平成18年2月号
2月号 もくじ
********** 今月のトピックス **********
よいしょ!よいしょ!
今年一年が素敵な年になりますように・・・
あかしあの里・わきあいあい便り
ゆめさき便り
投稿作品
********* 名倉院長の健康豆知識 *********
楽天的な思い込み(生きていく力)
*********** 2月の行事予定 ***********
********* 編集後記【あしあと】 *********
よいしょ!よいしょ! ~通所リハビリ・新年餅つき大会より~
「よいしょ!よいしょ!」と力強い掛け声が通所リハビリのフロアーに響きます。
五日恒例の「餅つき大会」が行われました。蒸したもち米を杵で充分こねた後、男性職員や事務の柴野さん・グループホームの吉田さんそして利用者様とで協力しあい二升の餅をつきました。ついた後すぐにカラミ餅とあんころ餅を作り、まだ軟らかいうちにお餅を食べていただくことができました。
「つきたてのお餅はおいしいね」「もっと食べたいね」との声がきかれ、
皆様においしいお餅を食べて頂くことができ私達職員も嬉しくおもっております。
お餅を食べた後には、普段民謡踊り教室で習っている「草津湯もみ唄」「炭鉱節」を職員が披露し、男性職員同志による羽つきもテニスの試合を思わせる程の白熱戦で皆様から歓声があがっていました。
「今日の餅つきは楽しかったよ」
と大勢の利用者様から言っていただき、来年もまた皆様と楽しい餅つき大会ができたらと考えております。
今年一年が素敵な年になりますように・・・ ~療養棟の新年会より~
療養棟二階
一月五日に新年会を行いました。下田師長の開会の挨拶の後に、ビール・甘酒などで乾杯し、次に今年の抱負を、入所者・職員が発表し、お正月気分を味わいました。
ゲストとして、職員の高橋さんが所属している和太鼓チームに演奏していただきました。迫力ある演奏に、入所者の皆様は感動された様子で、終了時には会場が大きな拍手に包まれました。新しい年、一番初めのイベントを和太鼓の音で迎えられ、入所者の皆様も大変満足されたようで、大変盛り上がりました。
今年も皆様にとって素敵な一年になりますように…。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
療養棟三階
療養棟三階では、一月五日に新年会を行い、甘酒やお菓子などを召し上がりながら楽しく過ごしました。
その後、絵馬に入所者の皆様の今年の抱負等書いて頂き発表しました。絵馬に書かれた内容には、ご自分の健康やご家族様の幸福、また世界平和を祈る方もいらっしゃり、お一人お一人の人柄の出る内容でした。
皆様の今年一年の抱負が達成できるよう、私達スタッフもお手伝いをしていきたいと思いました。
あかしあの里・わきあいあい便り
グループホームあかしあの里II
あかしあの里IIでは、一月二十七日に渋川の
「夢庵」にて外食会を行いました。厳しい寒さが続き、しばらく外出が出来なかった為かこの日の外食は皆さんとても楽しみにされていた様です。
とても静かな穏やかで暖かいお天気となり気持ち良く出発する事が出来ました。
お店に入るとテーブルには和食の御膳がずらりと並び食事前から大喜びでした。いろいろなものが少しずつ取り入れられて、とても美味しくお腹も大満足され様子でした。
食後には、全員でソフトクリームを注文し頂きました。
一日も早く春らしい暖かな日が訪れる事を皆さん願っています。今後も楽しく思い出に残るイベントを企画し、入居者の方々に喜んでいただけたらと思います。
グループホームあかしあの里I
あかしあの里Iでは、一月十日に青柳大師へ初詣に出掛けて来ました。寒い日が続く中、
その日は入居者の方々の思いが通じたのか晴ればれとした青空と、
風も無くとても暖かい日となり入居者の方々は元気いっぱいに今年の祈願をする事が出来、大変喜ばれていました。
グループホームあかしあの里III
あかしあの里IIIでは、
一月一日に入居者Hさんのお誕生会を行いました。いつも笑顔の素敵なHさんはバースデーケーキを前に他の入居者の方々とスタッフからの
