平成27年3月号

・療養棟特集

・各事業所便り

・行事予定

・院長先生の豆知識

・文芸作品

・作品紹介

・編集後記

 

豆まきで鬼退治!!療養棟

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今年の節分、療養棟2階に赤鬼と青鬼が現れました。ですが、その鬼たちは、「頻尿」「腰痛」「便秘」「物忘れ」と、普段利用者の方々が悩まれていると思われる看板を下げて現れたのです。
利用者の皆さんは、早く治ってほしいとばかりに思いっきりぶつけ、鬼もまいった様で、その場で倒れこんでいました。中には利用者様同士でぶつけあっている人もいましたが…この節分で今年一年も皆さんに福がきますように。

2月18日には、おやつ作りとして恵方巻きを作りました。食堂には酢飯の匂いが立ちのぼり、皆さんの食欲をそそりました。出来上がった恵方巻きを切り分けている最中、待ちきれないと言わんばかりに口に運ぶ方もいらっしゃり、中には久しぶりに食べたよ!また食べたいねとの声もありました。

三階 恵方巻き①.JPG

療養棟3階では、2月5日に節分の豆まきを行いました。小分けになっている豆まきの豆と甘納豆、運動会で使用した玉入れの玉を配り、鬼に扮した職員を、配った豆と玉で退治していただきました。参加された利用者の方は、「今年も鬼退治が出来て良かった」と笑顔で話されていました。豆まき後にはまいた豆と甘納豆を食べていただくと、「年の数だけ豆を食べるとなると多いからお腹いっぱいになっちゃうね。」と話され楽しく参加されていました。豆まきには邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味があるので、今年一年も皆さんと元気よく過ごせていけたらと思います。

19日に恵方巻を作りました。利用者様は恵方巻と言うのになじみがないようで、海苔巻きや太巻きというと笑顔で「ああ!太巻きなら得意だ!」と張り切っておられました。始めに恵方巻とは、2月の節分にお願い事をしながら食べるもので、縁起物なのだと説明すると「ほー。そんなものがあったんだね。」と興味を持って話を聞いて下さいました。恵方巻作りもとても真剣に作られ、出来上がった時に、「上手にできた。」と喜びの声が聞かれ、達成感もあったと思います。恵方巻きが食べづらい方には、具材をきざみ、ちらし寿司のようにして召し上がっていただきました。「おいしい。」や「みんなで作ると楽しい。」と声も聞かれ楽しんでいただけて、私たち職員もやりがいがあり、とても嬉しく思いました。今後も利用者様方が楽しんでいただけるように工夫していきたいと思います。

 

今月の事業所便り

DSゆめさき 祝・百寿!!

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デイサービスゆめさきでは、百歳のお誕生日を迎えられる利用者様のお祝い「百賀会」を盛大に行いました。開所してから12年目となりますが、百歳を迎えられる方は初めてとなります。紅白幕を飾り、くす玉を用意しました。くす玉の中の「祝・百寿」の文字や紅白のお花紙作りなど、「百賀会」にむけて、利用者様全員での準備です。当日はご家族様・市の職員の方・理事長と来賓の方も来てくださいました。「百賀会」は、初めてのことでしたので、利用日ではない利用者様も、「参加したい。」と話をいただき、多くの方でのお祝いとなりました。お花もたくさん届き、ご家族の心のこもったお礼のご挨拶もあり、感動致しました。本当に、百歳のお祝いをさせてもらえる事、その場に一緒にかかわらせてもらえる事、嬉しい限りです。他の利用者様にも百歳のお祝いをしたいとの声をいただき、励みになったようでした。ご本人様には、ますますお元気で過ごしていただきたく思います。本当におめでとうございました。

 

あかしあの里Ⅰ 手作りバレンタイン

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あかしあの里Ⅰでは2月13日にスタッフ、入居者様とバレンタインのチョコレート作りを行いました。入居者様は「上手に出来るかしら。」と心配されていましたが、かわいらしいチョコレートが見事に完成し、14日にはそれをラッピングして、男性入居者様と男性スタッフへ渡していただきました。男性入居者様は「かあちゃんにおこられちゃうな~。」といいながらも、嬉しそうに召し上がっていました。ホワイトデーのお返し楽しみに待ってます。

 

しらさぎ やっぱりお祝いにはお赤飯!

