平成22年9月号

9月号もくじ

・おかげ様で大盛況!
・今月の事業所便り
・院長先生の健康豆知識
・忘れてはいけない終戦記念日 ~2010年 夏~
・投稿コラム
・今月の行事予定
・文芸作品
・編集後記

 

おかげ様で大盛況!

 

委員長から一言

感謝祭楽しんでいただけましたか?

先日の9月5日(日)創春館で行なわれた感謝祭、いかがでしたか?
猛暑どころか、酷暑といってもいいくらいの暑さのなか行なわれました。体調不良者の方が出ることなく、無事了えられ、まずは一安心しています。

感謝祭実行委員長という大役に、不安気持で当日を迎えましたが、不安と緊張で硬直している自分に、多くの人が「緊張するな。」「大丈夫だよ。」と声をかけて下さり、励まされたのが印象にのこっています。
頼りない委員長に奮起してくれた委員や、周りのスタッフも、連日遅くまで準備から後片付けを手伝っていただいたおかげで無事開催でき、また暑さのなか、はるばるお越しくださった近所の方や利用者様や、そのご家族方、多くの方々にご来場していただき、大盛況に了わったことに充実感と、感謝しきれないほどの熱い深い思いで胸がいっぱいです。
皆さまにはこの場をおかりして心からお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

感謝祭実行委員長 望月 昭

 

園児達は本当に天使のようでした

かわいい八木節音頭やお歌に、普段怒ってばかりの方や硬い表情や反応の乏しい方が笑顔になったり、自ら園児に手を差し出したりと、驚くような反応がありました。
いつも傍にいるスタッフでもなかなか見たこと無い笑顔や反応に、私達の想像を越える力が園児達にはあるのだと感じる瞬間、それはまるで天使のようでした。
そしてミス?コンテストが続き、女装していることで『?』の意味がわっていただけたでしょうか。女装までしてくれた男性職員(注、女性職員もいました・・・)のその大きな心に感謝です。普段は皆真面目にやっているスタッフでしたが、この日は会場を盛り上げようと精一杯のオシャレ?をして頑張ってくれました。会場は大きな笑いと温かい拍手でいっぱいでした。

有志の余興の中で、今年はセガワハウゼフーズさん(主に、創春館で食事提供していただいている厨房の方々)の参加もあり、こちらも大変盛り上がりました。
通リハ職員によるものまねもよく似ていて、まるでテレビを見ているようでした。創春館療養棟の方も、懐メロを元気よくセクシーに歌い上げ、さながら昭和の歌番組のようでした。
今年も多くの人の参加でメイン会場が、笑い声や笑顔でいっぱいになり、時間が経つのも忘れてしまうくらい盛り上がりました。
毎回、多くの笑顔を提供してくださるぽらりす保育園の園児の皆さんや、有志で参加くださったスタッフの皆さんには感謝の言葉を贈りたいと思います。
ありがとうございました。

 

暑さの中よくかき氷が出ました

今年は焼きそば・唐揚げフライドポテト・かき氷・焼き饅頭・白鳥のケーキ・駄菓子・ヨーヨー釣りのお店を出店し、暑さの中で火を扱い大変でしたが沢山の人に集まっていただきスタッフ一同がんばりました。
よく出たのはやはりかき氷でしたが、他にも焼きそばや鳥の唐揚げは味に一工夫し好評いただきました。
定番の焼き饅頭やヨーヨー釣りに昔を懐かしんでいただこうと駄菓子を出店していましたが、皆さんはいつの頃が思い出されましたか?

