2026年5月号 【朱咲の家】やさしい時間、花と一緒に…
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【朱咲の家】やさしい時間、花と一緒に…

四月十四日、ケアセンター朱咲では花飾りのレクリエーションを行いました。
花飾りは、心の癒しやリラックス効果、ストレス緩和、集中力アップ、部屋を綺麗に保つ意識向上、運気アップ、インテリアの雰囲気向上、心理的な豊かさをもたらすなど、多岐にわたる効果が期待されています。
また、花のある部屋では、ない部屋と違って、怒りを鎮める効果、疲労を軽減する効果、活気が得られる効果もあるようです。
花を人間の生業である仕事場に飾っておくと、ストレスが緩和され、リラックスしやすくなり、クリエイティブな思考力が刺激されるとの事です。
まず、ひとりひとり好きな花を選んで頂き、花束を作りました。
個性的な花束や豪華な花束がたくさん完成し、皆様一様にご自分の作品に大変満足された様子でした。「どの花にしようかな?」や「どのリボンにしようかな」など試行錯誤しながら、楽しそうに作られていました。
更に季節感を取り入れたり、場所を選んだり、色彩や量も考慮していく事で、より一層素晴らしい作品に仕上がっていきました。
あらためて花飾りを作成していく意義を感じることになりました。仕上がった作品は、居室に飾られたり、ご家族へのプレゼントにしたりと思い思いに楽しんでおられました。
利用者様の日々の思考力、身体能力を遺憾なく発揮されていて、満足のいく楽しいレクリエーションのひと時を過ごせて頂けた事と思います。
今月の事業所便り
春らんらん 花見&誕生日会&紙芝居慰問
春らんらんでは、四月上旬に一週間かけて敷島公園へお花見ドライブに出かけました。
満開の桜を前にして「きれいだねぇ」「春が来たね」と、歓びの声が聞かれ、穏やかな笑顔が見られました。
二十日のお誕生日会では、バースデーカードのプレゼントと職員考案、作成の「桜キャッチゲーム」を行いました。カードを受け取られた方は照れながらも嬉しそうなご様子で、ゲームでは笑い声と歓声が広がり、おやつに可愛いケーキを召し上がられました。
二十二日の紙芝居慰問では、皆さま静かに耳を傾け、時折りうなずかれる姿も見られました。
どのイベントも、あたたかな交流と心和むひとときとなり、今後も季節を感じられる取り組みを大切にしていきたいと感じました。


菜摘荘 雨天を吹き飛ばす笑顔の輪
デイ菜摘では四月三十日に春の外気浴イベントを予定していましたが、あいにくの雨模様となり、急遽室内での開催になりました。
屋外の空気を味わうことは叶いませんでしたが、ホールで行われた「しりとりボール回しゲーム」は大盛り上がり!
ボールが回ってきたらしりとりの回答をして次の人に回す単純なゲームでしたが、皆様のユニークな回答や、利用者様同士の温かい声掛けが飛び交い、会場は終始賑やかな笑顔に包まれました。
おやつには、香ばしい香りが食欲をそそる群馬名物「焼きまんじゅう」と、温かい「緑茶」をご用意。
室内ならではの和やかな団らんを楽しみ、心温まる午後のひとときを過ごすことができました。
次回の外気浴こそは、晴天に恵まれる事を願っています。
今後も、利用者様に心から楽しんでいただけるよう、スタッフ一同知恵を絞り、魅力ある工夫や新たな取り組みを検討したいと思います。


快晴 「コグニバイク」のご紹介
デイトレセンターKaisei(かいせい)では利用者様の身体機能回復の為、いろいろな運動器具を取り揃えております。
今回ご紹介させて頂く運動器具は「コグニバイク」です。
コグニバイクは、ペダルをこぎながら画面に映る記憶、計算などの課題をクリアし、運動課題と認知課題(脳トレ)を同時に行い、脳の活性化を促し、認知機能に良い影響を与え、心身機能を効率的に高めます。
体力の弱い人でも楽しく効果的な運動ができ、転倒リスクもありません。
利用者様からも「少し難しいけど楽しく運動ができる」「ゲーム感覚でできるから続けられそう」と反応は良く好評です。
皆様も当施設で頭を使いながら楽しく運動をして認知症予防に取り組みませんか。
ご来所お待ちしております。