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グループホームしらさぎでは、17日に女性利用者様の94歳のお誕生日会を行いました。昼食にお祝い膳でお赤飯を炊いて召し上がっていただくと、「今日は何か良いことがあったんですか?」とか、「お赤飯はおいしいね。」などの声が聞かれ、皆さん完食されました。3時にはみんなで一緒にバースデイソングでお祝いをして、美味しいケーキを召し上がっていただきました。

また、おやつ作りでは利用者様とクレープやドーナツを作りました。つい調子に乗ってしまい、ものすごい数のドーナツが出来上がってしまいましたが、そこはご愛嬌。職員も一緒に楽しいひと時を過ごしました。これからも皆さんに楽しんでいただけるよう、色々なイベントを企画して頑張りたいと思います。

 

ケアセンター朱咲 吉岡へ足湯ツアー

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ケアセンター朱咲では2月19日から4日間に分けて、よしおか温泉へ足湯に浸かりに行って来ました。何と言っても無料なのがありがたい!!
行事予定を見て、『行きたい!!』『私はいつ行けるの?』などと楽しみにして下さっていました。あまり天気の良くない日もありましたが、雨に降られることなく、少し肌寒い中での足湯でも身体がポカポカすると皆さん喜ばれていました。地域の方との交流もでき、とても楽しい時間を過ごす事ができました。

 

涼風の家 節分に来たお客さん

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涼風の家では2月3日の節分に豆まきをしました。節分には炒ったお豆をまくことで鬼(=邪気)を払い、福を呼んで年の数のお豆を食べ、これをすることによって一年が健康に過ごせると云われています。当日はスペシャルゲストとして赤鬼さん(決して職員ではありません?)をお招きしました。利用者の皆様には落花生をまいて、退治していただくと共に、更なる長寿と健康を祈念して召し上がっていただきました。
お招きしたのに退治されてしまった可哀そうな赤鬼さんといっしょに、記念写真を撮られる優しい利用者さんもいらっしゃって、楽しい一日となりました。

 

春らんらん お誕生会&おまんじゅう作り

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春らんらんでは2月のお誕生会を開催しました。まずは皆でおまんじゅう作りです。赤い生地と白い生地をそれぞれ一生懸命延ばす女性陣は手慣れたもので、さすがです。男性陣もあんこがはみ出さないようにと、いつになく真剣な表情で丸めてくれました。そのおかげもあって、職員が蒸かしたあとには、きれいなおまんじゅうが出来上がりました。
次にお誕生日の歌を唄ってお祝いです。写真付きのお誕生日カードをプレゼントされると『いやぁ、この年になってもお誕生日を祝ってもらえるなんて嬉しいよ。』と涙ぐんでいる利用者様や手作りまんじゅうも『美味しいね~。』と大好評。喜んでいただけて何よりです。いつまでもお元気でいてくださいね。

 

わきあいあい 日ごろの行いは大切です。

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2月上旬、わきあいあいでは、ロウバイの花見に出掛けました。雪の心配もありましたが、当日は天気も良く穏やかな日になりました。ロウバイの花も、ちょうど見頃で利用者様も「日頃の行いが良いからかしら!」と喜んでくださいました。また、機会を見付けて、出掛けたいと思います。

 

星辰の家 鬼はそと!福はうち!

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2月2日に節分の豆まきを行いました。
男性職員が鬼になり、利用者様が豆を投げ鬼退治しました。豆まき中の利用者様の方々は笑いながら豆を投げたり、真剣に鬼を退治しようと豆を投げていたり、それぞれ楽しまれました。鬼もそれに合わせ、笑いをとったり逃げたりで大変そうでした。
豆まき後は、食パンに具を入れ、恵方巻風にして巻いてめしあがっていただきました。利用者様には出来るだけ季節に合わせたイベントを企画し、楽しい時間を過ごせるようにしていきたいと思います。

 