今年は新しいことにチャレンジとして、バザーを企画し出店してみました。初めてにも関わらず古着やお皿・野菜まで沢山の品物が集まり、出品してくださった皆さんには大変感謝しております。
おかげで売り上げ4万9百円になり、お買い上げいただいた皆さん、ありがとうございました。

 

今月の事業所便り

クリニック通所リハビリ 新種目(?)の体操

クリニック通所リハビリでは、午前と午後に集団体操を行っていますが、今月から午後のマット体操に「ソフトジムボール体操」を取り入れました。
直径20センチ位の粘着性のある軟らかいボールです。手に持ったり、身体に挟んだりしながら行っていきます。ボールに弾力、抵抗があり、筋肉の活動が得られやすい利点があります。
また、活用方法も様々なため、応用動作が増え、動的バランスを鍛えることにも有効です。
体操のバリエーションを増やして利用者様に楽しみながら行っていただけるよう工夫していきたいと思います。

 

グループホームゆめさき 皆で楽しく夕涼み会

8月9日(月)18時よりGHゆめさきのベランダにて、入居者様と全職員が揃い,いつもと違う夕食をとりました。
お祭りメニューとしてお好み焼き、フランクフルト、チジミ、缶ジュース、缶ビール(100ml)まで!2年前の感謝祭以来、久しくビールを口にしていない入居者様へまず一缶手渡すと「わぁ~!」と満面の笑顔。
他入居者様もいつもは手にする事がない冷たい缶ジュースに笑顔、笑顔!もうこれだけで夕涼み会を企画して良かったと思う程でした。
DSの迎え待ちの利用者様もベランダへ出て来られ乾杯となり、夕食後は合唱をしたり花火を見たりと大盛り上がりの夕涼み会でした。
協力して頂いたDS職員の方々に感謝し、また暑い夏を楽しむイベントを行っていきたいと思います。

 

療養棟2階 夏と言えばお祭と花火

療養棟2階では12日に2、3階合同花火大会、18日には夏祭りを行いました。
花火は希望者のみでしたが、クリニック前で行い、吹き上げ花火を見たり手で持って花火をして「キレ~イ」「すごい」と喜んでいました。
夏祭りではスタッフが神輿をかつぎ、「わっしょい」と掛け声をみんなでかけたり、盆踊りの際は得意げに踊る方もいて楽しそうでした。
屋台も盛況で皆さんたくさん食べていました。
スタッフも食べ過ぎたようで、N主任の体重が気になります?。

 

グループホームしらさぎ お誕生日にご馳走を

しらさぎでは21日に誕生日会を兼ねて、回転寿司にでかけてきました。
今年の夏は、特に暑くなかなか外出が出来ず、1ヶ月ぶりの外出に、皆さん大喜びでした。
目の前にマグロやいくら、サーモン、うなぎなど、おいしそうなお寿司が回って来ると、『わぁー美味しそう』と、いつも以上に皆さんの胃袋へと、消えていきました。
みなさんの笑顔をみて、これからも外食の機会をつくり喜んでいただけるよう頑張らねばと思いました。

 

療養棟3階 どの娘がお好み??

療養棟3階では19日に夏祭りを行いました。
まずは浴衣やはっぴを着た職員と一緒に盆踊りを踊って、祭の始まりです。
皆さん音楽に合わせて、楽しそうに踊っていました。
踊りでお腹をすかせたあとは、かき氷や焼きそばでお腹を満たしました。辺り一面に焼きそばのおいしそうな匂いが広がり、皆さんとてもおいしそうに食べていました。
今回のお祭で1番の見どころは、なんと言っても女性職員の浴衣三3人娘です。普段とは違った服装でとても好評でした!!皆さんはどの娘がお好みですか??

 

わきあいあい 暑さに負けない大輪のひまわり

今年の夏は、例年よりも暑い夏となり、周りの花や草木も、人間に負けずおとらず熱中症になりかけている日々でしたが、私達わきあいあいの中では、利用者の方の手で育てた大輪のひまわりが、りっぱにいつまでも咲き続けてくれました。
これからも利用者の方々といろいろな花を咲かせていきたいと思います。

 

デイサービスゆめさき 祭だ!神輿だ!!