「おめでとう!」のお祝いの言葉と拍手に尚一層の笑みを浮かべられ、仲間全員で心温まる楽しいひと時を過ごす事が出来ました。
デイサービスわきあいあい
デイサービスわきあいあいでは一月三日~六日の四日間、初詣に出掛けて来ました。初日は赤城神社へ行き、二日目も行ったのですがお店が出ていたのでドライブをしながら日輪寺の神社へ行き、皆さんと一緒にお参りをして来ました。
限られた短い時間の中でも皆さんはとても楽しまれ、日頃では見られない笑顔を見る事が出来ました。
ゆめさき便り
デイサービスセンター ゆめさき
デイサービスセンターゆめさきでは、
今月も多くの催しを行い利用者の方々と楽しい時間を過ごしました。
三~五日は小石神社へ初詣に出かけました。五円玉を握り締め境内へ向かいそれぞれの想いを込めて鐘を鳴らしました。
「最近は行きたいと思っていても行けなくてね、来られてよかった」との声を多く聞くことができました。
六、七日は新年会を行いました。職員と利用者の方々から今年の抱負を語って頂き、
その後は正月の気分を味わおうと上毛かるたとすごろくで楽しみました。カルタ取りでは、
普段は見せない素早い動きにちょっとびっくりしました。
十二、十三日は書道教室があり、書初めを行いました。昔を思い出しながらお正月にちなんだ言葉や今年の決意を書いていただきました。
十六、十七日はおやつ作りを行いました。鏡開きをしたお餅をやわらかく蒸し、あんこを包んで大福を作り、
残りは雑煮にして一緒に食べました。途中、それぞれの家庭の雑煮の話で盛り上がり色々と勉強になりました。
十九、二十日はゆめさき二周年イベントを行いました。
二年間の数々の思い出の写真をプロジェクターを使い大きな画面で皆さんに見ていただきました。
大きな画面に映る自分の姿に恥ずかしそうにされる方もいましたが、写真を見ながら思い出話に華を咲すことができました。
二十四、三十日は一月の誕生会を行いました。誕生会が来るのを待ち望んでいた方にとって、かけがえのない一日となりました。
参加者の方々からの温かいお言葉と誕生者からのお礼の言葉がとても心に染み入りました。
二十六、二十七日はプロジェクターを使用して映画上映会を行いました。若かりし美空ひばりさん主演映画・「鬼姫競艶録」は、とても懐かしく面白い作品で笑い声が多く聞こえました。
デイサービスセンターゆめさきは皆様のおかげをもちまして無事三年目を迎えることができました。これからも今まで以上に楽しく面白く、
そして感動できる時間を一緒に過ごせればと思います。
グループホーム ゆめさき
グループホームゆめさきでは、十四日に初詣に行ってきました。当日は、とても寒かったのですが、
今年一年が良い年になるようにと思い思いにお祈りされました。
十五日には、一月の誕生日会を行いました。当日は、ご家族の方も参加され、盛大にお祝いすることができました。
二十七日からは、新しい入居者の方も加わり、グループホームも更に賑やかになりました。
二〇〇六年の最初の月も大きな事故もなく無事に過ごすことができました。今年一年も入居者の方々と一緒に楽しく過ごして行きたいと思います。
投稿作品
文芸作品
さんぽみち さみしく咲いてる かんつばき
生きるのが 苦の日は たばこが多くなり
星野 勇
名倉院長の健康豆知識
楽天的な思い込み(生きていく力)
誰しも子供は自分の親を選ぶ事はできはしませんし、生まれてくる環境を選択する事もできません。当たり前の事ですが、
改めてそう考えると個々の人生というのは、初めから不公平にできているとしか言いようがありません。まさに待望の男子として生まれ、
両親の愛情を一身に受けた私などは、姉二人からいつも幸運の星の下に生まれたと言われてきました(お産婆さんが、自宅で私を取り上げた時、
オチンチンがついているよと叫び、父親が小躍りした話は何十回となく食卓の話題となりました)。
私にとってそうした恵まれた環境に生を受けた事は勿論幸運な事ですが、人生を生きていく上で何よりの幸運であったのは、