あかしあの里Ⅲ 福を呼び込む豆まき

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2月3日に節分の豆まきを行いました。窓に向かって「鬼は外。」室内に向かって「福は内。」とみんなで声をそろえて、日頃のおしとやかさを横に置いて大声でおもいっきりまきました。その後は楽しみにしていた恵方巻です。1本丸ごととはいきませんが、みなさん大好きな太巻きなので「おいしいね。」とあっと言う間に食べ終わりました。おやつには福豆といきたいところですが、硬い物が苦手な方もいるので豆つながりでチョコレートを食べました。子供の頃の節分の思い出話で盛り上がり、楽しい豆まきでした。

 

通所リハビリ 楽しい節分会

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2月3日、一年を笑って過ごせる様にという願いを込めて、節分会を開催しました。
最初に、今年該当される年男と年女の方を紹介させていただき、皆様から温かい拍手が送られていました。次に、クイズが始まりました。節分に関する三択問題は

Q.今年の恵方巻きを食べる方角は?

  鬼は一体どの方角からやってくるか?

  大豆はどの年齢層が一番摂取されていないか?

など、知識を問う問題ばかりでしたが、簡単とばかりに考えるまもなく答えられてしまい、改めて利用者様の知識の奥深さを感じたゲームとなりました。

続いて行われた椅子取りゲームでは、利用者様の熱い声援を受けながら、大人気なく(?)職員同士の白熱した真剣勝負が繰り広げられましたが、勝敗は思いがけない結果に・・・。並み居る男性スタッフを突き倒し、見事優勝したのはなんと女性スタッフでした!

そして、赤チーム、青チームに分かれ鬼退治として行なわれた玉入れでは、鬼に扮したスタッフが円の中、籠を背負い、玉を入れられまいと逃げ回ります。『鬼は~外!!、福は~内!!』大きな掛け声で玉を投げ込む中、今年は赤チームの勝利という結果に。

そして、最後にサプライズとして利用者様への感謝を込めて、各スタッフからのメッセージボードを披露させていただきました。今年一年も全ての皆様に福が訪れますように。

 

クリニック通所リハビリ 匠の技に挑戦してます

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クリニックデイでは個別リハビリの合間に集団でのアクティビティ活動を行っています。
現在は彫刻刀を使った木彫りで手作りの看板を作成中です。毎回女性の方々が積極的に参加して下さるのですが、今回は力が必要な作業であることもあり、男性の方々が参加してくださいました。細かい作業はちょっと・・・と控えめでしたが、皆様のおかげで力強い作品に仕上がりました。出来上がりはお楽しみに。

 

GHゆめさき 利用者様と一緒に・・

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GHゆめさきでは現在、毎週2名様ずつ職員と利用者様一対一にて各々の希望に沿った個別援助を実施しています。馴染みのお店や神社へ行ったり、外食や散歩する等行っています。ある利用者様は旦那様へ自分の作ったお寿司を届けたいと話され、御家族様の協力の下、家へ行ってきました。利用者様自らもてなしてくださり、職員をご家族に紹介してくれたりとホームでの顔と違った一面を見ることができ、素敵な時間を過ごしてきました。職員も感激し、利用者様に喜んでいただけただけではなく、利用者様との絆が深まったと感じています。今後も利用者様の楽しみとなり、想い出を作って行ける援助計画を立てていきたいと思います。

 

あかしあの里Ⅱ お寿司は何貫いけますか?

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あかしあの里Ⅱでは、2月23日~27日に亘り、外食ツアーを行いました。
いつもと違った雰囲気の中で昼食を食べていただきました。主に回転寿司屋さんに行きましたが、お寿司や甘いものを食べて、皆さん気分転換になったことと思います。中にはほおばるほど食べていた方もいたほどです。「いろいろあるねー。」「お寿司は好きなんだよねー。」という声も聞かれました。その後には、少しドライブもして皆さん楽しめたようでした。これからは暖かくなってくるので、花見なども企画して皆さんに楽しんでいただけたらと思います。

 

明月 冬はやっぱりすき焼きパーティー

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もうすぐ春(暦の上ではもう春ですが)という事で、明月では日曜日に(もうすぐ終わってしまう)冬の風物詩、すきやきパーティーを行いました。具材を利用者様皆様に切っていただき、ご自身で使う卵も自分で割っていただいて、パーティースタート!「味がしみてて美味しいねー。」「野菜も肉も柔らかくて旨い!。」と皆様大満足。美味しすぎてご飯がすすみ過ぎてしまったようで、〆のうどんが「もうお腹いっぱいで入らないよー。」という利用者様もいらっしゃいました。これで冬はおしまい。来月から花が咲き、優しい陽が降り注ぐ春になります。「春になったら梅を見に行こう!。」とすき焼きを食べながらワクワクしている明月のとある一日でした。

