2025年6月号 デイサービスゆめさき特集!
もくじ
トップ記事
デイサービスゆめさき特集!
デイサービスセンターゆめさきでは、六月十九日に父の日のイベントを行いました。
男性利用者様も増え、本日は十名のご利用でした。
日頃お世話になっている、ゆめさきのお父さん方に感謝を込めて、職員がかっこよくダンディにコーディネート♡をするイベントをしました。
色々な服や小物を用意。ジャケットを着てもらう、帽子をかぶる、着物を着てもらう、今からでもオリンピックに出られそうな姿など、とても個性豊かに着こなして頂きました。
渋めのまとめ役風、大正ロマンの画家風、とにかくスポーツがやめられない人風とコーディネートされ、何より嬉しそうに衣装をまとい変身する姿が印象的でした。
職員がコーディネートしている間、審査員となる皆様の興味津々な眼差しに笑い声、感心する声、びっくりする声が響き渡りました。
父の日のおやつは、ビールに見立てたリンゴジュースゼリーを特別に作りました。
「カンパーイ!あれ?飲めない(笑)」と、最後まで笑いありの父の日イベント、楽しい会となりました。
今月の事業所便り
あかしあの里1 新緑ドライブ
6月10・11日の二日間で二班に分かれて新緑ドライブに出掛けてきました。
車に乗り込んでも、居眠りをしていた方も車が走り出すとしっかりと目を開け、車中から見える景色を眺めていました。紫陽花公園、敷島公園、バラ園へと車を走らせ雨がぽつぽつと降りだすと「雨もまた風情があっていいわねえ」と楽しまれていました。
道の駅まえばし赤城のビニールハウスからみえたバナナの木を見て群馬県でバナナが出来ていることに驚いたり、バナナ一本の値段にも驚いていました。
出発前に皆さんに食べたいお弁当をメニューから選んでいただき昼食には一人一人が好みのお弁当を美味しそうに召し上り、おやつにはたい焼きを手に取りどこから食べようか見つめている姿がありました。
しらさぎ 梅雨を楽しむ
こグループホームしらさぎでは、春になり暖かくなると庭先のバラを鑑賞したり、近所の変化する景色を楽しみながら、散歩するのが恒例ですが、六月十日梅雨入りと共に雨、雨・・インドアで過ごす事が多くなります。
しかし、皆さんと一緒にホールの壁に紫陽花の壁画を作る楽しみを見つけ取り掛かりました。
小さな花弁、葉、アオガエル、てるてる坊主など作り壁いっぱいに貼り付けました。
すばらしい出来栄えです。「きれいだね~」「よくできたね~」完成した壁画に拍手です。
雨も季節柄良いものですが、気温、気圧の乱高下で体調を崩される方も居られます。
それでも、一瞬梅雨の感触を感じ取れたら幸いです。
通所リハビリ スペシャルゲストが登場
毎月誕生月の利用者様に前に出ていただき、誕生日のお祝いをさせていただいています。
6月は19日(木)、20日(金)にお誕生日会を行いました。
しかし、20日のお誕生日会は何だかいつもと会場の雰囲気が違います…。
なんと!この日の誕生会にはスペシャルゲストで理事長先生が登場!利用者様はビックリ‼
「私の誕生会にも来てくださいねと直談判する利用者様もいらっしゃいました。
理事長先生からの祝辞と万歳三唱での締めくくりもあり、終始感動と笑いの絶えない誕生会になりました。
最後になりますが、赤 青 黄色の衣装をつけたゲストも登場しました(笑)
療養棟二階 父の日にゴルフ
療養棟二階では二十五日に父の日のイベントを行いました。
今回のイベントでは、男性を中心としたゴルフ大会を開催いたしました。
ルールを説明した後に男性利用者様方から一人ずつボールを打ち始めました。
ボールを打った直後に観戦していた職員と利用者様方から「入れ!」や「いけ!」などの声が聞かれ、得点のホールに入ったときに全員からの拍手や歓声が響き渡りました!
その後も男性利用者様の素晴らしいショットが多々続き男性全員のゴルフが終了しましたが、時間が余りせっかくなので女性利用者様方にもゴルフをしてもらいました。
やりたい方に声掛けをすると快く参加してくれる方々がおられました!
そして男性に負けじと素晴らしいショットを打つ方もいて職員共に利用者様全員で盛り上がりました。
そのあとに花束を贈呈し、日ごろの感謝の言葉を送りました。
父の日のイベントを通して喜ばれている方がとても多かったためこのイベントを企画してとてもよかったと感じました!