「ワッショイ、ワッショイ」大きな掛け声とともに、手作りの大きな神輿を担いだ利用者様が館内を練り歩き、恒例の「ゆめさき納涼祭」が8月16日から19日まで行われました。
祭りといえば「神輿」に「盆踊り」。8月に入ってからは午後の時間を使って、神輿作りが始まりました。皆で協力して飾りつけをして、りっぱな神輿が出来上がり、納涼祭当日は何回かに分かれて、全員がお神輿担ぎに参加していただけました。
盆踊りは練習の甲斐もあり、ほとんどの利用者様が踊ってくださり、大きな円を描くことができました。
大いにお祭りを満喫し、今年の夏の最高の思い出になったのではないでしょうか。

 

あかしあの里Ⅲ 誕生日会

8月12日に誕生会をしました。
大きな丸いケーキとお祝いの色紙を手にたいへん喜ばれ、回りの方から「いくつになったの?」「素敵な色紙ね。」「若いわねぇ。」などの言葉に笑顔で返されていました。
これからもお元気で過ごしていただきたいです。

 

朱咲の家 けやきウォークへお買い物!

ケアセンター朱咲の家では8月4日に“けやきウォーク”へお買い物に出かけました。
お店に着くと『人が沢山いるね』『広くて色々な物があるね』と楽しそうに話されていました。
中でも甘い物のお店には特別大きな歓声がわいていたので“ミスタードーナツ”に寄ってお買い物することに!色々な種類のドーナツを買い『早く食べたいね』と話しながら帰りました。
帰ってから、おやつに召し上がって頂くと皆様おいしいと喜ばれていました。
また、色々な場所に出かけ楽しんで頂ければと企画中です。

 

通所リハビリ こっちも祭だ!神輿だ!!

8月25日より4日間にわたり、富士たちばなクリニック通所リハビリ、創春館通所リハビリによる、合同納涼祭が開催されました。利用者様70名と職員20名という、にぎやかさをご想像ください。

地域の納涼祭に参加されない方々に、お祭り気分を味わっていただくというのが今回のテーマでした。利用者様とレクの時間に作りあげた、おみこしは、今回重みのある色合いに仕上がりました。
たこやき、かき氷、ところてんと並ぶ模擬店には、勢いあふれるスタッフが配置され呼び込みも、うまいものです。浴衣にたすきがけの、たこ焼き娘が汗だくで焼くジューシーな、たこ焼きが特別な人気を集めていました。
ゲームコーナーではスカットボールと金魚すくい。景品めざして、はりきる利用者様の表情は幼い頃の様に・・・満面の笑みはしっかりカメラに収められていました。

1日毎のしめは盆踊りです。練習を重ねた民謡踊りは浴衣、甚平、はっぴ、それぞれみごとに揃い、愉快な動きのスタッフの踊りには笑いもこぼれました。皆様のお好きな百歳音頭では、座ったまま手を挙げて踊ってくださる方が多く、元気になれる踊りと好評でした。

最終日は12回目の慰問となる、ヴイクトリー川田とブルーサウンズ、そして、いくこフラスクールの皆様をお迎えしました。
おなじみのハワイアンとフラダンスに今回は、利用者様参加のデュエット曲を加えていただき、一味違うコンサートとなりました。
ステージの皆様と利用者様との一体感は、回を重ねる毎に深まっていることを感じることができました。

今年の通所リハビリ納涼祭は、皆様にお祭りの雰囲気を味わっていただけたことでしょう。

 

星辰の家 花火大会と誕生日会

8月6日に「星辰の家花火大会」を開催しました。曇り空の中、雨を気にしながら中庭に準備を行い、ナイアガラ・噴射花火・手持ち花火をセッティングしました。
まずは、ナイアガラ・噴射花火を行い、拍手と歓声が聞かれ、「きれいだね」等、笑い声も聞かれました。
手持ち花火では「火が怖いから見てるほうがいい」という方や「何十年振りにやった」と、笑顔が見られる方、さまざまな反応や利用者の昔話を聞くことができました。
来年も入居者様のさまざまな反応・表情を引き出せるよう考えていきたいと思いました。

