平成29年5月号

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・編集後記

療養棟特集!

療養棟2階・お花見ドライブ

療養棟では四月六日、春を感じる良き日に桜花見ドライブに出かけました。創春館を出ると、桃の木側沿いから国体道路にかけて、色鮮やかな花を咲かせた満開の桜がお出迎えしてくれました。敷島公園の駐車場で降りて散策し、笑顔をパチリ写真撮影行いました。利用者様からは「近くで見ると迫力がありとってもきれいだった、良い時に連れて来てくれた、出かける事は楽しい、昔はどこそこの桜を見に行ったよ」など会話も弾み、とても表情も良く、楽しい時間を過ごされていた様子でした。これからも季節を感じて頂ける外出を企画し、行っていきたいと思います。

療養棟三階イベント

療養棟三階では、二十七日に利用者様の百歳をお祝いする誕生日会を行いました。百歳をお祝いしメッセージカードや賞状をプレゼントしました。その後は誕生日者様の趣味である俳句を職員や利用者様と一緒に考え発表しました。そこでできた春の俳句をいくつかを紹介させていただきます。

春が来て 百歳迎えて お元気で

お誕生日 おめでとう 長生きしてね

前向きに 生きた百寿の思い出を
春の候に時は過ぎても

と春らしい俳句が出来ました。

今回百寿を迎えた利用者様の俳句は

春風をいうにはやった強きかな
旧友と出会い 話はずみけり

と素晴らしい俳句を詠んで頂き本人も満足されていました。その後は職員や利用者様と一緒にお祝いの歌や春の歌を皆さんで歌いました。院長先生や家族の方や職員や利用者様全員からお祝いされて利用者様も満足されたようで「こんなにめでたい会は初めて」と感激されていました。

 

今月の事業所便り

DSゆめさき どこでもいい眺め

四月三日から八日、外食・お花見ドライブを実施しました。今年のお花見は、四月二日に開花宣言がありお天気にも恵まれ、一週間散る事もなく見事な桜を鑑賞する事が出来ました。とはいえ「花より団子」。まずは、楽しみにしている外食です。事前に決めておいたメニューが配膳されると「おいしそう!」と顔がほころびます。「うどん」「そば」「寿司」なかには毎回「うなぎ」と決めている利用者様もいらっしゃいます。ゆっくり食事をしトイレを済ませた後、今回は開通したばかりの「上武道路」を通って敷島公園方面に向かいました。初めて通る道路に皆様大喜びで「ゆめさきが見えた!」「創春館が近くだね」と車窓からの景色も楽しんでいらっしゃいました。桜の木の下でおやつをいただき、幸の池から県庁方面をまわって帰ってきました。お天気にも恵まれ、事故もなく楽しい外食・お花見ドライブを実施する事が出来ました。

 

あかしあの里Ⅰ お腹も心もいっぱい♪

四月二十日にパンバイキングを行いました。色々なパンを並べ、入居者様各自に食べたいパンを選んでいただきました。大きいのがいい!と、大きさで選ぶ方、中身は何だい?と中身で選ぶ方何個食べていいの?と食べる気満々の方、様々でしたがやっぱり人気だったのは中にあんこやチョコレートなどが入った甘いパンでした。また、いつもと違ったイベントなど考えて行きたいと思います。

 

しらさぎ 春を満喫

グループホームしらさぎでは四月七日お花見ドライブに行ってきました。当日は風も無くとても暖かく穏やかな日で最高の花見ドライブ日和でした。五代神社境内の満開の桜の花を見上げながら「綺麗だね。気持がいいね」ととても感激されていました。そして帰りにはシャトレーゼでご自分たちで選んだ美味しいおやつを買い帰居しました。そのおやつを食べながら「こんないい日に花見に行って来られて幸せだよ」と嬉しそうに話して下さいました。また、十日には旬の苺を使ってイチゴ大福を作りました。みなさん、とても手際が良くて、あっという間に沢山出来上がり「美味しね」と言いながら、二個も召し上がる方もいらっしゃいました。これからも、喜んでもらえる行事を企画して行きたいと思います。

 