 

今月の行事予定

☆あかしあの里Ⅲ☆

 3日 ひな祭り
13日 お誕生日会
20日 手作りおやつ

 

☆あかしあの里Ⅰ☆

 1日 お誕生日会
 3日 ひな祭り
14日 ホワイトデー

 

☆朱咲の家☆

 3日 ひな祭り・お誕生日会
14日 ホワイトデイ&お誕生日会
下旬 ぼたもち作り・花見ドライブ

 

☆あかしあの里Ⅱ☆

 3日 ひな祭り
 5日 田村様、重田様お誕生日会
17日 涌澤様お誕生日会

 

☆通所リハビリ☆

 4日 ひな祭りさくら筝コンサート
 5日 オカリナ演奏会
17〜20日 お誕生日会
28日 TEMPS(テンプス)コンサート

 

☆療養棟三階☆

 5日 ひな祭り&おやつ作り
26日 お誕生日会

 

☆星辰の家☆

 2日 雛祭り
下旬 お誕生日会

 

☆療養棟二階☆

 4日 ひな祭り&おやつ作り
25日 お誕生日会

 

☆明月☆

 3日 ひな祭りイベント
20日 FM群馬公開録音慰問
月末日 梅見ドライブ(GH)

 

☆GHしらさぎ☆

 3日 ひな祭り
28日 お誕生日会
下旬 おやつ作り

 

☆わきあいあい☆

 3日 ひなまつり
26日 お誕生日会

 

☆GHゆめさき☆

 3、13日 お誕生日会
14日 ホワイトデー
27日 外出(箕郷の梅)

 

☆涼風の家☆

 3日 雛祭りイベント
11、30日 お誕生日会

 

☆春らんらん☆

 3日 ひな祭り
10日 コーラス慰問
18日 ステンドグラス作り
23日 民謡慰問

 

☆DSゆめさき☆

 2、5、11、26、31日 お誕生日会
 3日 ひな祭り
12~14日 おやつ作り
16日 久保さんカラオケショー
17日 上映会

 

院長先生の健康豆知識

「便秘対策」

 便が出ないと困っている人は多いですね。実際には、便が出ないと入院することになりますから、出てはいるんですが、快便が得られないという訴えなんですね。年をとると特にそのようで、うちのある施設では、入居者の方全員(九名)が便秘薬を毎日服用し、時には座薬を入れなければならない状況となっています。便秘集団を前に、気心の知れた間柄ですから「便秘で死ぬ人はいないんですよ。」と冗談を言ったりするのですが、「冗談を言っている場合じゃないわよ。」という顔で、すんなり笑ってくれない人もいます。当たり前ですが、それだけ当人にとっては切実な問題なんですね。しかし、実際のところ、便秘で死ぬ人はいませんし、なんだかんだ言いながらも、結局は食べたものは最後には出るものなんです。こんなこと言っていると、うちのスタッフからは、「私たちが一生懸命排便処置をしているから出ているんじゃないですか。」という声が聞かれそうですが、スタッフが困るのは便が出なくて困ると訴えられることが多い事なんですね。それが証拠に、一週間も便が出なくても、ケロッとしている人がいて、逆にスタッフが心配して私に相談することもあります。

 便秘の問題というのは、食べ物のカスが大腸に溜まった時の不快感にあるようです。いくら食べ物のカスが大腸に溜まっても、不快に感じなければ便秘の問題にはなりえません。なぜなら、このことは一般の人は気付かないかも知れませんが、もともとは、胃と大腸は、食べたものを溜め込むように出来ているんです。したがって、大腸に便がたまるのは当たり前のことで、大腸を速やかに食べ物のカスが流れては困るのです。速やかに流れる状態が、下痢というわけです。もちろん程度問題ではありますが、消化された食べ物は、一定時間大腸に留まる必要があるのです。

