘もいて、リンさんは彼女達と仲良しだった。倉渕村のH科仁美とK井明菜は、リンさんと同じように親戚の家に下宿していたが、伊香保町のS場すみ江とH川みさ子は電車で通っていた。「リンさんここのところのボタンホールうまく作れないんだけど・・・。」年長で、かすれたダミ声で外では頼りになるS場も、リンさんの裁縫の腕にはかなわず、手伝って貰う時には甘い声を出していた。「リンさんの張りポケット可愛い。」ふっくらした頬っぺとキラキラ光る瞳を輝かせて、K井はいつもリンさんの部分縫いに感嘆の声をあげていた。「私ズボンのファスナー付け大好きなの、何かワクワクするの。」と何やら意味深な事を少し甘ったるい声で仲のいいH川が言えば、S場が(遠慮もなく)「変な事想像してんじゃないわよ。いつも男の事しか頭にないんだから。出戻りはいやーね」などにぎやかな事。「早くワンピースを作って、みんなでファッションショーをやりたいわね。その頃まで何とかお腹の肉をけずらなくちゃ。」とH科が言えば、みんなで一斉に、「あの食欲じゃ無理無理。」「この白い切れでポケットを作り、カフスや襟をつけてワイシャツができ上がるのですから、みんな部分縫いをしっかり勉強して下さいね。」と中年で倉渕は三ノ倉から来たT本恵子先生が、眼鏡の奥でキラリと光る目で言った時、リンさんは、思わず真一の白いワイシャツ姿が浮かんできて、思わずその白い切れをぎゅっとつかんだのです。そんな風にして女性達は、針や糸や編み棒の技術を覚え、ワイシャツやワンピースは勿論、家族の服を作ったり、子供達のセーターを編んだりしたものだった。

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「伊香保にダンスホールが出来たそうよ。行ってみましょうよ。」この時代、進駐軍のためのダンスホールが日本国中で流行り、こういう事になると率先してみんなをリードするのがS場だった。ある日の夕方、倉渕、伊香保そしてリンさんの5人は、連れだって伊香保に新しくできたダンスホールへ出かけた。確か昭和も終わる頃にはストリップ小屋が建っていた、そのあたりにホールはあった。坂の中腹じゃ。5人が恐る恐る入口に近付くと、「おねえさん方5人ですか、どうぞお入り下さい。」とさりげなく、さも当たり前のように店員が言うと、手慣れたようにS場がさっと料金を払い、さっさと中に入って行こうとし、振り向き様に「立て替えといたから、みんなお金は後で払ってね。」と言ったものだから、後の4人もボーっとしつつもすんなりと入っていった。店内ではほとんどが米兵と日本女性のカップルで、手を組み向かい合って踊る姿に、これが噂のダンスというものかと5人はひとかたまりとなって見つめていた。曲が終わると次々に白人、黒人入り混じった米兵が近付きH川などは手を引かれると「いや~ん。」と口では言いつつも、進んで身を投げ出す感じで、H科やK井には「ナイスバディー」と賞賛の声が響き、2人はその声に胸を反らせ豊満なお尻をプリプリ振るようにして、いそいそと米兵の手を握り、次々にカップルが出来上がった。リンさんにも顔をのぞきこむ様に白人の米兵が近付き、「オドリマセンカ?」と優しそうな、いやらしくない目付きで来たものだから、リンさんは意を決した様に、しっかりとした足取りで、決戦の場に臨むように手をつないだ。米兵はジョニーと名のり、リンさんは「リン」と自分を指さし、相手の目を見据えるようにはっきりとした声で応えた。曲が始まり、ジョニーの左手が覆いかぶさる様にリンの肩にかかり、ぐっと彼の方に引き寄せられた時、上野駅のホームで真一に抱きついていった瞬間がよみがえった。