GHゆめさき  桜の季節になりました

四月に入り、桜の季節となりました。今年は、運に見放されたのか・・・なかなか桜を見る事が出来ませんでした。四月十六日、あいのやま公園へ出かけました。満開のしだれ桜を見る事が出来ました。桜を眺めながら、手作りの『ゆめさき弁当』を皆で食べました。天候にも恵まれ、地面に座ったり日向ぼっこをしたりと思い思いに過ごし、気持ちの良い外出となりました。毎回毎回の外出を大切にしていきたいと思います。

 

春らんらん お花見ドライブ

四月三~七日の五日間、敷島公園にお花見ドライブに行ってきました。開花宣言直後ということでテレビのニュースにも取り上げられ、お花見ドライブに行く前から「桜は咲いたかなぁ?」「どのくらい咲いてるのかなあ?」と、楽しみにしている利用者様。五日間とも天候に恵まれ、いざお花見ドライブに出発です。敷島公園に到着すると、「去年もここでお花見したよね!」と覚えていて下さり、「桜が綺麗に咲いたわね!」「あそこの桜はもう満開だねぇ。」と楽しそうに話されていました。『桜』は、私たちばかりでなくたくさんの人々に感動を与えてくれます。来年も、皆様と一緒にお花見へ行きたいと思いました。

 

通所リハビリ 待ちに待ったお花見

三月末に予定していたお花見ドライブでしたが例年通り、桜の開花に翻弄されつつも遂に四月七日スタートする運びとなりました。比較的、天候にも恵まれ澄んだ空の下で眺める桜はとても見事でした。桜を見ながらのお茶とお菓子の味も格別でした。皆様「きれいだね~、来て良かったよ」と話されていました。帰り道は三月に開通した上武国道を通り、創春館へ。道中、参加者より「桜もきれいだったし良い道も出来たし、また来年も楽しみだね」とのお言葉を頂き、とても楽しいお花見ドライブとなりました。

 

あかしあの里Ⅲ 桜満開のお花見

四月十日、日輪寺へお花見ドライブに行って来ました。春に三日の晴れなし、とも言われますがこの日は晴天に恵まれ、お花見日和となりました。「お花見に行きましょう」と、声を掛け車に乗り込まれた時から、嬉しそうにされている方もいて、残ったスタッフに手を振りながら出かけて行きました。道中も菜の花など、いろいろな花が咲いていました、やはり桜の花を目の前にすると、普段言葉が少ない方も「わぁ、きれいだねぇ」と、とても嬉しそうに言って下さいました。晴れてはいましたが、少し肌寒かったせいか、写真撮影ではお顔が少し強張ってしまう方もいました。帰って来てからも、「桜を見てきた」「きれいだった」と皆さん口々に言われ、印象深く残った様子でした。

 

あかしあの里Ⅱ 癒しのお花見とビックリ仰天の巨大どら焼き

四月九日にお花見で日輪寺と桃の木川沿いをドライブしました。車内から満開の桜を眺め「きれいねー」「桜はいいわねー」と皆さん感激されていました。来年もみんなで楽しみにしています。又、四月二十八日にはホットプレートで巨大どら焼き作りに挑戦しました。入居者様には混ぜる等手伝って頂き、出来上がると、「わー大きいわねー、こんなの見たことない。」と感心されてました。その後おやつで皆で食べて大満足の一日となりました。次回も楽しいイベントを皆でしたいと思います。

 

涼風の家 色々なところに行ってきました

四月になり、倉渕の長く寒かった季節が、ようやく温んできた涼風の家では、これまで外に出られなかった鬱憤を晴らすかのような勢いで色々なところにドライブに出かけました。まず手始めは近くのせせらぎ公園での花見ピクニックです。前日からお弁当の準備を行い、テーブルからイスまで積み込み公園につくと、平日だったので、普段は子供たちでいっぱいの公園が、満開の桜のなか貸し切り状態で花見を行うことが出来ました。持って行ったお弁当もあっという間に完食され、久しぶりの外出に皆さん楽しまれていました。その次は毎年恒例の箕郷の芝桜公園に出かけました。こちらは車の都合で一度に全員いけなかったため、四回に分けて出かけました。どの日も天候に恵まれ、気持ちの良いドライブとなりました。久しぶりの遠出に皆さん喜ばれていました。 そして花見に参加できなかったデイ利用者様には榛名の幻(?)の焼き饅頭屋さんの「山猫庵」の春の感謝祭にお連れして、楽しんでいただきました。焼きたてのお饅頭を食べて、野外でのバンド演奏を楽しまれました。締め括りには、倉渕町の「蘭津花の里祭」に出かけました。こちらも晴天のなか、太鼓やハンドベルの演奏を楽しまれました。暖かくなって外出にはちょうどいい季節、これからも皆さんに楽しんでいただけるよう、ドライブに出かけようと思います。