幼少時に多大の影響を受けたであろう母親の性格であったと考えています。私の母親はとてつもなく楽天的で、思い込みの激しい性格です。
サラリーマンの主婦であれば日々の給料を計画的に消費するものを、給料が入った当座は豪華な食事が食卓に並びますが、
給料日前3日位になるとお金がなくなり、
とても楽しそうに近所のパーマ屋さんをやっている友達にお金を借りに行くというのがしょっちゅうでした。また私の小学生時代、
そろばんができなくて悩んでいると「そろばんは商人の人がする事だから、商人にならないんであればできなくて構わないわよ」と言い放ったり、
またある時は私の成績の不良を、自分の子供の怠慢は棚に上げ、「先生の教え方が悪いから勉強ができないのであって、あなたはできるんだけど、
先生が悪いのよ」と恐れ多いことを平然と言うのでした。しかし、当時の私はそうした母親の助言によりどれだけ勇気づけられたか知れません。
そういう母親のエピソードを、日頃不登校児などの問題に携わっている小児科の先生に話したところ、
てっきり顔をしかめられるのではないかと思っていたのですが、それは素晴しいお母さんだと感心されたのには、妙に嬉しい驚きでした。しかし、
こうした思い込みの激しい女を女房とした父親の苦労もあったわけで、他愛もない事で始まった夫婦喧嘩も、
母親が夫が降参するまで挑発するものですから、最後には父親がお茶碗の一つも土間に叩きつけ、母親が家を出て行き、
近くの裏山を一周して帰ってくる、その母親を心配そうに酔っぱらった父親が待っているというのが、
いつもの夫婦喧嘩の終わりのパターンでした。
閑話休題。人間が生きていく途上では、死の恐怖を初め人生の不確実性を前に、傷つけられるのが嫌だとか、
様々な不安に身がすくみ何もやりたくなくなる時があったり、また様々な障害に出会い、あの時こうしておけばこうはならなかっただろうとか、
どうして自分だけこういう目に会わなければならないのだろうとかいった後悔や悲観にさいなまれる事があります。
振り返ってみますと私の場合こうした心の葛藤にいつも力となってくれたのは、
母親が刷り込んでくれたであろう楽天的な思い込みの性格であった事に最近気づいたのです。もともと私達の心に生じる後悔や不安や恐怖、
悲観などの感情は、脳が勝手に作り出したものなのです。そろばんができない、勉強ができないといった悩みや悲観などは、
楽天的な思い込みによる視点の変化によっていとも簡単に解消してしまうものなのです。多分、友人の小児科の先生は、
そうした健全な心の対処療法に感心したのであり、また最近の脳の研究では、こうした「楽天的な思い込み」
が不確定な世の中を生きていく上で何よりの力となる事を明らかにしています。
現在私の母親は一人で生活しながら「私ほど幸福な人はいない」と豪語しています。客観的に見て(何せ四十八才で後家になったのですから)
それ程幸福であるとは言えないかとも思いますが、「楽天的な思い込みの性格」に裏打ちされて、生き生きした老後を送っています。
そうして生き生きと自立した母親を持った事を本当に有難く思っているのです。
2月の行事予定
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編集後記
さんぽみち二月、いかがだったでしょうか?
昨日、新年が明けたと思ったら、もう一ヶ月が過ぎてしまいました。年を重ねるに従い、時間が過ぎるのが早くなっている気がします。
二月になりましたが、皆様は今年の抱負や目標を立てたでしょうか?私は、毎年毎年、この場で、『今年こそは・・・!』と言っていますが、いつも実行にいたってません。今年は実行できそうな身近な目標として『本を読む』を掲げ、数冊の本を既に購入したが、未だ一ページも開いていないような・・・。
さて、当施設でも昨年頃から職員の結婚ラッシュが続いております。随時、さんぽみちでご紹介していきますので、皆様楽しみにしていてください。
寒い冬もあと僅か。南の方から梅など春の便りもちらほら聞かれるようになりました。暖かい春はもう少しです。でも、私の春はいつになったら訪れるのでしょうか・・・?
《広報委員 石関 和行》