グループホーム明月 誕生日の外食ドライブ
グループホーム明月では、四月二十日に誕生日のお祝いに外食ドライブに出掛けました。
誕生者のK様の希望で、目的地は渋川の「夢庵」へ。伊香保の春は遅く、明月を出発し伊香保の温泉街を見学しました。
道中桜の花を見ながら水澤寺をお参りし、車内では「こんな楽しいことは初めて」と話され、目的地での食事は「なないろ夢和膳」を完食されました。
午後は誕生日会を行うため、シャトレーゼに寄り、ショーケースを眺めミルクレープを購入し、おやつの時間に誕生日会を行いました。
誕生会ではみんなのお祝いの言葉に対し「うれしい」「ありがとう」等お礼をされておりました。
これからも利用者の皆様に寄り添えるイベントを計画していきたいと思います。


あかしあの里Ⅲ 春の陽気に包まれて
あかしあの里Ⅲでは四月三日、お花見ドライブへ出かけました。
「今日は、お花見に行きましょう」と皆さんにお話すると「わぁ、嬉しい!」と出発前から楽しそうな様子が伝わってきました。
花散らしの雨用が多い中、この日だけは天気に恵まれ、青空の下、満開の桜が道沿いに広がり車内からでもその美しさをゆっくりと楽しむことができました。
久しぶりの外出と言うこともあり、利用者様の表情も自然とほころび、「きれいだねぇ」「気持ちのいい天気だねぇ」と会話も弾んでいました。
あちこちドライブをし、散り始めている場所もありましたが、少し北上すると満開の場所もあり、季節の移ろいを感じて頂けた一日となりました。
今後も利用者様の安全に配慮しながら、外出の機会を大切にしていきたいと思います。


名倉理事長の健康豆知識
血液循環シリーズ(12)
「二足歩行と血圧について」
動物の進化の過程を振り返ってみて、哺乳類の一員であるヒトが、これ程迄の繁栄を謳歌できた要因は何だと考えてみました。
そして、それは二足歩行ができるようになったからだという事に気が付きました。
自由になった両手と脳の発達は二足歩行によって獲得されたものでした。
当たり前のように歩いている私達ですが、四つん這いから立ち上がれるようになるには、想像できない程の長い年月が必要なのでした。
どうして直立するようになったのだろう、四足歩行で十分なのでは?四足だと膝や腰、首などを痛める事もなかったろうに、と、疑問を呈する方もいます。
しかし、進化というのは弱肉強食の世界をいかに生き残り、沢山の子孫を残す戦いの歴史です。
そう考えると、二足歩行というのが最大の武器になり、最終勝者になれたのだと考えるのが極めて自然な考え方ではないでしょうか。
二足歩行という武器を獲得するには、四足歩行の身体の様々なモデルチェンジが必要でした。
歩く為の足や骨盤などの骨格の変化の重要性が指摘されていますが、私は二足歩行に至るまでの最大の難関は血液循環の問題だったと考えています。
ヒトが直立した生活を営む為には、重力に逆って、心臓より上の脳に血液を送り込み、心臓より下にいった血液を心臓に迄、戻してこなくてはなりません。
脊椎動物の原形である魚はもとより、カエルやヘビ、犬、猫などは、身体本体は、地面とほぼ平行なので、血液を循環させるのに重力の問題はあっても少ないのです。
現在の循環器学は、こうした重力の問題が、心臓のポンプ力によって克服されたとしていますが、ヒトの血液循環というのは、そんな単純なメカニズムで説明できるものでない事は、様々な事実が物語っています。
例えば失神という現象を見てみましょう。
これは脳の血液が重力の作用によって一時的に途絶える事から、起こる意識レベルの低下です。
これが心臓が原因で起こる場合もありますが、そんなのはまれで、大部分のケースで、その時心臓は正常に働いています。
その為症状は一時的なものとなります。
こうした現象を見てみても、脳の血流というのは心臓の問題だけではないという事が分かるでしょう。
心臓とは別の原因で起こる失神という症状を考えると、むしろ別の原因となっているもの、そのものが失神を防いでいると考えられるのではないでしょうか。
重力によって落ちようとする血液を止める力です。
哺乳類の一員としてのヒトの心臓の構造は、他の哺乳類の構造と変わりはありません。
犬や猫などを抱きあげても失神しない事やキリンの首などの事を考えてみると、一時的に重力に逆って血液を循環させる事ができるメカニズムは、哺乳類全般に程度の差はあったとしても備わっていたと考えて良さそうです。
しかし、キリンの首にしたって、身体と平行に首の位置を戻せば、簡単に脳に血液を送り出せる訳で、キリンの頭とヒトの頭とは、重力の問題としては比較になりません。
したがって、キリンの頭に血液を送るのには、心臓の大きなポンプ力が必要だというのは、間違っていると思います。
この血液循環シリーズでは、ヒトの血液を循環させるポンプは心臓以外にも三つのポンプが考えられるという話をしました。
重力に抗して血液を循環させるには、ポンプ以外の力が必要な事は失神の現象で明らかとなっています。
それは、極めてざっくりに言えば血管を締めつけ、血管の緊張を維持する圧力(血圧)なんです。
そうした圧力のメカニズムがより洗練され、一段階向上したからこそ、立ち上がり行動できるようになったのです。
血圧というのは、血液をうまく循環させる為にあると考えると、ヒトの血圧が千差万別であり、血圧が絶えず揺れ動く事が理解できるのではないでしょうか。
血圧の薬というのも、血圧のもつ根本的な意味というのを理解して使う必要があると考えています。
頑張り屋職員紹介
ムハンマド・レザ・フィルマンシャー
| 所属 | ケアセンター朱咲 |
|---|---|
| エピソード | 昨年七月に来日しました。 来日直後は、日本語もまだ難しく分からない様子でしたが、コミュニケーションを積極的にとり、徐々に分かっていく様になりました。 利用者様とのやり取りも抜群によく、仕事面も状況を的確に判断し、積極的に取り組んでいます。 日本語での記録も日々努力を重ねています。 ケアセンター朱咲に欠かせない存在になってくれる事を期待します。 |
文芸作品