誕生日会

8月12日、中庭にて誕生日会を行いました。
バーベキューコンロに火をおこし、焼とうもろこし、ジャガ芋のホイル焼きの手作りおやつでお祝いしました。
利用者様が刷毛でとうもろこしに醤油を塗ると香ばしいかおりに「わぁ~おいしそう!」と、焼あがるのが待ち遠しい様子。また、ジャガ芋はバターと塩で、おいしくいただきました。
その後、皆様でハッピーバースデイの曲を歌うと、誕生日の方が涙を浮かべて喜んで下さいました。今後も利用者様に喜んでいただける企画を考えていきたいと思います。

 

涼風の家 納涼祭で倉渕音頭

8月8日に3周年を記念して涼風祭を行いました。
当日は、高崎市議会議員の関正様をはじめ地域の方が多く参加してくださいました。地元の方に特製うどんを打って頂き、冷や汁うどんをおいしく食べて利用者様の沢山の笑顔が見られました。
余興では、沖縄三線会、フラダンスの踊り、歌で盛り上がり、盆踊りでは全員外へ出て、「倉渕小唄」「倉渕音頭」を踊りました。地元ならではの盆踊りに戸惑う職員に地域の方が優しく指導してくださり、職員も楽しむことが出来ました。
最後にお祭りを行うにあたり協力して頂いた、地域の皆様、利用者のご家族様、ボランティアの方々大変お世話になりました。今後ともどうぞ宜しくお願いします。

 

あかしあの里Ⅰ 初めてのうどん作り

8月9日に初めてのうどん作りをしました。自宅でもうどん作りをしていた利用者様が「作りたい」と言ってくださったので、作っていただきました。
小柄なのに、一生懸命うどんの生地を伸ばして、切ってもらいました。
お昼にみんなでおいしく頂きました。
生地の方は、職員でこねたので、今度は生地をこねるところから、一緒にやりたいと思います。

 

あかしあの里Ⅱ 暑さなんか吹っ飛ばせ!!

8月9日にあかしあの里Ⅱでは、例年にない猛暑を吹き飛ばしていただくために暑気払いを行いました。
やきそば、お好み焼きを職員、入居者の方と一緒に作り、お昼に召し上がっていただき、ノンアルコールのビールで乾杯し、暑さを乗り切る源にしていただきました。
自分たちで協力して作ったこともあり「おいしいー おいしいー」と、いつもより食が進んでいるように感じました。
入居者の方はもちろん、職員も体調には充分に注意し、暑さに負けずに乗り切っていきたいと思います。

 

ケアセンター明月 謎のヒーロー(?)登場

いよいよ待ちに待った納涼祭が、8月28日(土)に行われました。
利用者のご家族や地域の方々、子供たちにも参加して頂き盛大に行うことが出来ました。
今回の食事はバイキング形式で、利用者の方々が目でも楽しんでもらえるよう工夫しました。なかには色々と手に取って召し上がっている方もあり『あれも食べたい。これも食べたい。』『ごちそうだね。』と声が飛び交っていました。
余興として、職員がヒゲダンスでパフォーマンスを披露し、利用者の方々は、お腹を抱えながら笑っていました。
今回は子供たちも参加できるように、アームレスリング大会を行い、明月に2人のヒーローが現われました。子供たちが頑張っている姿を見ては『負けるな!頑張れ!』と利用者の方々の黄色い声援が響いていました。
メインイベントでは、昨年の神輿が印象に残っている方もおり、今年はDS・GHで2つの神輿を制作しました。フロア全体に声と声が湧き上り『わっしょい!
わっしょい!』と、ぶつかり合う様な声援と拍手があり、無事に事故、怪我なく拍手喝采・万歳で今年の幕を閉じることが出来ました。

伊香保ケアセンター明月5年目突入し、ますます身がひきしまる思いでより一層、明月らしい明月を作っていける様頑張っていきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。

 