ああ、あの時、この瞬間が永遠に終わりませんように、そして真一が絶対に手の届かないところに行ってしまいませんようにと祈った、あのほんの一瞬の時間が、真一の姿と共によみがえった。曲が終わり、それぞれのテーブルに戻った時、「ジャックったらねえ、やたらと腰に手を回してくるの。いやらしいったらありゃしない。」と言いながらも嬉しそうなH川や、「なにか白人の目って魚が死んだ目みたいに青くて気味悪いわ。」「そうよねぇ。」と言いつつもふっくらした頬っぺが真っ赤に上気したH科やK井を尻目に、結局誰にも誘ってもらえず、1人淋しく待っていたS場が「こんなのつまんない」と言うなど、にぎやかな会話トホールの喧騒が続く中で、リンさんは痛切に真一に会いたいと思った。戦死公報にも載ってないし、死んだという証拠がないのだから、生きているに違いないと思い定めた。不思議な事に、あのダンスホールで米兵の手を身体で感じた時、私の相手は真一しかいないと確信のようなものが感じられた。そんな風にしてリンさんの戦後の時間が流れていった。

 

院長先生の健康豆知識

『一杯のコーヒーから 』

前橋には、ちょっと時間のある時に寄ってみようかという気のきいた喫茶店がありません。酒飲みの人にとっては、仕事帰りに行きつけの赤ちょうちんや、スナックで一杯というのが何よりの楽しみでしょうが、酒を飲めない私にとってみれば、ちょっとした気晴らしや読書にコーヒー一杯という雰囲気のある店は、とても大切な存在です。
「何も高いお金を払って店でコーヒー飲むなんて勿体ないじゃん、家で飲めばいいのよ」などと大酒飲みの人が言いますが、毎日酔っぱらって、とろんとした目で陶酔境に浸っているあなたに、香ぐわしいコーヒーの香りをたっぷり胸に吸い込み、ささやかな幸福感をじっくり味わいたいという切ない気持ちが分かるか、と問いたい。

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朝、晩欠かさず、時には1日4杯も5杯もコーヒーを飲み続けてかれこれ40年になります。これだけ長く飲み続けているのだから、コーヒーの発癌性や害についてはそれとなく注意を払い、問題がない事を確認してきましたが、うかつな事に、その効能については無頓着でした。
昔はお茶が薬の時代がありました。コーヒーもその類の存在と漠然と考えていたのですが、ちょっと調べてみると、お茶と違って、コーヒーには様々な効能がある事が分かりました。この40年間元気でいられたのも、コーヒーのお陰かとも思う程であります。まず肝臓癌予防効果があるというのです。
ある研究では、C型肝炎ウィルスが陽性だった人を追跡調査したところ、コーヒーを飲む人は、飲まない人に比べ、C型肝炎が肝臓癌に進行する率が少ないと言います。次にコーヒーは食後の血糖上昇を防ぐ作用もあるようです。
これらは、コーヒーに含まれるカフェインの作用で、肝臓や膵臓の細胞を保護する働きのためだと考えられていますが、同時にカフェインは、脳で壊れる神経細胞も保護するので、パーキンソン病の予防効果もあるというのです。
また、あの私達をうっとりさせるコーヒー独得の香りは、アロマテラピーで使われる、ハーブの香りのもとになっている、ローズマリーから出るカフェー酸そのものであるというのですから、香りを嗅ぐとアロマテラピーをやっているのと同じ気分になるのも、むべなるかなという訳です。
こういう風に効能を挙げていると、何やらコラーゲンやグルコサミン等々の怪しげなサギ商品と同じに考えられる恐れもあり、思わず「これらの感想は個人的なものであり、効能を説明するものではありません。」と注釈が必要な感じですが、そうではなく、先に述べた効能は、ある程度科学的な根拠があるようです。