涼風の家 今年も作ります
涼風の家では毎年六月ごろ、恒例に作っているものがあります。
それは涼風菜園と、父の日イベントのおっ〇いゼリーです。
菜園ではキュウリ、カボチャ、スイカ、トマト、ナスなど、毎年おなじみの野菜の苗を植えました。
植込みの時には職員だけでなく、利用者様にも手伝って頂いたりして、これも毎年の恒例となっています。
今年は苗がある程度育ってきたころに、雨が重なってしばらく様子が見れない日が続き、初物のキュウリが少し育ちすぎ過ぎたりと、多少のアクシデントもありましたが、十分に柔らかくお皆さんで美味しく頂きました。
その他の野菜についても、順調に育っているので収穫が楽しみです。
父の日イベントでは恒例のゼリーも好評でした。
名倉理事長の健康豆知識
血液循環シリーズ(2)
「心臓はポンプである」の源流について
血液の循環といえば、「心臓の働きこそがほとんど全てである」というのが現在迄の循環器科医の見解です。
その見解は源をたどると、はるか彼方十七世紀に行きつく事になります。
ウィリアム・ハーヴェーという医学者が血液循環論という発想を発表したのです。
ハーヴェーが生きていた時代、血液というのは、消化管で消化された食物が、肝臓で血液となり、右の心臓に集められた血液は心臓の壁に空いた穴を通って左の心臓に行き、その後全身に流れる間に失くなってしまう、という、古代ローマ帝国時代の医学者ガレノスによって唱えられた説が有力でした。
ハーヴェーは心臓の収縮によって送り出される血液の量を計算し、肝臓がとてもそれだけの量の血液を作り出す事は不可能だとしました。また、腕を結索した時の静脈の流れと弁の観察から、静脈の弁は静脈が全て心臓に向かうように作られており、逆流する事はない事を観察したのでした。
心臓にはガレノスの言うような穴はないと確認し、結論として、彼は血液は循環しており、その力の源泉は心臓にあると確信したのでした。
彼は時のイギリス国王に向けて高らかに宣言します。
「至仁至高なる陛下!動物の心臓はその生命の礎石であり、その身体の重要な部分であり、その小宇宙の太陽でもあります。
動物の活動のすべては、心臓に依存しており、生命の躍動と力のすべては心臓に由来します。
それはあたかも、国王がその王国の礎石であり、その小宇宙の太陽であり、その国家の心臓であって、全ての権力が国王から発動し、あらゆる恩恵が、国王に源を発するのと、まったく同様であります。」そして、「心臓はその血液を身体全体の必要に応じて、自由に供給する唯一の存在である」と、結論づけたのです。
ハーヴェーの生きていた時代は、ちょうどガリレオなどによって地動説が唱えられた時代でした。
ハーヴェー後の生物学界にとってハーヴェーの血液循環論は、地動説にも匹敵しうる革命的、絶対理な真理の理論として受け入れられたのでした。
現在に於いても、「心臓は全身の臓器へ十分な血液を供給するポンプとしての役割をもつ臓器である。」と定義されています。
ハーヴェーの時代、様々なポンプが発明された時代でした。
そんな時代も相まって「心臓はポンプである」という言葉がまるで公理であるがごとく、心臓の働きを象徴するものとして定着したのです。
その為「果たして心臓はポンプなのか?」という問いかけは、現代に至る迄提出される事はありませんでした。
こんなにも医学的知識が豊富な時代にあって、およそ四百年も前の説が未だ有効と信じられているのは何故かという疑問が湧きます。
ガレノスの説がハーヴェーによって訂正されるのに約千四百年の時が必要でした。
血液循環というのは、それ程複雑怪奇なものと言えるかも知れません。
現在の血液循環論もそろそろハーヴェーの枠からはずれていく時を迎えているのではと、考えているのです。
リハビリコラム
~熱中症に負けない意識がけ~
2023、2024年の夏は記録的な暑さとなり、今年も例年通り猛暑が予想されていますが、皆さんは熱中症予防をされていますか?
私たちの身体は、皮膚が暑さを感知すると体温調節中枢が働き、発汗などによって体温を下げてくれます。
ですが高齢者の方は、暑さを感知する〝感覚受容体〟が減少する為、感覚が鈍くなってしまい体温調節が働かず、暑さを感じづらくなってしまいます。
これらの理由により、高齢者の方々は特に熱中症に注意をしなければなりません。
また、熱中症と聞くと〝夏〟を一番に連想しがちですが、春夏秋冬それぞれの季節で発症リスクはあります。
毎日の生活で睡眠・食事・適度な水分補給を心がけながら、生活を送りしっかりと予防をしていきましょう。
理学療法士 小山温美
文芸作品
デイサービスゆめさき みつえ様
頑張り屋職員紹介
イヴァンヌルハミド
所属 | 星辰の家 |
---|---|
エピソード | 去年の十二月九日に星辰の家に来て、五ヵ月程経ちました。 持ち前の優しさから利用者様とも打ち解けて、会話も上手に図っています。 日本の料理にも慣れてきて、うどんが美味しいと話していました。 まだまだ分からない事が沢山あると思いますが、これからだと思うので、頑張っていってほしいです。 |
編集後記
今月もさんぽみちを読んで頂きありがとうございます。
今年の梅雨は雨が降らず、やっと降ったと思ったら短時間で激しい雨。その影響からなのか、私の一番好きな花の紫陽花が例年に比べ少なくとても残念でした。
晴れた日には気温が急激に上がり、体に堪える暑さとなっています。
寝苦しい夜も増えていますので、皆さんも昼夜問わず熱中症に気を付けて体調を崩さぬようお過ごしください。
デイサービスセンターゆめさき 角田 久美子