院長先生の健康豆知識

「熱中症について」

ようやくいくらか涼しくなってきましたが、連日異常な暑さが続き、毎日のように熱中症がニュースとなりました。
幸いな事に身近で熱中症騒ぎになる方はいませんでしたが、暑さで体調を崩された方も多かったのではないでしょうか?医者にかからないまでも、気分が悪く食欲が落ちたり、足の筋肉痛やこむら返りなどを経験した方は、軽い熱中症だったかもしれません。
熱中症は身体の水分や電解質が不足するため発症し、乳幼児や老人がなりやすいと言われるのですが、その成因は一般に報道されている内容では今ひとつピンとこないかもしれません。そこで今回はピンとくる内容のお話です。

かつて「鉄人」と呼ばれた元プロ野球選手の衣笠祥雄氏が現役の頃、その体力とスタミナの秘訣をたずねられ、
「身体にたまった水を翌日に持ち越さないよう気をつけています。」といった何げない言葉が今でも記憶に残っています。
またそろそろ還暦を迎えようかという、私の知り合いの女性で、毎日のように日帰り温泉のサウナで汗を流し、
「渇いた喉に冷えたビールが最高なのよねぇ。ストレス解消で熟睡も出来るし、健康的よねぇ」と豪快に話される方もいます。
発汗を促すことは自律神経や、血液循環の観点から健康にいいともいえますが、そうした健康法は、誰にでも良いわけではありません。
若い方でもサウナで体調を崩される方もいます。大量の水や電解質の喪失に耐えられるかどうかの違いは、どこから来るのかは熱中症を解く1つの鍵となります。

とかく一般の方は、私達の身体に含まれる水の大部分が、血液中にあると考えているようです。
「サラサラの血液」とは、身体全体をきれいな血液が循環するイメージでしょうか?また血管が詰まらないためとか、健康的と称して大量の水を飲む方がいますが、それらの水は直接血管の中へ入り込むわけではありません、実際は私達の細胞に含まれる以外の水の大部分は、皮下の結合組織や筋肉に貯めこまれています。日常むくんだ顔や手足というのは、その現象の一部です。
体重60kgの人であれば身体の水分は約6割の36リットル、そのうち血液中の水は約2リットル、皮下組織や筋肉にあるのは約10リットルになります。従って、私達の身体を取り巻く水のイメージは湿地帯(皮下や筋肉)を流れる小さな小川(毛細血管)というところです。
小さな小川が集まった大河(大血管)という事になるのですが、水の総量は川に集まった水よりも、湿地帯のほうが圧倒的に多いのです。
私達の身体の川では、水量はいつも一定に保たれ、変動することはありません(変動した状態が熱中症なのです)その変動しない川の水量を維持調節しているのが湿地帯なのです。

以前腎不全で血液透析を余儀なくされた方をたくさん見ていましたが、大部分の方が、1日お猪口1杯の尿が出ても嬉しいという方で、そうした方は入った水の一部は呼吸や汗や便で出ますが、大部分は皮下や筋肉に貯め込まれます。
2日間で5リットル近くの水を貯めこむ方がザラにいますが、血管に水があふれ、心不全になるかどうかを決める主要な要因が、その人の皮下組織と筋肉量という現実を目にしてきました。

乳幼児や老人が熱中症になりやすいのは、前者が十分な湿地帯が出来ていないせいですし、後者は湿地帯が枯れている状態だといっていいでしょう。湿地帯の水が血液の水の供給源となり、湿地帯で蒸発する水が体温を下げる働きをしているのです。
温度変化に強い身体とは、発汗作用の優れた皮下組織と、十分な筋肉量を持つ身体という事になります。乳幼児に発汗機能を発達させるためにも、クーラーの無闇な使用は勧められませんし、歳を取っても適度な運動で汗を流すことは発汗作用と筋肉量の維持のために大切なことと考えられるのです。
異常な暑さがこんなに続くのは、地球全体が熱中症にかかってきているのかもしれませんね。

 

忘れてはいけない終戦記念日 ~2010年 夏~

平成22年8月14日(土)
レクリエーションの時間に「戦争体験を語る会」で、皆様から伺った貴重なお話の中からの抜粋です。

戦争体験談:

○防空壕から戻ってくると自分の家や周りの建物が全て焼け無くなっていた。

【前橋市:Ⅰ様】

○空襲警報が鳴ると防火頭巾をかぶり、松林へ逃げた。

【前橋市:H様】

○防空壕とはいうけれど、焼夷弾が直撃しただけで簡単に崩れてしまった。

【前橋市:H様】

○軍事工場で働いていた時、空襲警報が鳴るとハピリオ(白粉)を持って逃げた。

【富士見町:S様】

○1場所に40個ほどの焼夷弾が落とされていた。

【前橋市:S様】

○東京から前橋駅に降り立ったとき、一面何もなく驚いた。

【富士見町:S様・前橋市:H様】

○長野原に住んでいた時、一瞬、空が真っ赤になった。その時は、恐怖心とかよりも、何て綺麗なのだろうと思っていた。
翌日それが空襲だと知り、一気に恐怖心が沸き立ったのを覚えている。

【前橋市:N様】

○終戦後は食べる物が何もなかった。大根、ジャガイモ、かぼちゃなどを刻んでおじやにして食べていた。

【前橋市:T様】

○食べる物がない人は、だいたい栄養失調で死んでいた(田んぼの中、敷島のボート乗り場にも死体があった)

【富士見町:S様・前橋市:Ⅰ様】

○戦後は、貧富の差が激しかった。学校では給食(弁当)を食べれなかったこともあり、恥ずかしい思いをした。

【前橋市:Ⅰ様】

○戦争で1番悲しかったことは、友人を全て失ったこと。

【前橋市:S様】

○家に焼夷弾がある(中身は無いから爆発はしないけど)。

【前橋市:S様】

○機銃掃射で荒牧の人も随分死んだ。

【前橋市:T様】

○焼夷弾の光なんて、お日様の光なんてもんじゃない。遠くまで見えるほど眩く、恐ろしい光だった。

【富士見町:S様・前橋市:T様、Ⅰ様】

○広島に原爆が投下されて、1ヵ月後の9月6日、姉を探しに広島へ行った。(姉は爆心地から10キロメートルだった。)
姉は見つかったが、自分は被爆してしまった。

【前橋市:Ⅰ様】

○少年飛行隊に入っていた。敵に見つからないようにするために、木製のグライダー(裸、裸足で乗っていた)を使って、敵の船に突撃した。
大半のグライダーは激突する前に破壊されてしまった。自分が激突しようとした時、終戦の合図が出された。唯一の生き残りだよ。

【前橋市:Ⅰ様】

結びに:

Q、今の戦争を知らない若者たちに伝えたいことはありますか?

A、戦争があったこと。多くの人が死んだことを忘れないでいて欲しいね。戦争をして残るのは悲しいことばかりだから。今の人は幸せすぎるのかもしれないね。

 

投稿コラム

「大相撲の改革」

坂本 正之助

賜杯のない相撲を、2度と繰り返すな。
伝統の格式、しきたりや習慣を重んじる、日本最古のプロスポーツ大相撲改革の必要が叫ばれるようになったのは、昨年の名古屋場所で暴力団関係者が連日土俵近くの「維持員席」で観戦したことが発端だった。
私は、大相撲は子供の頃から開催日を見逃さなかった。今開催は不運にして、実況解説のない名古屋場所の千秋楽を日本相撲協会のネット中継で見た。
結びの一番は、白鵬と把瑠都が四つに組んでの力比べ。実況も解説もないので、場内の興奮がびんびん伝わる。
白鵬が大きな上手投げに仕留めると、テレビの画面が震えた。
3場所続きの全勝優勝と連勝は、47に伸びた。白鵬が涙したのは,客入り,懸賞とも寂しく、NHKの生中継も天皇賜杯の2つを抱けなかった悔しさの涙であったと思う。
今回の名古屋場所は、1人横綱の偉業が救った。「国技」であったと云っても過言ではない。
尚、相撲協会は危機を1人で背負える大横綱の存在を、感謝して欲しい。
さらに今年5月以降に、大関琴光喜と元関脇貴闘力、大嶽親方が野球賭博に絡んで解雇された。身から出た錆とは云え、余りにも重い処分であり、今後此の様な事が二度と繰り返されない事を、相撲協会・力士共々反省して欲しいと思う。