「デイサービスセンターゆめさき 」 みつえ様
リハビリコラム
【気になる円背(えんぱい)】
高齢者に多い円背ですが、その姿勢の特徴は単に「背中がまがっている」だけではありません。曲がった背中は全身に影響を及ぼします
今回は円背による転倒リスクと、進行予防の体操をご紹介します
『円背の原因』
・加齢による筋力低下
・骨粗鬆症による変形
・長年の姿勢の悪さなど
中でも多いのは加齢による筋力によるものです。年齢を重ねると筋力が落ちて背中を伸ばした姿勢を維持しづらくなり、自然と猫背になってしまいます。背中が曲がった状態が続くと背中や骨盤がゆがみ、周囲の筋肉も固まって、円背の姿勢が固定されてしまいます
『転倒との関連』
背中が丸まると体のバランスを保つために
・頭が下がる・腰が引ける・膝が曲がる
・前のめりや、すり足になりやすい
・つまずいて転びやすくなる
『おすすめのリハビリ』
※各運動は椅子に座って行う
(1)体幹筋を鍛える(骨盤運動)
椅子に浅く腰掛け、息を吐きながら背中を丸めて骨盤を後ろに倒す
吸いながら胸を張って骨盤を起こす
十回繰り返す
(2)肩甲帯の周りを鍛える
フェイスタオルの端を持ち、両手をまっすぐ上にあげる
肘を曲げながらタオルが首の後ろに無理なく曲げる。肘を伸ばし両手をゆっくり上に戻す
十回繰り返す
(3)もも裏ストレッチ
かかとは床につけ、片足を前に伸ばす
伸ばした足の太ももの上に両手を置き、前にゆっくり上体をたおして二十秒ずつキープする
『注意点』
・痛みが出ない範囲で無理せず行いましょう
(痛みがある場合は行わないでください)
・呼吸を止めずに自然な呼吸で行いましょう
・回数は多くやりすぎず、継続することが効果的です
※日常生活の中で意識的に背筋を伸ばし、継続することで円背の進行を防ぎ、姿勢を改善することができます
理学療法士 神道 志保
編集後記
春の風物詩である桜の花びらも舞い散り、名残惜しい気持ちになりますね。
五月は新緑の季節であり、気持ちも新たに切り替え、様々な事に挑戦して新年度の生活を軌道に乗せていけるようにしていきたいですね。
これからも皆様に興味・関心を持って頂ける様に頑張っていきたいと思っています。
温かく見守って頂けると幸いです。
よろしくお願いします
ケアセンター朱咲 高橋 遼