 

ケアセンター朱咲 四月シティマラソン参加

四月二十三日前橋渋川シティマラソンが開催され、三名の利用者様とご家族様にご協力頂き、車椅子ジョギングに参加してきました。会場は大勢の人でお祭り状態。「すごいねー」と目をパチクリ!フルマラソンに出場する朱咲の職員をキョロキョロと探していると、一人の男性を捕まえ「お兄ちゃん偉いね、頑張るんだよ!」とおしゃべりを楽しむ利用者様、「私が代わりに押して走るよ」と優しい利用者様、「わあー!」と目をキラキラさせる利用者様。職員お手製の朱咲の旗を気持ち良い風になびかせ、たくさんの声援を浴びながらのジョギングタイム!一.五㎞のはずが同スタートのファミリージョギング参加者と同様に誘導され、三㎞を走ることに。予定外の距離に汗だくの職員とは裏腹に爽快な笑顔で一,二,三位独占ゴール!テレビのインタビューにも答え、配られた豚汁に「おいしいね」とホッと一息。朱咲のホールではテレビ中継を見ながら皆さんが応援してくれていました。

 

わきあいあい 儚い桜に酔いしれて

今年も待ちに待った、桜の季節になり、デイサービスわきあいあいでは、四月十三日(水)と十四日(金)に誕生日会を兼ねて桜の花見散策に行って来ました。 天気にも恵まれ満開の桜の花を利用者の方々と一緒に見て回り感動の声が上がっていました。花の命は短いけれど、来年も咲いてくれる桜を楽しみにしているよという声も聞かれました。桜の花の下で和菓子やお茶を召し上がり、花見気分が味わえたと、喜んで頂き、今年も無事に花見行事を終える事が出来ました。施設に戻ってから、お誕生日の方へ手作りの花束と一年間撮りためた写真をアルバムにしてプレゼントさせて頂きました。

 

明月 初めての誕生日会!!

グループホーム明月では、四月一日に利用者様の誕生日会を行いました。入居されてから初めてという事で、希望にて焼肉パーティーを行いました。家族の方も来所され、まずはビールで乾杯しました。お肉と野菜から始まり、好きなホルモンも焼くと美味しそうな匂いが空間を漂い、たくさん召し上がっていました。そして午後は、チョコレートケーキを用意し、他の利用者様一人ひとりよりお祝いの挨拶を頂き、嬉しそうに頷いていました。メッセージカードを手渡し、素敵な笑顔で記念撮影をしました。アルコールも入ったせいなのか、照れているのか、ほんのり顔が赤くなって素敵な一日となったようです。これからも明月では利用者様に楽しんで頂ける誕生日会を行っていきたいと思っています。

 

星辰の家 満開のお花見会

星辰の家では四月八日にお花見会を行いました。あいにく当日は雨天となってしまい、予定場所の時中公園で行うことが出来ず、急きょ、時中公民館をお借りして室内からのお花見となりました。安楽寺に隣接している敷地内には二本の大きな桜の木が満開に咲き誇り丁度見頃を迎えていました。今回のお花見会にはご家族様にも参加して頂き、和気あいあいとした雰囲気の中、昼食のちらし寿司、豚汁、焼きそば、コールスローを召し上がられながら楽しい時間を過ごしました。お花見会の終盤には雨も上がり桜の木の下に集合し皆様で記念撮影ができ、天候によるハプニングはありましたが思い出に残るお花見会ができました。これからも季節を味わっていただける行事を企画していきたいと思います。

 

クリニック通所リハビリ ルームランナー導入!