 

今月の行事予定

☆2階療養棟☆
 8日 おやつ作り
15日 買い物ツアー
22日 敬老会
29日 誕生日会

 

☆GHしらさぎ☆
 5日 感謝祭 参加
中旬 敬老のお祝い ピクニック
下旬 芋ほり

 

☆3階療養棟☆
 1日 大正琴の演奏会
 9日 買い物ツアー
23日 おやつ作り(おはぎ)
30日 誕生日会

 

☆ケアセンター明月☆
DS
 DS・GH合同
  敬老会
  出前イベント
  誕生日会 
  ドライブ
GH
 3日 外出 
 9日 外食ツアー
おやつ作り

 

☆デイサービスゆめさき☆
 3日 ぶっちーライブ
 4日 絃の会
13~15日 映画上映会
20日 敬老の日のお祝い
22~24日 おやつ作り
25、30日 誕生会

 

☆わきあいあい☆
 2、3日 おでんパーティー
 3日 ブッチーライブ
 8日~11日 コスモスドライブ
16、17日 敬老会とおはぎ作りとパンバイキング
28日 お誕生日会

 

☆星辰の家☆
12日 開設2周年・納涼祭
20日 敬老会・誕生日会

 

☆あかしあの里Ⅲ☆
20日 誕生会&
敬老会
22日 手作りおやつ(おはぎ)
日程未定 外食

 

☆あかしあの里Ⅱ☆
 6日 誕生会
20日 敬老の日
日時未定 おやつ作り
     紙芝居

 

☆涼風の家☆
 7日 バーベキュー
18日 おやつ作り
27日 日本舞踊

 

☆ケアセンター朱咲☆
23日 敬老会

 

☆あかしあの里Ⅰ☆
 4日 誕生日会
 5日 感謝祭
20日 敬老の日(流しそうめん)
22日 誕生日会
23日 おやつ作り(おはぎ)

 

☆通所リハビリ☆
 6日 民謡踊り教室
13日~15日 お誕生日会
16日 南橘ハーモニカクラブ
18日 敬老会
22日 お月見会

 

☆グループホームゆめさき☆
 1日 流しそうめん
 4日 誕生日会
 5日 感謝祭・家族会
20日 敬老会
22日 十五夜

 

文芸作品

お世話になります
何時の日か それぞれの道を過ぎて
顔穏やかに老境に入る
このところ雨ばかり そしてかみなり
気分的に落ち込む
空を見上げ こんな日の自分はいやな奴
太そして口の中でブツブツつぶやく
陽をいっぱい受けて
歌を歌いふるさとを思い出す
八十四才の私は夢を見る
頑張ります

能勢 三千子様

 

・毎日が 同じ手順の 繰り返し
    老いし二人の 日々の暮らしは

・ほうし蝉 鳴けば秋かと 思はむか
    聞けばほのぼの 心に沁み来

影山 えいじ様

第3回「キラク川柳」月間優秀作品に選ばれています。

 

・一級の ライセンスです 車椅子

高橋 三佐男様

 

今月もたくさんの作品をありがとうございました。また来月もお待ちしています。

 

編集後記

今年は猛暑につぐ猛暑で、皆様体調はいかがでしょうか。
9月に入り、少しずつ秋の気配は感じてきましたが、まだまだ油断はできませんね。

今月号は早くも感謝祭の記事がでて、1年の経過が早く感じられます。これからも楽しかった行事の報告やその時々のニュースを、掲載して皆様に楽しんでいただけることを、心掛けて誌面を作っていきたいと思っています。
私のグラマラスなナイスバディの実現共々楽しみにしていて下さい。

広報委員 青木祐子