 人間の身体は、生きていくのに都合のいいように出来ていると考えてみたら、便秘とは、どんな都合のいいことがあるのか考えてみましょう。もともと胃と大腸は食べ物を溜め込むように出来ていると話しました。胃では、食べたものを貯めることによって、消化吸収を助けています。大腸では、食べたものを溜め込むことによって水分吸収を行っています。食べ物のカスから水分を吸収し、身体の水分調節を行っているのです。したがって、食べ物のカスを長く溜め込むことは、水分調節には好都合だと考えられます。水分貯蔵の場である筋肉の少なくなったお年寄りには、別の水分貯蔵の場が必要であるとも考えられるのです。食べ物を溜め込む利点の次の説は、私のオリジナルで、何の根拠もありませんが、食べ物のカスは大腸に溜まることによって、身体の保温に役に立っているのではないかという考えです。人間にとって熱の産生というのは、とても大事なことです。動きの少なくなった老人は、筋肉での熱の産生ができません。そうした老人の体温維持のためには、たくさんの食べ物のカスによる発酵と熱の産生が、とても重要な働きをしているのではという考え方です。

 しかし、いくら大腸は食べ物のカスを溜め込むためにあるんだといっても、困るのは下腹部の違和感です。この違和感はどういうことで起きているんだ、という論は私が調べたところ、一つもありません。この違和感は大腸が上手に食べカスを運んでくれない停滞する違和感に違いないのですが、この違和感の感じ方に個人差があるのは何故か?というのが便秘の訴えを解くカギの一つのようです。大腸ガスの問題、腹筋の有無の問題、様々な角度から、便秘の訴えの解明が出来そうです。ぜひ解明に挑戦してみたいと考えています。

 実際問題、問題となるのは、便意が生じないことです。食べカスが直腸にまで到達しないため、便意が生じないのです。大腸を動かし食べカスを直腸まで運ぶのは、自律神経の働きです。自律神経なんてのは、自分ではどう動かすこともできません。できるのは、自律神経が正常に働くように、その環境を整えることくらいです。

 以前、私自身、予備校時代ひどい下痢に悩まされた話をしました。月に一度姉の家に行ったとき、ストレスから解放されるのか一時間くらい便器にまたがっていたものです。また知り合いの女性などは、買い物に行くと便所に直行するようです。何かそんな息抜きが生活にはとても大切な気がします。いずれにせよ、便秘でお困りの方は、食べカスは大腸に溜まるものだという事を心に留めて、何故こんなに不快なんだろうという原因を探り、次に自律神経を正常に働かせるための努力をしてみては如何でしょう。

 

文芸作品

 立春の 風頬にうけ 吟詠す

 豆撒きし 心の傷を 追い払い

 一段と 声張り上げて 鬼は外

 足弱の 妻つれだして 梅の寺

 早春の 桃の木川の 忘れ月

影山 えいじ様

 

 絹雨の 時季となりしか 春のぞく
       軒下くぐる 小鳥もぬれて

 三寒も 段々すくなく 陽射ふえ
        紅梅咲いて 鶯の声

高橋 三佐男様

 

 バレンタイン リハの友より チョコレート 

 あちこちに 小さな春を 見つけ出す

 寒風に 夕の風呂にと マキ割を

菅野 邦夫様

 

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江原 正夫様の作品

 

★作品紹介!

朱咲の家

 「干支の未(ひつじ)の壁飾り」

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 朱咲の家では、昨年末から今年の初め頃にかけて、干支である未(ひつじ)の壁飾りを作成しました。台となる部分は職員がつくり、利用者様にはお花紙で花をつくって貼りつけていただきました。色鮮やかなモコモコの未ができ、「可愛いのができたね♪」と、皆様とても満足し喜ばれておりました。今後もみんなで一緒につくっていけるような作品に取り組んで、楽しみながら作業していきたいと思います。

 

編集後記

厳しい寒さの合間に、少しずつ春の兆しが感じられるようになってきました。早いものでもう3月号の刊行となりました。今月号はいかがでしたでしょうか?新年度を迎えるにあたり、何かと忙しくなってくる時期です。まだまだ寒い日も続くので、皆さん体調管理には気を付けてお過ごしください。それでは来月号もよろしくお願いいたします。

グループホームしらさぎ 板垣 剛