クリニック通所リハビリでは、今月より新たなリハビリ器具として「ルームランナー」が導入されました。リハビリスタッフが身体状態などを確認し、指導しながら付添いで実施していきます。使用時間や、歩く速度の調整が可能で、一人一人に合ったレベルで毎日実施しています。実際使用された方からは、汗をかきいきいきとした表情がみられたり、「家にあるが一人では使えないためここで出来て良かった」などの感想が聞かれています。現時点で実施が困難な方も、「ルームランナーで歩行が出来るようになる」という目標を立てていただくなど、幅広い方のリハビリの意欲に繋がればと考えています。ルームランナーは毎日午後二時頃から設置しているので、気になる方はぜひ見学にいらしてください。

 

今月の行事予定

☆春らんらん☆
11日 ハーモニカ慰問
17日 母の日イベント
25日 誕生日会

☆療養棟三階☆
3日 買い物ツアー
11日 母の日(おやつ作り)
25日 誕生日会

☆涼風の家☆
3日 大正琴演奏会
5日 端午の節句イベント
14日 母の日イベント
24日 オレンジカフェ
未定 バーベキュー

☆GHしらさぎ☆
GW内 端午の節句
6日 誕生日会

☆DSゆめさき☆
4日・24日 お誕生日会
5日 こどもの日
8~11、13日 つつじドライブ
12日避難訓練
15日久保さんカラオケショー
16日上映会
17日母の日
31日柳扇会様 来館

☆わきあいあい☆
10日~12日 母の日イベント
25日・26日 薔薇の花見散策

☆GHゆめさき☆
5日 端午の節句
12日 避難訓練
14日 母の日
28日 家族会 小旅行

☆あかしあの里Ⅲ☆
5日 手作りおやつ
20日 パンバイキング
未定  外食ドライブ

☆星辰の家☆
10日 藤の花見ツアー
11日 端午の節句
中旬  餃子作り
26日 誕生日会

☆療養棟二階☆
3日 買い物ツアー
11日 おやつ作り
24日 お楽しみ会

☆通所リハビリ☆
3日 のっぽさんコンサート
13日 ヴィクトリー川田と
ブルーサウンズ
いくこフラサークル
17~19日 老健作品展見学
22、23日 お誕生会
30日 芙蓉会

☆朱咲の家☆
8日 ギター演奏会(慰問)
25日 誕生日会&腹話術

☆明月☆
GH
中旬(予定)外食ドライブ(霊山たけやま)
GH・DS
15日 母の日イベント
合同にて
18日 新年度会
29日 音楽療法慰問

☆あかしあの里Ⅱ☆
1日 お誕生日会
14日 外食ドライブ&母の日
下旬 おやつ作り

☆あかしあの里Ⅰ☆
5日 端午の節句&誕生日会
下旬 ピクニック

 