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しかし、治療としてコーヒーを飲むのは野暮というもので勧められませんし、いくら血糖上昇を防ぐ作用があると言っても、できれば、否絶対に、砂糖なしで飲んでいただきたい。砂糖の害が強く出る恐れがあります。カフェインは覚醒作用があり、夜飲むと眠れなくなるから飲まないという方がいますが、私なんぞは飲んだ方がよく眠れる気がしますが、これは覚醒作用を打ち消す、香りの効果と副交感神経刺激作用のせいではないかと考えています。
副交感神経刺激作用にて、ゆったりと満足した気分が醸し出され、睡眠へといざなわれるのです。コーヒーにまつわる記憶(学生街の喫茶店、デートの場所、待ち合わせ、口説き文句、笑顔と談笑の交歓等々)は人生を彩る記憶です。
朝、創春館の中を歩いていると、プーンとコーヒーの香りが漂ってきて、えっ、こんな所でこんな香りがと、何ともほっとしたような嬉しい気分になります。利用者の方々にも香りが吸い込まれるのでしょう。部屋全体が暖かい雰囲気に包まれ、そうしたスタッフの演出に感謝の気持ちが湧いてきます。
心なごませ、気分をゆったりさせるコーヒーは、豊かな人生を演出する百薬の長であると考えています。

 

今月の行事予定

☆療養棟三階☆
 2日 節分
16日 おやつ作り(太巻き)
23日 お誕生日会

 

☆療養棟二階☆
 1日 節分
15日 おやつ作り(太巻き)
29日 お誕生日会 

 

☆春らんらん☆
 3日 豆まき
14日 バレンタインデー&お誕生日会
25日 慰問 車椅子ダンス

 

☆朱咲の家☆
 3~6日 県庁ドライブ
 4日 節分豆まき
11、20日 お誕生日会

 

☆明月☆
DS・GH合同
 2、3日 節分
15日 バレンタイン

DS       GH
お誕生日会    お菓子作り
ドライブ     ドライブ
映画鑑賞会

 

☆GHしらさぎ☆
 3日 節分
17日 外食
20日 おやつ作り

 

☆通所リハビリ☆
 3日 節分会
10日 「晃峰会」民謡発表会
13~15、17日 お誕生日会
22日 渋川きくよ様百歳のお祝い
23日 ぽらりす保育園お遊戯会
27日 民謡踊り教室

 

☆あかしあの里Ⅰ☆
 3日 節分
14日 バレンタインデー(おやつ作り)
下旬 外食

 

☆わきあいあい☆
ドライブ、おやつ作りを予定しています。

 

☆星辰の家☆
 1日 節分会
 7日 フォルクローレ(音楽ボランティア)
24日 お誕生日会(外食&足湯)

 

☆あかしあの里Ⅱ☆
節分 豆まき
うどん作り
バレンタイン
県庁ドライブ

 

☆あかしあの里Ⅲ☆
 3日 お誕生日会と節分
15日 手作りおやつ
日程未定 外食

 

☆DSゆめさき☆
 1日 ブッチーライブ
 3日 節分
10、17、21日 お誕生日会
13~15日 おやつ作り
16、18日 映画上映会
20日 カラオケ愛好会慰問
22日 久保さんのカラオケショー
28日 昼食出張握り寿司

 

☆GHゆめさき☆
 3日 節分・恵方巻き作り
 5日 家族会
日程調整中 お誕生日会

 

☆涼風の家☆
 3日 節分豆まき
15日 お誕生日会

 

文芸作品

物忘れ 晩酌だけは 忘れない

肩こりは 五十でぱったり 年忘れ

田中 愛子様

 

あすの日を 良きにねがい 帰宅する

日ぐれぞら 夕やけ染めて 日はをちる

過ぎし日の 友の笑顔が 心にのこる

星野武司様

 

男の子なれど孫を供ない

月一度は吾等を案じ遠隔地より

自が人生半ばを車椅子に生きこし

夫に我が金の勲章生げましょう

手も足も萎へし夫が力強きに

吾を背負いて助けし夢見し

今井ミチエ様

 

烏川 水清くして その流れ 

    木の葉を抱き ともに流れゆく 

原田 カズヱ様

 

植木鉢 かぶりていきな ゆきだるま

柳澤 照子様

 

編集後記

2月号の記事はいかがだったでしょうか。年が明け24年になり1ヶ月が過ぎました。1月は初詣や餅つきをし、その記事を載せた部署が多かったようです。これからも各部署それぞれにいろいろな催し物を考え、利用者様方に楽しんで頂けるよう職員一同頑張るつもりです。我々広報担当の職員も皆様に楽しんで頂けるような新聞にしていくつもりです。楽しみにしていてください。

デイサービスゆめさき 市橋 和夫