院長先生の健康豆知識

「焼肉太閤の閉店」と「焼きまんじゅう」

「焼肉太閤」閉店のニュースが、上毛新聞で報じられ、同店愛好者に衝撃を与えました。
「いつも待つのを覚悟している位流行っているのに、何で?」というみんなの疑問に応えるかのように、閉店の理由についても書かれていたようです。私も愛好者の一人で、私にとっても貴重なニュースだったのですが、いくら地方版とは言え、たかが一焼肉店の閉店がニュースになるというのは驚きでした。いかに太閤の存在が大きかったか、という証でしょうが、その事は反面、いかに美味しい店が、前橋には少ないか、という事の裏返しかも知れません。でも、長きに亘って、多くの人々に肉(カルビ)の喜びを与えてくれました。閉店のニュースに、肉との別れを惜しむかのように、連日多くの人が詰めかけ、中には三日連続で通った人もいると聞きました。太閤のカルビは、それ程高くもないのに、ボリュームがたっぷりで、脂肪分の割合も絶妙でした。口の中で拡がる肉の味は、私達の動物的感性を呼び覚ましてくれました。太閤は不人気で閉店した訳ではありませんが、不人気で潰れていく店も多いようです。時々、関西へ帰りますが、関西は海の幸、山の幸に恵まれているせいか、食材が豊富で、美味しい店が多い気がします。それに、友人達と食事していると、平気で「おばちゃん、これまずいで」と言い、おばちゃんも平然と「ごめんね。今度美味しい物を用意しとくから、今日は許してや」、と、そんな会話が日常的に飛び交います。群馬ではそんな会話は聞けませんね。群馬では、まずくても文句を言わずに食べるが、その後その店に行かないというのが、県民性のような気がします。そうすると、料理の批評がないものですから、料理の進歩につながらないという気がします。
群馬県民がこよなく愛する甘いお菓子と言ったら、「焼きまんじゅう」ですね。私が「焼きまんじゅう」に初めてお目にかかったのは、群馬に来てからですから、三十年以上前の事になります。こんなに美味しい物はないよという風に出された「焼きまんじゅう」を見て、一瞬言葉を失いました。関西出身の私から見れば、戦後の食糧難の時代に生まれた、苦肉のスウィーツとしか見えなかったからです。その後、群馬県民が「焼きまんじゅう」と聞くと顔がほころび、その存在を誇りにさえ思っている、その心情を知る事となりましたが、その深い思いを知れば知る程、私の気持との落差に驚く事となりました。私の気持を確認したくて、関西の友人が前橋に来た時、自慢気に「焼きまんじゅう」を差し出した事があります。友人の、「ここは嬉しそうな顔をしなくてはいけないんだろうな、でも、この貧相で不思議な味のまんじゅうを、どう表現すればいいんだろう」、「これは関西人からすればまんじゅうと言ってはいけない物だろう」という、途惑いの表情を見て、やはり私と同じような感想に違いないと、嬉しくなりました。「やっぱり、まずくはないけど、このまんじゅうを自慢する気にはならないよね。」と、言ったら、「やあーその通りだよ」と二人して納得したのでした。「焼きまんじゅう」に対する群馬県民の熱烈な思いが、特殊なものであるかどうかは、客観的な調査がないので何とも言えませんが、「焼肉太閤閉店ドラマ」などを考えてみると、これ程「焼きまんじゅう」に愛着があるのは、群馬県に美味しいスウィーツが少なかったからではと、考えたくもなります。
創春館に入所している方々に、「焼きまんじゅう」の話をしたところ、「食べたい!」「買ってきて!」と、それ迄眠たそうだった目がランランと輝き、一斉に表情が生き生きとして来られたのには驚きました。あれは、若い娘がアイドルを見つめる目でした。それ程迄に、「焼きまんじゅう」は、群馬県民(特に高齢者)を魅了する食べ物なのですね。人生の中で、その食べ物を頭の中で思い描いただけで、思わず口の中にジュワーッと唾液が拡がる、そんな食べ物は、そう多くはありません。そんな食べ物が沢山あればある程、その人の幸福度が増すとも考えられます。必ずや頭の働きにもいい影響を与えるのは、創春館入所者の皆さんの、「焼きまんじゅう」に対する反応が、実証しています。周りにいる人の、好きな食べ物を前にした時の、目の輝きと顔の表情を見ると、私自身も幸せな気分になるという事に、最近気付きました。幸せな気分って伝染するんですね。格別美味しい料理でなくとも、食事をする楽しみを共にするというのは、とても幸せな気分につながるのですね。「幸せ」って案外そんな簡単な所にあるのかも知れません。「みんなで楽しく食事を頂こう!」を「幸せの標語」にしてもいいかも知れませんね。

 

文芸作品

 

リハビリコラム

「水分補給の重要性について」

体重の五十~七十%を占める水分は、体内で様々な役割を担っています。体温調節、汗や尿として老廃物を外に出すといった役割の他に、筋肉を発達させるといった重要な役割があります。筋肉の中には沢山の水分が含まれているので、筋肉を上手く働かせる為には水分補給が重要なのです。しかし、若年者に比べて高齢者は、体内の水分量が五十%しかない為、脱水症になりやすい傾向にあります。脱水状態になると、筋肉に含まれていた水分が減少し、発揮できる筋力自体が低下してしまいます。この状態では、運動を頑張ってもなかなか良い成果を得ることが出来ません。運動の効果を十分に得る為にも、しっかりと水分補給をして頂くことをオススメ致します。

作業療法士 橋爪 一希

 

編集後記

今月より一年間、編集長を務めさせて頂きます。さて今回のさんぽみち。満開の桜で素敵な新聞になりました。ただお花見と言っても色々ですね?しかし桜以上に利用者様の満開の笑顔が沢山溢れるよう法人職員一同、励んでまいります。さんぽみち共々宜しくお願い致します。

創春館通所リハビリ 佐藤直樹